お尻から足にかけてしびれて痛い!
それって坐骨神経痛かも。
30~40代にかけて増えていく病気です。
飛び上がるほどの痛みや、歩行困難になることもあります。
坐骨神経痛とは
坐骨とは、椅子に座った時に座面にあたる部分の骨です。
坐骨を抜けて足まで通っている太くて長い神経が、坐骨神経です。
坐骨神経に沿って現れる痛みやしびれが、坐骨神経痛です。
場所は、お尻・太もも・ふくらはぎ・かかと、下半身の片側です。
坐骨神経痛の原因
原因は、2つあります。
・腰椎(背骨の腰の部分)
・お尻の筋肉の低下
腰椎が原因の場合、整形外科に行くと、椎間板ヘルニアやすべり症と診断されるでしょう。
でも、どこも悪くはないと言われることもあります。
その場合、お尻の筋肉が低下していることが原因だと思われます。
運動不足による筋肉低下
「現代人は運動不足」よく聞く言葉ですね。
それこそ耳にタコができるほど聞いています。
ですから都会に住んでいる方なら、一駅歩いたり、エスカレーターを使わず階段にしたりと、日ごろから気を付けて努力している方も多いでしょう。
ただ残念ながら、お尻の筋肉に関しては、それほど効果があるとはいえません。
ストレッチも坐骨神経痛に関しては、効果が薄いといえるでしょう。
お尻の筋肉をどう鍛えるか
日ごろから、お尻の筋肉を意識して生活していますか?
自分で触ってみてください。
若い頃より脂肪がたっぷり付いているのではないでしょうか。
毎日使用している靴の裏を見てください。
外側が減っていませんか?
二つとも当てはまっていたら、要注意です。
人間の体は、意識してないと楽な方に流れて行ってしまいます。
体だけでなく心もそうですね。
立っている時、歩いている時、座っている時、気づいた時でいいです。
背筋を伸ばして重心を内側に、肛門を締めるようにお尻に力を入れてください。
毎日少し気を付けるだけで、体は変わっていきます。
1分でできる! 坐骨神経痛を治す運動
日常動作とは別に、お尻の筋肉を鍛える簡単な運動です。
ふとももの雑巾しぼり
椅子に腰かけたまま、ふとももの付け根から雑巾をしぼるように、両手でひざ近くまでさすります。
これを2~3回繰り返します。
デスクワークの合間にもできますね。
うつぶせ足上げ体操
両腕は軽く重ねて顎を乗せ、うつぶせになる。
片足をまっすぐ太ももから上げて、10秒キープする。
足を下ろし、もう一方の足を同じように10秒。
足を下ろし、その状態で肛門に力を入れて10秒。
どちらも1回1分あればできます。
できれば毎日続けてくださいね。
坐骨神経痛は治る!
今現在、ひどい痛みとしびれで、日常生活にも支障をきたしている方もいるでしょう。
上記の簡単な体操を取り入れて、お尻の筋肉を意識して生活してみましょう。
きっと自力で治すことができます。
副産物もあります。
お尻の筋肉がつけば、見た目も変わります。
体重が変わらなくても、周囲から「やせたんじゃない?」「若くなったね」と言われるでしょう。