私の話で恐縮ですが、一年前くらいから鼻水が喉に溜まっている気がします。
喉がふさがるように感じて、気持ち悪くて痰のように咳で出しています。
日常生活にそれほど支障はないのですがね。
これってなんでしょう?
後鼻漏(こうびろう)の症状
後鼻漏でした。
「鼻の後ろ(奥)に漏れる」と書くのですね。
私の感覚でも、正にそんな感じです。
知っていましたか?
元々、鼻の中では毎日1リットルの鼻水が作られていているそうです。
1リットルのペットボトルを想像してください。
結構な量ですね。
なぜそんなに鼻水を生産しているのでしょう
- 鼻の穴から吸った空気を温めたり湿らせたりするため
- 吸った空気中の微生物を吸着させて、肺の中に入れないため
よく「口呼吸は病気になる。鼻呼吸をしなさい」と言われますね。
湿った鼻の中がフィルターになって、病原菌を体に入れないようにしているのですね。
この鼻水は役目を終えると、自然に唾液と混ざって飲み込まれます。
毎日1リットルの鼻水が喉に流れて行くなんて、何とも言えない気持ちになりますね。
ですから、タイトルの「鼻水が喉に降りてくる」というのは、当たり前のことだったんですね。
ただ、健康な状態なら自覚せず、自然に流れて行きます。
後鼻漏とは、この喉に垂れる鼻水のことを言います。
鼻水の量が増加し、ネバネバして喉に絡まるため、喉の違和感や閉塞感、咳や痰などの症状が出ることを、後鼻漏症といいます。
原因は、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)です。
私は子供のころからアレルギー性鼻炎なので、原因が分かりました。
後鼻漏症の主な症状
- 喉の違和感・閉塞感
- 咳や痰
- 喉の痛み
- 声が出にくい
悪化するとこのような症状が出ることもあります。
- 睡眠障害
- 扁桃腺炎
- 喘息
結構深刻ですね。
放っておかない方がいいです。
後鼻漏症の対処法
- マスク(鼻と喉を湿らせるため)
- 点鼻薬
- 鼻うがい
鼻うがいの作り方
鼻うがいは、市販でも売られていますが、簡単なので作り方を紹介します。
用意するもの
- 人肌くらいの温度の水200ml
- 塩2g
- 100円ショップで売っているドレッシング用容器
(最初は市販の鼻うがいを買って、使い終わったらその容器で作るのもいいですね)
水に塩を溶かせばできあがり。
鼻うがいのやり方
片方の鼻の穴に入れ、ゆっくりと吸い込みます。
出すときは、もう一方の鼻から、または口から出します。
絶対に飲み込まないでください。
自宅でできる対処法を紹介しました。
併せて、鼻咽喉科を受診してください。
症状に合わせた治療をしてくれます。
粘膜を焼く手術もあります。
まとめ
- 後鼻漏症は、鼻炎や蓄膿症からおきている。
- 悪化すると日常生活に支障が出る病気を併発する
- 保湿ケアが大事
- 耳鼻咽喉科を受診する
私もマスクして、耳鼻咽喉科を受診します。
この喉の奥の気持ち悪さが、早く治りますように。