2017年9月というと、小池都知事が「希望の党」を結成や、眞子様の婚約内定のニュースが世間を騒がせていました。
お忘れの方もいるかも知れませんが、実はもう1つビッグニュースがありました。
太陽フレアについてです。
実際に大きな被害が出なかったので、記憶に残っていなかったかもしれません。
ですが、当時はかなり騒がれましたよね?
停電が起きるとか通信障害が起きるとか、通信障害はここまでスマートフォンが普及した社会ですから、起こるととても混乱するだろうなぁと思った記憶があります。
結果的に大きな被害は無かったのですが、もし被害が起きていたらどうなるのでしょうか?人体に悪影響はあるのでしょうか?
いろいろと気になったので調べてみました!
太陽フレアとは
太陽フレアとは、太陽の表面で起こる爆発現象のことで、規模の小さいものは毎日のように起こっています。
フレアが発生する時に出るX線の強度によって、A・B・C・M・Xというランクに分けられていて、Xが一番強力です。
太陽フレアが発生すると、X線やガンマ線という電磁波やガスが宇宙空間に噴出されます。
また、この時一緒に放射線やエネルギー粒子も噴出されます。
それらが地球に到達すると、地球上の様々なことに影響が出てしまうのです。
太陽フレアで頭痛・めまい耳鳴りになる!?
太陽で起きる爆発、電磁波やガスの噴出、なにやら穏やかでなさそうですね。
太陽フレアが発生した時、人体への影響はどうなのでしょうか?
ネットの口コミでは、頭痛や体のだるさといった症状を訴える人もいるようです。
ですが実際には、人体への影響はゼロだと言われています。
理由は、地上に降りてくるまでに電磁波が弱まっているから、らしいのですが停電や通信障害を起こす電磁波が弱いとも思えません。
太陽フレアによる影響は、ほとんど対策が取れないので過剰なパニックを起こさせないために、多少の方便も入っているのかなというのが正直な感想です。
心配なのがペースメーカーを利用している方かと思います。もしも誤作動など起きれば一大事ですからね。
ですが安心してください。
太陽フレアの電磁波程度ではペースメーカーが誤作動することはなく、実際に誤作動の報告も無いようです。
GPSに影響や停電が起こる?
太陽フレアによる電磁波等は、地球に届く頃にはかなり弱まっています。
それは地球の大気によって遮られ、地上には到達しにくいからです。
しかし、大気のない宇宙では強力な電磁波が噴出されています。
その電磁波が人工衛星に影響を与えるとどうなるでしょうか?
2000年、日本から打ち上げられた人工衛星「あすか」が、巨大太陽フレアの影響により観測不可能に陥ってしまうという事故がありました。
これはつまり、太陽フレアにはGPSを狂わせる可能性があるということなのです。
今は世界中で、地図アプリや位置情報を使ったアプリが広がっています。
方向音痴な私はgoogl mapに助けられてばかりです。
これらの地図アプリはGPSを使っていて、それはいくつもの人工衛星が出している電波を受けて、正確な位置を計算しているのです。
ですから、人工衛星の機能が乱れると、GPSの精度が悪くなってしまうのです。
また、発生した電磁波が地上に届き送電線に侵入すると停電が起こる可能性もあるようです。
実際に1989年にはカナダで大規模な停電が起きています。
大規模停電の例は多くなく、そこまで心配するほどではないのかな、という状態です。
まとめ
太陽フレアについては、わかっていないことも多く、人体への影響や通信障害の可能性など断言されていないことが多いようです。
数年に一度、大規模な太陽フレアが発生するというニュースがありますが、過剰に不安になる必要はありません。
予想されるものは、停電や通信障害なので念のため、懐中電灯を用意しておくことや外出を控える等の準備をしておくのが良いかもしれません。
太陽フレアの悪い面ばかり書いてきましたが、1つだけ良い面もあるのです。
日本でオーロラが見られる可能性があるのです!
オーロラは磁気の乱れによって発生するので、太陽フレアの電磁波がうまく作用すれば北海道などではオーロラが見られるそうですよ。
あわせてこちらもどうぞ