夏の暑いときに無性に飲みたくなるのが、ラムネではないでしょうか?
ラムネを飲み終わったときに、瓶の中にあるビー玉がカランコロンなって
風鈴のようで、涼しさを増してくれますよね。
でも、疑問に思ったことはないですか?
このビー玉、なんのために入っているの?
どうやったら出せるの?どうやって入れるの?
今回はそんな疑問をスッキリさせてもらうため、
ラムネのビー玉について徹底的に調べてきました!
この秘密を知ったら、きっと誰かに教えてあげたくなりますよ!!
ラムネのビー玉の存在意義
まずはじめに、どうしてラムネにビー玉が入っているのか?
その謎について、紐解いていきましょう!
ラムネはもともと、イギリスから始まった飲み物でした。
その当時、ラムネはコルクで栓がされていました。
しかし、このコルク栓には大きな欠点があったのです。
それは、炭酸が抜けてしまうことです!!
あちゃー!
ラムネの美味しさの醍醐味である炭酸が、抜けてしまっていたら元も子もないですよね。苦笑
実は日本にラムネが伝わったのも、このコルク栓だったときなのです。
その後、イギリスではなんとか炭酸が抜けない方法はないかと考え、
1872年にビー玉で栓をする方法が発明されたのです。
つまり、ラムネにビー玉が入っている理由は、炭酸を抜けにくくするためだったのです!
そして、コルク栓の場合は、再利用ができませんでしたが、
ビー玉の場合、取り出すことができたら、再利用することはカンタンです。
では、次はビー玉の取り出し方についてお伝えしていきます!
ラムネのビー玉の取り出し方
ラムネはガラスの瓶に入っているため、パリーンと割らないことには
中に入っているビー玉が取り出せないと思っている方も多いのですが、
実は瓶を割らずに、中のビー玉を取り出す方法が2つもあったのです!
取り出し方に深く関わってくるのが、瓶の飲み口のタイプです。
ラムネの飲み口には、実は2つのタイプがあります。
1つ目が、「ネジ式」と呼ばれているものです。
ネジ式という名前だけあって、回すとカンタンにフタを取ることができます。
日本で販売しているほとんどのラムネがこのネジ式です!
ラムネを全部飲み終えた後に、飲み口を回して、逆さに向けたら
ビー玉がコロンと落ちてきます。
めちゃくちゃカンタン!!!
2つ目が、「キャップ式」と呼ばれているものです。
これも名前だけ聞くと、カンタンに取れそうですが、実は素手では取れないのです。
なぜならネジ式と比べ物にならないくらい頑丈に飲み口にキャップが付いているからです。
でも、瓶を割る必要はありません!
栓抜きを使えば、瓶を割らずにビー玉を取り出すことができます!
瓶の飲み口についているキャップを、ビールのフタをはずすように栓抜きで取ります。
そうすると、キャップが取れるので、カンタンにビー玉が出てきます。
また、このキャップ式の場合は、瓶を50度のお湯で温めると栓抜きで取れやすいのですが、
やけどの危険があるので、もしやる場合は十分注意しましょう!
ラムネのビー玉の入れ方
ここまでで、ビー玉の取り出し方はわかりましたね?
では、ビー玉を入れることはないと思いますが、どうやって入れているかわかりますか?
昔は、瓶を胴体の部分と飲み口の部分と別々で作り、
胴体の部分にビー玉を入れてから、接続する部分に熱を加えて2つをくっつけていました。
しかし、この方法だと手間がかかってしまい、生産が追いつきませんでした。
そのため、現在のような作り方に変わりました。
現在は、口の広い瓶を作り、ビー玉を入れてから口の部分に熱を加えて
飲み口を細くしているのです。
これによって、大量に生産できるようになったのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ラムネのビー玉に対する疑問は解消できたでしょうか?
ビー玉が入っているのは、炭酸を抜けないようにするためでした。
そして、ビー玉を出す方法は、飲み口のキャップを回すか栓抜きで取るかでしたね!
ビー玉を入れる方法は、口が大きい瓶を作ってから、ビー玉を入れて、
最後に熱を加えて飲み口を小さくしていたのです。
ラムネには色々な秘密がありましたね!
最後に1つだけ!
取り出したビー玉の行方は気にしてくださいね。
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭だと、間違えて飲み込んでしまうと
大変なことになってしまうので、取り出した達成感も味わいつつ、
ビー玉の保管はしっかりお願いしますね!