東京オリンピックが銀不足でピンチ!携帯電話から銀を取り出す!?

東京オリンピックが銀不足でピンチ!携帯電話から銀を取り出す!?

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東京オリンピックが近付いてきました。

2020年の開催に向けて様々な準備が進んでいます。

そんな中、「東京オリンピックが銀不足でピンチ」という話を耳にしました。

いったい、どういうことなのでしょう?

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なぜ東京オリンピックで銀が足りないの?

環境省と大会組織委員会の取り組みで「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」というものがあるのを聞いたことがありますか?

都市鉱山とは都市で大量に廃棄される家電製品の中に存在する資源のこと。

来たるオリンピックでは、携帯電話などの小型家電から取り出したリサイクル金属を原料としてメダルを作るというのです。

オリンピック開催都市は、通常、メダル用の金属を鉱山会社から入手してきました。

100%リサイクル原料からメダルを作るのはオリンピック史上初の試み

エコな取り組みを世界にアピールできる上、このプロジェクトを通してリサイクルのシステムが整えば、将来の産業発展につながることも期待されます。

回収開始から1年が経ち、銅は必要量の半分が集まりました。

しかし、銅よりも倍近く必要な銀はなかなか集まっておらず、現状のままでは足りなくなりそうなのだとか。

でも、どうして銀は銅の倍もの量が必要なのでしょう?

答えは金メダルにありました。

銀・銅メダルは、それぞれ主原料は銀・銅なのですが、金メダルについてはオリンピック憲章で定められた規定によると、「銀製のメダルに純金で金張り(またはメッキ)を施したもの」なのだそうです。

つまり、金メダルの主原料も銀

そのため大量の銀が必要になるわけですね。

スマホや携帯から、金銀銅メダルを!

先にも少しお話しましたが、使用済みのスマホや携帯電話・パソコンなどの小型家電は「都市鉱山」とも呼ばれています。

今回、メダルで使用する金・銀・銅の他、鉄やアルミ、レアメタルなど多くの有用な資源が含まれていて、その量は世界有数の天然鉱山に匹敵します。

天然資源に乏しい日本にも宝が眠っているのですね!

プロジェクトでは日本中からスマホや携帯などを集めます。

集められたものは、小型家電リサイクル法の認定業者の元へ。

そこで、分解・選別などの処理をした後、金属の精錬事業者が金・銀・銅の抽出。

そして、オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会によってメダルが製造されます。

スタートは各家庭からの協力。

ご家庭に使わなくなったスマホや携帯電話はありませんか?

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協力するには?どこで何を回収してくれるの?

協力するには、大きく分けて次の二通りがあります。

全国のドコモショップで回収

ドコモショップでは、使用済みの携帯電話・スマホ・タブレットに限り回収をしています。

その他のものは受け付けていないのでご注意ください。

お近くにドコモショップがあれば、気軽に行けますね。

プロジェクト参加自治体で回収

現在、多くの自治体がプロジェクトに参加しています。

携帯・スマホ・パソコン・デジカメなど回収品目や方法は各自治体によって違うので、詳しくはお近くの自治体で確認してください。

その他では、認定事業者でも宅配便・イベント・拠点などで回収を行っています。

また、業務用で使用していたものも回収対象なので、会社などで提供できる小型家電がある場合は運営事務局に問い合わせましょう。

当然ながら、回収品や中のデータは返却されません。

事前にデータ削除・初期化をしておきましょう。

危ないので、無理に破壊するのはダメですよ。

最後に

オリンピック・パラリンピックを合わせると金・銀・銅あわせて約5000個のメダルを作ることになっています。

この5000個をすべてリサイクル金属で作る試みが成功すればオリンピック史に残る快挙になるでしょう。

みんなで応援したいですね。

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