20歳という年齢は人生において大きな節目ですよね。
20回目の誕生日ももちろんですが、成人式も重要なイベントです。
毎年成人の日には、20歳を祝う若者たちが街を華やかな雰囲気にしてくれます。
ビシッとスーツを着こなした男性たちももちろん、振袖姿の女性も輝いて見えるでしょう。
ところで、20歳を迎えた若者たちは成人の日をどう過ごしているのでしょうか?
当然のことながら、成人の日には自治体ごとに成人式が行われます。
とはいえ、成人式への参加は義務にはなっていません。
「義務でなければ行かなくて良いのでは?」と考える人が多そうですよね。
実際のところ、成人式の出席率はどのくらいなのでしょうか?
欠席の場合に関することや、記念品についても情報をまとめてみました。
行かないと後悔する?記念品ももらえないの?
成人式は、20歳の若者にとってどのようなイベントなのでしょうか?
成人式に参加する人の多くが、“同窓会”に近い感覚を持っているようです。
高校を卒業すると、就職や進学で別の場所での新生活を始める人がたくさんいます。
その年齢がだいたい18歳なので、20歳で集まると1~2年ぶりの再会になるわけですね。
成人式の会場へ行けば、連絡先を知らない友達との再会もあるでしょう。
再会したい友達が多い人ほど、成人式には行っておいた方が良さそうです。
記念品はどんな物?後からもらえる?
そのほか気になるのが、成人式の会場で配布される記念品のことですね。
「何か記念になる物がもらえる!」と聞くと、期待が高まりますよね。
記念品の内容は自治体によって内容が異なるので、「当たりはずれがある」と言っても過言ではないようです。
では、実際にあった成人式の記念品をご紹介しましょう。
平成27年度の成人式に関するデータをもとにまとめています。
成人式の記念品まんじゅう(神奈川県平塚市)
ゆるキャラのボールペン(茨城県古河市)
チョコレート(群馬県伊勢崎市)
クッキー(栃木県小山市)
“記念品”として配布されるわりには、食べ物が多いのが意外な感じがします。
平均的には200~500円くらいの価格の物が多いようです。
成人式には参加しない人が記念品の受け取りを希望した場合には、
多くの自治体が個別の問い合わせを受け付けています。
ただ、基本的にはどの自治体でも期限を設けているので、そのような問い合わせは早めに行った方が良いでしょう。
ここ数年の成人式出席率の推移
成人式への出席率がどのくらいか、ということも気になりますね。
成人式の出席率が高い地域はどこ?
特に出席率が高いといわれているのが、千葉県浦安市の成人式です。
浦安市の成人式は、その会場がディズニーランドであるゆえに毎年話題になり注目されています。
ミッキーに自分の成人式を祝ってもらえたら、特別な思い出になりますよね。
2014年の成人式には77パーセントの人が出席していました。
東京都は成人式の出席率が50パーセントくらいで推移しているので、それと比べても割合が高いことが分かります。
浦安市と同じく高い出席率となっているのが岩手県です。
平成25年には84.2パーセントもの高い出席率だったそうです。
もしかしたら“地元愛”が強い人が多いのかもしれませんね。
ちなみに岩手県の出席率はここ10年の推移を見てもさほど大きな増減はありません。
不参加者はどんな理由で欠席してるの?
成人式を欠席する人は、どのような理由で参加を見送るのでしょうか?
具体的な欠席の例を3つ挙げてみました。
慣れない服装であることや天候の影響
成人の日はいつもと違う服装をしていることにも関係があるといえるでしょう。
成人の日に、男性はスーツ、女性は振袖を着用するのが一般的です。
男性のなかには、袴を着る人もいますね。それらを着ているとどうしても動きにくくなります。
しかも日程は1月の半ば、雪が降りやすい時期なのです。
気慣れない服装をしているうえに悪天候となると、下手にあちこち移動をすることにリスクが生じます。
仕事や学業を優先
20歳という年齢になると、すでに働いている人が多くいます。
そのため、外せない仕事を優先して成人式への参加を見送る人がいます。
そのほか受験勉強中の人だと、その多くが成人式の参加を見送っています。
受験勉強の最中であれば、式典に参加するよりも勉強に時間を費やしたいと思うのは自然なことですね。
そのほか、留学や研修で海外へ行っているために、止む無く欠席となる人もいます。
面倒だったり、気が向かなかったりした場合
実際のところ「面倒だから参加しない」という人も少なくないようです。
確かに、懐かしい友達とたくさん再会できるのであれば、思い出話に花を咲かせたいところですよね。
成人式は広い会場で行われ、自治体の代表者から挨拶があったり、成人の日を祝うムービーが上映されたりします。
それゆえに、友達とあれこれおしゃべりを出来る環境ではないのです。
同級生と会いたくない場合
過去にいじめを受けていたなどの理由で、同級生と会いたくない人もいるでしょう。
または、今現在の自分の境遇を知られたくない場合も。
まとめ
周りの大人たちにとって成人の日は、“成長を祝う日”という捉え方が一般的です。
両親はもちろんのこと、祖父母や親戚も成人のお祝いには特別な想いがあるものです。
「おばあちゃんに振袖姿を見せたら泣かれてしまった」なんて話もあるほどですよ。
友達との再会も楽しみつつ、いろんな想いを感じて特別な一日になると良いですね。