6月29日に関東甲信地方で梅雨が明け宣言が出ました。
6月に梅雨が明けるのは、初めてだそうです。
ここしばらく雨は降っていなかったので梅雨明けは納得です。
ですが、梅雨が短いと雨がダムに充分にたまらなくて水不足になるのではないかと心配です。
それに、他の地域はどうなんでしょう?
2018年の関東梅雨明けは?
6月29日の今日、気象庁が梅雨明け宣言をしました。
1951年からの統計開始史上、最も早い梅雨明けです。
今まで、一番梅雨明けが早かったのは、2001年の7月1日でした。
一番早くて7月だったので、今年の6月29日は、初めての6月梅雨明けなんですね。
続いて、1978年の7月4日、1973年の7月5日です。
両方とも1970年代です。
かなり昔ですね。
それだけ、今年の梅雨明けが異例という事ですね。
分かりやすく表にしてみました。
年 | 月日 | |
1 | 2018年 | 6月29日 |
2 | 2001年 | 7月1日 |
3 | 1978年 | 7月4日 |
4 | 1973年 | 7月5日 |
今年の梅雨の期間は23日間になりました。
梅雨の期間も、1978年と並ぶ最短記録となりました。
各地の梅雨明けは?
関東は梅雨明けしましたが、他の地域はどうなのでしょうか?
沖縄が6月23日、奄美が6月26日に先に梅雨明けしています。
九州・四国・中国地方などはまだ梅雨明けしていませんね。
それどころか九州では、線状降水帯の影響で大雨となり、道路が冠水するほどの被害が出ています。
福岡では、1時間に約110mmの猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が発表され、避難勧告が出ている地域もあります。
この後も、30日朝までに西日本では大雨の予報で、雨量は四国で180mm、九州で150mmも降るとのことです。
北海道も、週末は大雨になるようです。
梅雨前線が北海道まで張り出し、まるで梅雨のような雨天空になります。
2018年と平年の梅雨明けの表です。
2018年 | 平年差 | 平年 | |
沖縄 | 6月23日頃 | 同じ | 6月23日頃 |
奄美 | 6月26日頃 | 3日早い | 6月29日頃 |
九州南部 | 7月14日頃 | ||
九州北部 | 7月19日頃 | ||
四国 | 7月18日頃 | ||
中国 | 7月21日頃 | ||
近畿 | 7月21日頃 | ||
東海 | 7月21日頃 | ||
関東甲信 | 6月29日頃 | 22日早い | 7月21日頃 |
北陸 | 7月24日頃 | ||
東北南部 | 7月25日頃 | ||
東北北部 | 7月28日頃 |
沖縄と奄美は、だいたい平年並みですね。
関東が突出していて、平年より22日早いです。
九州から東北まで、梅雨明けは平年並みでしたら7月中旬から後半でしょう。
梅雨明けが早いと水不足にならないの?
梅雨明けが平年より22日も早いと、夏の水不足が心配です。
今年はどうでしょう?
気象庁によりますと、ダムの貯水量は平均より低く、約89%となっています。
3か月予報も、7月の降水量は平年並みか少なく、8月・9月はほぼ平年並みという見込みです。
8月と9月は平年並みに戻るようですが、やはり水不足が心配されるようです。
取水制限にならないよう、一人一人が今から節水を心がけましょう。
梅雨明けが早いと景気が良くなる?
今年は猛暑になる?
梅雨明けが早いと、やはり猛暑になるのでしょうか?
関東では連日気温が30度を超えています。
すでに、夏本番といった様相です。
統計からみても、梅雨が早いと猛暑になりやすいようです。
猛暑で景気が良くなる?
梅雨明けが平年より早い年は、75%の確率で景気が拡張するそうです。
梅雨明けが早く夏が早く到来すればするほど、夏物の季節商品がたくさん売れます。
勿論、夏休みのレジャー関連の消費も拡大します。
暑いとプールに行きたくなりますよねー。
考えることは皆同じで、夏が暑ければ海やプール、山などに出かける人が増加します。
その関連商品(水着や日焼け止め、登山用品)が売れることになります。
エアコンや扇風機など家電の消費も増えますし、飲料水も飛ぶように売れますね。
逆に冷夏だと季節消費が落ち込みますので、景気にとってはマイナスです。
過ごしやすくて楽でいいですけどねー。
まとめ
6月の関東甲信地方の梅雨明けは、統計始まって以来の早さです。
水は不足しがちです。
猛暑になって景気が上向くかもしれませんね。
体調にはくれぐれも気を付けてください。