ツバメの巣があるお店は、商売繁盛するという言い伝えを聞いたことはありませんか?
わたしが小さい頃に体験した話なのですが、
住んでいたところの隣にタクシー会社がありました。
そこは、昼も夜も車が滞在して、本当にやっているのかな?と思うほどでした。
しかし、そんなタクシー会社にツバメが巣を作った途端、
急にそのタクシー会社は忙しくなり、商売繁盛したそうです。
今回は、このようなツバメの巣に関する良い言い伝えについて調べてみました!
ツバメが巣を作ると宝くじが当たる?金運・恋愛・子宝は?
ツバメが巣を作ると、そこには幸運が舞い込むと言われています。
その言い伝えは本当なのでしょうか?
実際にあったことをいくつか例を挙げてみてみましょう。
ある宝くじの販売所の軒の梁に、ツバメが巣を作ったそうです。
なんとその巣を作った年に、宝くじの2等が出たのです!
さらにそれだけには留まらず、
4年後には1等も出たんだとか!
そして、そのまた5年後には、ツバメが来た直後に購入した宝くじで1等が当選したのです!
これだけ当選した実績があると、言い伝えは本当のようですね。
また、子宝に関しても、ツバメが巣を作ると子宝に恵まれるという言い伝えがあります。
それは、妊娠できずに悩んでいる奥様が、一生懸命に雛のお世話をするツバメの姿に
癒やされて、心が穏やかになり、妊娠しやすくなるということがあります。
その他にも、ツバメが巣を作る夢をみたら結婚の前触れという言い伝えもあります。
これは実際に見るのではなく夢の話です。
ツバメが巣を作る夢を見た人は、恋愛がうまくいっていることを暗示しているため
独身のカップルなら結婚の前触れと言われているのです。
ツバメの縁起や言い伝え
これだけ良い言い伝えがあるのには、一体どんな理由があるのでしょうか?
それには、ツバメの性質が関係していました。
ツバメは渡り鳥です。
そのため、春になると日本にやってきます。
そして、ツバメ自身が子育てをしやすい環境を選び、巣を作ります。
この子育てしやすい環境というのは、風通しがよく、温度や湿度が最適な場所です。
さらに、ツバメは直感で鬼門には巣を作らないそうです。
この条件を満たし、さらにツバメが困ったときに助けてくれそうな人がいる家を好みます。
ツバメが小さいため、敵が多いです。
巣を作っても、親鳥が餌を捕りに行っている間に、
ひな鳥がカラスにいたずらをされることもあります。
その時に助けてくれそうな人なのかを、ツバメは見ているのです。
では、どうしてツバメはこんなに縁起が良いとされているのでしょうか?
昔、ツバメは益鳥(えきちょう)として、稲作のときに重宝されていました。
益鳥とは、稲作をする上で、害になる虫を食べてくれたり、受粉を手伝ってくれたりする鳥のことです。
つまり、益鳥であるツバメのおかげで、美味しいお米がたくさんできたわけです。
そうなると、たくさん売れるので、たくさんお金が舞い込んできます。
このことから、ツバメは縁起の良いものとして大事にされてきたのです。
ツバメの巣を壊すのは縁起が悪い?
これだけ縁起が良いとされているツバメですから、ツバメが作った巣も大事にしたいものですよね。
しかし、ツバメも生き物である以上、フンをします。
また虫を食料にしているので、食べ残った虫の死骸も落ちてきます。
そうすると、ツバメの巣の下辺りは、ツバメのフンと食べ残った虫の死骸でいっぱいになるのです。
新居に引っ越したばかりの時は、いくら縁起が良いと言えどもショックですよね。
もうすれなら、ツバメの巣を壊してしまおうと思うかもしれませんが、
ツバメや雛がその巣を使っている以上は、撤去すると鳥獣保護法に違反してしまうのです。
そのため、ツバメや雛がその巣を使っている以上は、共存していくしかありません。
しかし、どうしても被害が大きい場合は、各都道府県に相談してみましょう。
相談した結果、各知事の許可が得られれば、撤去することはできます。
もし、ツバメや雛が巣立った後で、巣にいない場合は、撤去しても問題ありません。
しかし、その時には、本当に巣立った後なのか十分に確認しましょう。
いつの間にか鳥の巣が!手の届かないところでもお任せ!
また、ツバメには帰省本能という力があります。
春になって日本に来た時に、同じ場所に巣を作る可能性が高いということです。
そのため、もし撤去しても、またツバメが巣を作ることも十分考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ツバメが巣を使っている時に、巣を撤去することは違法になるんですね。
これには、びっくりしました。
それほどまで、ツバメは大事に扱われているのですね。
この前、田舎に旅行に行った時にも、ツバメの巣を目にしました。
そこではツバメのフンの対策として、
梁からS字フックを巣の両側に取り付け、そこにハンガーをかけて
ハンガー2本に渡らせるように新聞紙をかけていました。
こうすることで、お掃除の手間が省けるのだそうです。
こういうように知恵をつかいながら、ツバメと共存していけたら最高ですね。