昨今、世界的な観光地としてすっかり有名になった広島県、安芸の宮島。
宮島といえばもみじ饅頭や牡蠣が有名ですが、実は穴子飯も相当有名な名物だって、ご存知ですか?
穴子飯を食べるためにわざわざ他県から来る人もいるくらい、美味しい名物なのです。
最近では広島駅にも穴子飯弁当が売られていて、手軽に食べられるようになりました。
ウナギよりもお手頃価格で、でもウナギに負けないくらい美味しい穴子。
実は記念日まであるんですよ!
今回はそんな穴子にスポットを当ててみたいと思います!
穴子の日の由来
日本の記念日の一つに、「穴子の日」があります。
大阪市にあった穴子を扱う会社、株式会社グリーンフーズさんが制定したそうで、毎年7月5日とされています。目的はもちろん、穴子の普及のためです。
なぜ7月5日か、それは、「あなご」→「あ・な・ご」→「あ・7・5」ということだそうです。なんというか、「あ」は、大目に見てください。
土用の丑の日も近いですし、つらい夏に向けて穴子でパワーをつけよう!という意味も込められているようです。
穴子の旬はいつ?購入するときのポイントは
穴子の日が7月5日である理由のもう一つが、旬の時期とされます。
旬といっても穴子は年中食べることができる魚なので、特に美味しいとされる時期、といった方が良いのかもしれません。
穴子の旬は夏
穴子の旬は6月から8月の暑い時期です。
このころの穴子が1年で一番脂が少なく、あっさりとしたたんぱくな味が美味しいとされます。
7月5日に穴子の日を制定したのは、この美味しい時期に穴子を食べてほしいというグリーンフーズさんの想いもあったかもしれません。
いやいや、穴子は冬もいい!
夏が旬の穴子ですが、夏よりも冬が美味しいとする人もあります。
11月から12月ごろの穴子は脂がのっていて、ジューシーな食感が楽しめます。
本来、魚の旬とは、その魚の脂が一番載っている時期を指します。
穴子の様に一番たんぱくな時期を旬とするのは珍しいのです。
その点を考えると、冬が一番おいしい!とする意見があっても、不思議ではないですね。
どんな穴子を買うと美味しい?
店で穴子を買うときは、すでに調理してある場合が多いですね。
調理済みの穴子を買う場合は、
・実が白い
・厚みがある
・臭くない
この3点に注意して購入することをお勧めします。
もし生を購入する場合は、血が鮮やかな赤色のものを目安に選んでください。
穴子とうなぎの違い!見た目や栄養面は
穴子とウナギの違い
穴子とウナギ、よく似ていますね。
私はウナギをそんなに頻繁に食べないので、おそらく「ウナギよ」と言われて穴子を出されてもわからない自信があります!
さて、ウナギと穴子は近縁種です。どちらともウナギ目なので、似ていても不思議ではないですね。
見た目での違いは、
だそうです。生で見ることがあまりありませんが、たしかにウナギは黒いイメージがあります。
食べるとどちらも美味しいですが、生きている姿はどちらも蛇のようなので、苦手です…。
栄養のポイント!
穴子もウナギも近縁種だけあって、同じような栄養素を持っています。
まずビタミンA、目の健康に重要な栄養素として有名です。私は今PCの前に座っていて、日常的にタブレットもよく利用します。わたしにとっても大切な栄養素です。
そのほか、代謝に関わるビタミンB2、骨の健康にかかわるカルシウムなど、栄養満点です。
さらに、これらの栄養素は、夏バテにも非常に効果的です。元気、パワーのもとになり、さらに食欲減退防止の効果もあります。
「穴子の日」と「土用の丑の日」、夏本番前に穴子とウナギでパワーをつけるこの2つの記念日は、実は理にかなっているのかもしれません。
まとめ
私は脂濃い肉などが苦手なので、穴子は夏のたんぱくな味がし好に合っていると思います。主人は逆に霜降り大好き人間なので、冬の穴子が好きかも。
夏も冬も楽しめる穴子、ウナギの陰に押され気味ですが、栄養価も変わらない、お買い得なお魚です。