皆さんは、亜鉛についてどのくらい知っていますか?
何となく体に良さそう、カキにたくさん含まれてる…
このようなイメージを持っている方が多いかも知れません。
そのイメージは間違っていないのですが、実は亜鉛、私たちが想像する以上に大切な栄養素なのです!
亜鉛とは、ミネラルの一種で肌や髪に多く含まれています。
骨や内臓、さらにはDNAの合成にも必要で、子どもから大人まで欠かすことのできない栄養素なのです。
じゃあたくさん摂らなくちゃ!そう思うかも知れませんが、ちょっと待ってください。
亜鉛は、ただたくさん摂ればいい、というわけではありません。
亜鉛を摂りすぎると、体に大きな悪影響を与えてしまうのです。
亜鉛は摂りすぎると大変なことに?どんな症状?
亜鉛の摂りすぎには2種類あります。1つめが、「急性亜鉛中毒」というものです。
これは短時間に亜鉛を摂りすぎると起こるもので、吐き気や発熱、めまいを引き起こします。
急性亜鉛中毒になる亜鉛の量は2,000mg以上と言われています。
とはいえ、亜鉛2,000mgと言われてもピンとくる方は少ないのではないでしょうか?
そこで亜鉛が豊富と言われるカキで表すと、およそカキ1,000粒分となります!
1度にカキを1,000粒も食べる人はなかなかいませんよね。
ですから急性亜鉛中毒になる心配は基本的には必要ありません。
気をつけなければならないのが2つめの、「継続的な摂りすぎ」です。
これは、決められている日々の摂取量を、毎日少しずつオーバーしていくと起こります。
症状としては、貧血や免疫の低下、頭痛・発熱、骨粗しょう症、脱毛、味覚障害などの多くがあげられます。
亜鉛の摂りすぎは、銅や鉄分の吸収を邪魔してしまいます。
その結果上のような症状があらわれてしまうのです。
重要な栄養素なのに、摂りすぎはダメ。
では一体どのくらいの量が適切なのでしょう。
亜鉛の摂取量、上限は?
厚生労働省は、成人男性で1日10mg程度、成人女性で1日8mg程度の亜鉛の摂取をすすめています。
そして上限は成人男性で1日40mg、成人女性で1日35mg程度としています。
「日本人の食事基準」によると、日本人の平均亜鉛摂取量は1日9mg程度なので、実は半分以上の人が亜鉛不足なのです。
特に若い女性では1日平均6.5mgと少なく、亜鉛不足が問題となってきています。
ですが、摂りすぎるといろいろな問題が起こることは説明しました。
それなら、ちょっと足りていなくても摂りすぎよりは良いか、と考えますよね。
ですがそれは大きな間違いです。
はじめにも書きましたが、亜鉛は私たちの体にとって非常に大切なものなのです。
適正ならとても素晴らしい亜鉛の効果
まずは味覚を正常に保つという効果があります。
小さい頃に亜鉛の摂取量が少ないと、味覚障害になる可能性があると言われています。
白血球にも亜鉛が含まれているので、免疫力の強化やケガを治すことにも効果があります。
新陳代謝も良くしてくれます。
そして髪の毛やお肌の元になるタンパク質の働きも助けるので、良い新陳代謝とタンパク質の効率的な働きで、キレイな髪や美肌の効果につながります。
コレステロールの上昇を抑える効果もあります。
コレステロールが高まると、動脈硬化など命に関わる病気を引き起こす可能性が高まります。
脳の神経伝達物質を作る働きもあるので、うつ病の軽減にも効果があるとされています。
この神経伝達物質が、脳で神経細胞の伝達をスムーズに行わせるためです。
このように、亜鉛は適切に取ることで体にとても良い効果をもたらしてくれます。
まとめ
亜鉛は、適量を摂取しているならば本当に体に必要な栄養素ですが、摂りすぎると逆に体に悪影響を与えてしまうものであることが、おわかりいただけたでしょうか?
体を健康に保つため、亜鉛は必須の栄養素です。
その効果を最高に得るためには、日々の食事で摂取量を考えることが大切です。
また、サプリメントを活用するのも手軽に亜鉛の摂取量を計算できておススメです。
くれぐれも、摂りすぎだけにはご注意ください。
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