病気にならないための予防接種なのに、予防接種後に赤ちゃんの具合が悪くなると心配ですよね。
予防接種を受けさせたのは自分なので、辛そうな赤ちゃんの様子を見ては罪悪感に苦しんでしまうかもしれませんね。
新米ママさんだと、どうしようとパニックになってしまうかも。
でも、予防接種後に発熱するのは、それほど珍しくはないのです。
予防接種後の副反応とは?
予防接種後の体に現れる症状を、副反応といいます。
注射をした場所が腫れる、硬くなる、発熱が代表的な副反応です。
他にも、痙攣や脳症など重篤な症状も挙げられます。
これらの症状が出た場合はすぐ受診してください。
予防接種とは、毒性を弱めた病原体を体に入れることで、免疫力を獲得して、実際に病気にならないようにするものです。
弱めたとはいえ病原体を体に入れるので、体に多少負担がかかるのは仕方ないといえます。
免疫を獲得するために頑張っていると、応援してあげてください。
ですから、予防接種前は赤ちゃんの体調が万全かどうか、機嫌が良いかチェックしてくださいね。
少しでも悪そうなら、接種を見合わせてください。
病院?自宅安静?対処法は?
発熱!となるとすぐ病院に連れて行きたくなりますが、少し待ってください。
前述したとおり、赤ちゃんの体は弱めた病原体と戦っている最中です。
脱水しないように母乳やミルクを与えて、様子を見ましょう。
38度以上の高熱なら、冷やした方がいいでしょう。
冷やす場所は、わきの下や首回り・足の付け根です。
太いリンパが通っている場所なので、効率よく冷やすことができます。
おでこを冷やすのは、あまり意味がありません。
その上、ずれて口をふさいでしまう可能性もあるので注意しましょう。
タオルを巻いた保冷材などで冷やすといいです。
冷えピタを使う場合は、持続時間が短いのでこまめに変えてくださいね。
副反応なら2~3日で熱は引くはずです。
大切なのは、見守る事です。
苦しそうな赤ちゃんをじっと見守るだけは辛いですが、赤ちゃんと一緒に頑張りましょう。
元気になったら、免疫を獲得し、また少し強くなった赤ちゃんを誉めてあげてくださいね。
まとめ
予防接種を受けた後は、できるだけ安静にしてください。
予防接種会場の控室があれば、30分くらい様子見をした方がいいでしょう。
病院に受けに行く場合は、翌日が休診日にならないようにしてください。
副反応が出ても、いつでも受診できる方が安心ですからね。
副反応が出ると、予防接種をするのが怖くなってしまうかもしれません。
でも予防接種後の発熱はよくあることと思って、気にせず次回も受けましょう。
親も赤ちゃんも、経験が増えて強く大きくなっていくのですから。