突然ですが、みなさん海遊びは好きですか?
夏になるとカンカン照りの太陽と青い海が恋しくなりますよね。夏休みは家族や友人と海遊びという方も多いのではないでしょうか。
さらに本当に海好きな方は夏だけではなく、一年中海で遊びたいという方もいると思います。
そんなみんな大好きな海ですが、そこには思わぬ危険が潜んでいます。
波にのまれて溺れてしまったり、猛毒な生き物に襲われてしまったり。
今回はそんな海遊びをするときに是非、気を付けてほしい猛毒タコ、ヒョウモンダコについて紹介していきたいと思います。
人間の命をも奪う毒量をもっているので、この記事で充分な知識をつけてから海遊びをしましょう。
ヒョウモンダコとは
ヒョウモンダコとはその名の通り、タコの仲間。
地球温暖化の影響で最近では日本各地に生息確認されているタコです。
見た目は小ぶり(10cmほど)で色鮮やか。猛毒を持っているとは思えません。
しかし唾液に猛毒があり、噛まれると命の保証はありません。
見た目も鮮やかでなんだか美しいタコなのですが、見かけても絶対に触ったりしないようにしましょう。
まれに海岸に打ち上げられている場合もありますので、お子様が面白半分で触らないように十分注意して海遊びを楽しみましょう。
ヒョウモンダコの毒の強さ
そんな猛毒を持っているヒョウモンダコですが、いったいどれほどの毒の強さか説明していきます。
ヒョウモンダコが持っている毒はテトロドトキシンという毒で、その強さは猛毒である青酸カリの約1000倍。人間の致死量はたったの1ミリグラムです。
さらにそんな猛毒、テトロドトキシンの他にハパロトキシンという毒も持ち合わせています。
このハパロトキシンは人間の命を奪うほどの毒の強さではありませんが、注意が必要です。
日本での事故例はまだ報告されていませんが、海外では死亡例もあるようなので、やはり注意が必要といえます。
ヒョウモンダコに噛まれたら!
さてそんな猛毒タコのヒョウモンダコ。実際に噛まれた場合はどうすればいいのかを説明していきます。
まずヒョウモンダコに噛まれる原因としては、手でヒョウモンダコを触ってしまったり、海中に潜んでいるヒョウモンダコに気づかずに踏んでしまったりと様々です。
人間を見つけると襲ってくるなどはしないので、ヒョウモンダコを発見した場合はすぐにその場を離れて噛まれていないか確認しましょう。
さらに、ヒョウモンダコに噛まれても痛み自体は少なく、体調が悪くなってもヒョウモンダコに噛まれたと気づかない場合もあるようです、
もし体調が悪くなった場合は、噛まれていないと思ってもすぐに病院に行くことをおすすめします。
ヒョウモンダコに人間が噛まれると、神経系の毒なので、言葉が上手く喋れなくなってしまったり、体が上手く動けなくなります。
さらに呼吸困難を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。
最悪の事態を避けるためにも、ヒョウモンダコに噛まれたと思ったら、すぐに病院に行くようにしましょう。
もし近くに病院が無い場合は近くの人を呼んで、助けを求めるようにすることが大切です。
最後に
みんなが大好きな海。
楽しい思い出を作るために海に行くのに、そこでつらい思いをしたくありませんよね。
そのためには海での危険をしっかりと学んでから海遊びをすることが大切です。
今回紹介したヒョウモンダコ以外にも海にはまだまだ危険な生き物がたくさんいます。
見たことない生き物や色鮮やかで美しい生き物には間違っても手を出さないようにしましょう。
自分の身を守れるのは自分だけとおもってこれからも素敵な海でたくさん楽しんでくださいね。