少し前まで「トイレは汚い場所」というイメージが強かったですが
最近はトイレマットが敷いてあったり、いい香りのする芳香剤が置いてあったりと
きれいなトイレが増えてきました。
そんなトイレにスリッパは必要なのでしょうか?
今回は、そんなトイレのスリッパ事情についてお伝えします!
ちなみにわたしは、少し前までトイレにスリッパは置いていませんでした。
トイレのスリッパを置かない家が増えているらしい
実はトイレのスリッパには家の構造が関係しているのです。
まずは、そのあたりを詳しくお伝えします。
昔の家では、トイレが自分たちの住んでいる家の外にあることが主流でした。
なので、トイレに行くためには、履物を履いていかないといけませんでした。
そしてその履物を履いてトイレに入り用を足すという流れでした。
その後、家の中に和式トイレが設置されるようになりましたが、
リビングやキッチンの床と違いタイル貼りでした。
和式トイレは、床との段差がなく尿が飛び散りやすかったのです。
掃除は楽チンにできますが、裸足でその床を歩くのは汚れが気になり
さらにタイルが冷たかったので、スリッパや下駄を置いていました。
そして、現在はほとんど洋式トイレが設置されるようになり、
和式トイレに比べて尿が飛び散ることもなく、また床もタイル貼りではなくなったので
スリッパを履かなくても気にならなくなってきたのです。
この時代の流れを考えるとお分かりだと思いますが、
年代別でトイレのスリッパの有無を調査した時の結果は
年代が上がれば上がるほど、トイレにスリッパを置いている割合が高くなっているのです。
反対に年齢が下がれば下がるほど、トイレにスリッパを置いている割合は低いのです。
トイレのスリッパ、必要?不要?衛生的にどうなの?
洋式トイレになって、和式トイレに比べて汚れが飛びにくくなりましたが、
衛生的にトイレにスリッパがないのは、問題ないのでしょうか?
トイレには、人間の目では見ることができない細かい汚れがいっぱいあります。
飛び散った尿の量だけでも、男性1人で1日2,300滴も床や壁にあると言われています。
この汚れ以外にもトイレではズボンやスカートを上げ下げするので、服の繊維が落ちたり
服に付いている髪の毛やホコリが落ちたりします。
そして、トイレットペーパーを使う時にも、小さい繊維が飛び回っているのです。
この汚れは、便器の半径1メートル以内に広がっているので、
スリッパなしで便器に用を足すと、100%足の裏に付きます。
その足で家中を歩くと、トイレの菌があらゆるところに飛び散ります。
夜寝る前や、夜中にトイレに行くこともあるでしょう。
布団から出て裸足でトイレに向かう。
用を足す。
トイレから出てきてそのまま布団に入る…。
考えただけでゾッとしますね。
トイレのスリッパ、風水的にはあり?なし?
風水ではトイレは、家中を回った気が出ていく場所と考えられています。
なので、上手に出ていけるようにしないと悪い気がずっとトイレに溜まることになります。
その悪い気を上手に出してくれる役目の1つがスリッパです。
トイレは常に人がいる場所ではないので、どうしても気が冷たくなってしまいます。
気が冷たくなってしまうと、悪い気は上手に出ていってくれません。
そこで必要なのがスリッパです。
スリッパは冷たくなった気を温めてくれます。
また、置くスリッパの色を暖色系にすることによって、温かさがよりアップします。
もしトイレに悪い気が溜まってしまっても、スリッパを履くことで直接、
体の中に入ってくるのを防いでくれます。
しかし、そんな大事な役目をしてくれているスリッパが汚れていてはちゃんと力を発揮できません
トイレにスリッパを置くときは、置いて終わりではなく、
置いた後もスリッパを清潔に保つように気をつけましょう。
トイレのスリッパ、洗う?拭く?使い捨て?
では清潔を保つためには、どうしたらよいでしょうか。
トイレのスリッパはすぐに汚くなってしまいますね。
定期的にきれいにしなければ、スリッパが汚くて使わなくなる、なんてことになって本末転倒です。
トイレのスリッパを使う家庭でも、スリッパをどうしているのかは意見が分かれるところです。
だいたい3つに分かれるようですよ。
・洗えるスリッパにして、洗濯機で洗ってしまう。
・ビニール製の拭けるスリッパにして、毎日のトイレ掃除時に拭く。
・安いとスリッパにして、汚れてきたら捨てて交換する。
スリッパを洗う
洗えるスリッパにして、洗えばきれいになりますね。
でも、トイレで使ったものをそのまま洗濯機で他の衣類と一緒に洗うのは抵抗あります。
洗濯機に入れる前に、下洗いするといいですね。
スリッパを拭く
スリッパを拭ければ簡単ですね。
毎日のトイレ掃除のついでにササっと除菌すれば安心です。
子供がスリッパに粗相しても、ちょっと大きくなれば自分で拭いてもらえますね。
ただ、ビニール製はひんやりするので、冬は冷たいかもしれません。
それに素敵なデザインのスリッパを探すのも苦労するかも。
スリッパを使い捨てにする
汚れたら捨ててしまう!
エコではありませんが、面倒はありません。
100円ショップでスリッパをまとめて購入すれば簡単です。
でもどれくらいの頻度で交換するか、どのくらいの汚れで交換するか、悩みそうです。
まとめ
この記事を読んでくださったら、トイレにスリッパを置いてない人は置こうかなと思っていただけたのではないでしょうか?
それでも自分には必要ない!と思った方は、ご自宅に遊びにきてくれる友人や知人のことを思ってください。
せっかくきてくれたんだから、気持ちよく帰ってほしいですよね?
来客の方のためにもトイレにスリッパを置いてみてはいかがでしょうか?