今年の夏の暑さは、本当に異常ですよね。
いつもならエアコンをつけずに過ごせている時間帯も
今年はずっとエアコンをつけっぱなしという方も多いのではないでしょうか？
わたしもエアコンとサーキュレーターの２台は常に稼働している状態です…。
これくらいしないと、家の中でも熱中症になってしまいそうですよね。
実は、そんな異常な暑さを受けて、
夏休みの延長が実施されていることはご存知でしょうか？
子どもたちにとったら、夏休みが長くなるなんて夢のようでしょうけど
それほどにまでなる今年の暑さって一体なんなのでしょうか？
2018年の夏は記録的な猛暑
連日のニュースで「記録的猛暑」とよく耳にしますが、
今年の夏の暑さが、一体どれくらい桁外れなのかご存知ですか？
まず、今年の夏は「統計開始以降最速の梅雨明け」から始まりました。
６月２９日に関東甲信地方で梅雨明けが発表されたのが始めです。
その後、台風７号やその後の梅雨前線により、記録的な大雨がありました。
これにより７月の降水量が例年の２〜４倍になりました。
そして、その後から猛暑が始まりましたね。
７月の最高気温は、本州のほとんどで３０度以上を記録しました。
８月の平均気温は、
栃木県・愛知県・岐阜県・広島県・山口県・福岡県・大分県・長崎県・佐賀県・熊本県の
１１県で、２８度以上を記録しました。
８月の全国の平均気温を見てもわかるとおり、この日だけ暑いわけではなく
ずっと暑い日が続いていますね。
この猛暑の影響を受け、７月中に熱中症による救急搬送人数は、54,220人でした。
ちなみにこの数字は、27,000人以上多い数字です。
暑すぎて夏休みを延長する学校も
この猛暑の影響を受け、今年初めての対策がとられました。
それは、「夏休みの延長」です。
文部科学省は、８月７日に
「子どもの健康を第一に考え、夏休みの延長や臨時休校の設定を検討するように」
と各都道府県の教育委員会に通知をしました。
この通知を受け、福岡県の川崎町の小中学校７校、
同じく福岡県の中間市の小中学校１０校で、始業式を８月２７日から９月３日に変更しました。
他にも、山口県、大分県、長崎県の６市の小中学校９０校で
始業式の週の２日〜５日間を、午前中授業に短縮しました。
プール中止・エアコン必須？学校の猛暑対策
先ほどお話したように、夏休みを延長した学校もあれば、短縮授業にした学校もある一方で
通常どおり、始業式をして、授業を再開している学校もあります。
この違いは、一体なんなのでしょうか？
それは、エアコンの設置です。
先ほどの小中学校では、
エアコンの設置が進んでいないため熱中症になってしまう危険が高いのです。
しかし、同じ福岡県でもエアコンの設置率が１００％の福岡市では、
全小中学校が予定通り、８月２７日に始業式をしています。
また、エアコンが設置されている学校でも、さらなる猛暑対策として
「プール開放の中止」がされています。
プールの開放は夏休み中の午後にされています。
１日の中で最も気温が高くなる時間帯ですね。
プールの開放が中止になった理由は２つあります。
１つ目は、プールサイドの暑さです。
プールに入っている間は冷たくて、気持ちが良いかもしれませんが
休憩のためにプールサイドに上がった途端、蒸し暑く感じたことってありませんか？
そんな蒸し暑いところで、ずっと見守っているプールの監視員や保護者の方の
健康面を考えると、中止にせざるを得ないのもわかります。
２つ目は、高い水温です。
今年の猛暑は、朝や夜も気温が下がらない日が続いています。
それにより、プールの水温が下がらず、気温と同じくらいの温度になってしまうのです。
これにより、プールの中にいても、
外にいるのと同じくらい水分補給をしないといけないのですが、
プールの中にいると、子どもたちは水分補給をしなくても大丈夫と勘違いしてしまうため
思い切って中止に踏み込んだのです。
これらの理由に加えて、登下校中にも熱中症の危険があることも挙げられています。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今年の暑さの異常っぷりと、それに伴う学校の対策についてお分かりいただけましたか？
夏休みが延長になったことにより、子どもたちは嬉しい限りだと思いますが
保護者の方は、預け先に困ったり、お昼ご飯の準備に追われたり大変ですよね。
しかし、なによりも子どもの命が第一ですもんね。
平成最後の夏は、一生記憶に残る夏になりましたね。