スタバやマクドナルドでプラスチックストロー禁止の理由は?代替品はある?

スタバやマクドナルドでプラスチックストロー禁止の理由は?代替品はある?

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外出先で飲み物を飲む時に、当たり前についてくるストロー。

子どもであればストローがあるおかげで、飲み物をこぼす心配も減りますし、

お化粧をしている女性であれば、口紅が容器につく心配も、口紅が落ちる心配も減りますよね。

そしてストローを使って飲むことで、歯に色素が着色するのも防げます。

そんな便利なストローですが、実はスタバでは2020年には廃止になるのです。

実際に、廃止に向けてもう至るところで動き始めています。

今回は、そんなプラスチックストローの廃止について調べてみました!

調べてみてわかった衝撃の事実とともに、

プラスチックストローがなくなった場合の代替品についてもお伝えしていきます。

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アメリカのシアトルではすでにプラスチックストローが禁止

実は、アメリカのシアトルでは、2018年7月1日以降、

プラスチックストローの使用が禁止されています。その規模は、3100箇所です。

シアトルに本社のあるスタバは率先してプラスチックストローの廃止を決断しました。

続いて、マクドナルドも廃止を決定。

スタバやマクドナルドといった世界的にネームバリューのある企業が廃止しているということで、これからの潮流になりそうです。

台湾でも禁止に!タピオカミルクティーはどうなる!?

このアメリカの動きに次いで、台湾でも同様な動きが見られます。

台湾では、2030年にプラスチックストローの全面禁止を目標に

2019年から一定規模以上飲食業者を対象に、

プラスチックストローの使用を禁止する対策がとられる予定です。

困ったのはタピオカミルクティーです。

タピオカミルクティー用のストローは、普通のストローより直径が大きい極太です。

プラスチックでないと厳しいです。

台湾政府は「スプーンで食べればいい」などと発言し、大反発を受けました。

あのモチモチプチプチを甘いミルクティーと一緒に口の中に吸い込むのがいいのに、スプーンだと飲んだときの触感が全然違ってしまいますよね。

ちまたでは「ネギで飲めないか」と試してみたツワモノもいるとか。

……ツーンとしますよね、タピオカミルクティーとの相性は…想像できないです。

プラスチックストローが禁止になった理由は海の環境問題

ではなぜこんなに便利なプラスチックストローを全面禁止にする必要があったのでしょうか?

それは、環境問題と密接していました。

わたしたちが普段何気なく使っているプラスチックストローですが、

世界では1日10億本以上のプラスチックストローが消費されているのです。

10億本・・・。桁が多すぎて想像もつきませんよね。

そんな1日に10億本以上、消費されているプラスチックストローですが、

使い終わった後はどうなると思いますか?

洗って再利用されていますか?

そんな方はなかなかいないと思います。

きっと、飲み終わった容器と一緒にゴミ箱にポイっと捨てる方が多いのではないでしょうか?

そのゴミ箱にポイっと捨てたプラスチックストローが埋立地には何年もそのままの状態で存在し

そのうちのいくつかが海に流出していきます。

世界中の海岸には約83億本ものプラスチックストローが流れ着いています。

このまま放置しておいては、海の環境が汚染され、海に住む生き物の生態を脅かすことになります。

その最悪の事態を緩和するために、プラスチックストローの使用が禁止になったのです。

プラスチックストローやフォークに苦しめられるウミガメ

このウミガメの動画をご覧ください。

これは、ウミガメの鼻の中にプラスチックストローが入り込んでしまい、救助されているところです。

長さ10cmくらいのストローが鼻の中にすっぽりと入っていて、取り出すのに苦労している様子が伺われます。

ウミガメは血を流して苦しそうにしています。

映像を見る限り、とても古そうなストローです。

長い間ウミガメは呼吸が充分にできなくて苦しかったでしょう。

こちらのウミガメの鼻に入っていたのは、ストローではなくプラスチックフォークの破片です。

これもよく使いますね。

コンビニでパスタを買うと付いてきます。

この亀たちは幸運にも助けてもらえましたが、かなりの数の亀がこのまま死んでしまったことでしょう。

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日本でも禁止になる?

アメリカや台湾で広がっているプラスチックストロー禁止の動きですが、

スターバックスもマクドナルドも、プラスチックストローの使用を禁止する考えを表しています。

では、日本でもプラスチックストローの使用が禁止されるのでしょうか?

日本にあるスターバックスは2020年までに

日本にあるマクドナルドは、2025年までにプラスチックストローの使用が禁止されます。

しかし、日本の政府からプラスチックストローの使用を禁止するような指示は出ていません。

世界の国々が禁止しているのに、一体どうしてでしょう?

それには、プラスチックゴミの処分の仕方の違いに関係がありました。

アメリカやヨーロッパでは、プラスチックゴミは、埋立地に埋める方法がとられています。

そのため、海に流出してしまう危険性もあります。

しかし、日本は焼却処分をしています。

焼いてしまうので、埋立地に埋めることもないですし、海に流れ出す危険性もありません。

以上のことから、現在のところ日本でプラスチックストローの使用は禁止されていません。

そして、今後もプラスチックストローの使用が禁止される可能性は低いと思われます。

プラスチックストローの代替品は「紙ストロー」?

今後、プラスチックストローの使用が禁止になった場合、

何で冷たい飲み物を飲めばいいのでしょうか?

プラスチックストローの代替品として、1番注目されているのが「紙ストロー」です。

紙ストローとは、名前の通り、紙でできたストローのことです。

上の写真は紙ストローです。

紙の質感が分かるでしょうか。

この紙ストローへ使用を切り替えているのが、マクドナルドです。

紙ストローのメリット

紙ストローはプラスチックを使っていないため、環境への影響は少ないです。

そしてプラスチックストローにはプリントをすることができませんが、

紙ストローにはそれができるため、お店の名前や情報をプリントすることができます。

紙ストローのデメリット・問題点

しかし、プラスチックストローに劣ってしまう点もあります。

それが、耐久性とコストです。

耐久性は昔と比較すると進化しています。

シアトルで使用されている紙ストローは、なんと一日中使っても飲み物が漏れない丈夫さです。

しかし、耐久性が進化したと言っても、紙でできているという点でみると

やはりプラスチックの方が耐久性は強いでしょう。

そして、コストはプラスチックストローの4〜10倍もかかります。

ストローのコストが4〜10倍になるということは、飲み物の価格も高くなります。

安さをウリにしているお店では痛手になるでしょう。

しかし、環境問題がこのまま深刻化すると、わたしたちの生活も脅かされかねません。

未来への投資と思って、紙ストローを使用していくのはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

なぜスターバックスやマクドナルドがプラスチックストローを廃止したか、お分かりいただけましたでしょうか?

個人的には、紙ストローというものを今まで1度も使ったことがないので

使ってみたいなという好奇心がそそられました。

紙でできているにも関わらず、1日中飲み物につけておいても大丈夫ってすごいですよね!

そして、わたしは紙の香りも好きなので、

紙ストローだとどれくらい紙の香りは残っているのかも気になる点です。

海洋汚染問題はプラスチックストローだけではありません。

ビニール袋や風船をクラゲだと思い食べてしまう事故も後を絶ちません。

普段からわたしたちが生活を送る限り、ゴミは出てしまいます。

それは仕方のないことですよね。

でも、たまにでもいいので、環境問題のことも考える余裕を持ちたいものです。

竹ストローもあります。

こちらは使い捨てではなく何度も使えるタイプです。

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