目上の人に「なるほど」はなぜ失礼なの?相槌の良い言い換えはない?

目上の人に「なるほど」はなぜ失礼なの?相槌の良い言い換えはない?

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なるほど!

普段から会話の中で「なるほど」を使うシーンは生活の中で

たくさんあるのではないでしょうか?。

会社の同僚・上司、お客さん、彼氏・彼女、

旦那さん・奥さん、友人や家族。

特に、社会人ともなれば否応なしに

コミュニケーションを取る機会が多くなりますよね。

なので会社の同僚や上司、お客さんに対して「相槌」である

「なるほど」が活発に使われるケースが多いと思います。

でも、目上の人に「なるほど」を使って怒られたり、

注意をされた経験の人ももしかしたら多いはず。

どういうシーンで使うのが正解なのでしょうか?

筆者は営業職で働いていてお客さんにこの「なるほど」を

使うかどうかよく悩むことがあります。

これを機会に「なるほど」について

いろいろと調べてみたのでシェアしますね。

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「なるほど」の意味・語源、目上に使わない方がいいの?

「なるほど」はなんとなくタメ口っぽいし、上司からは

注意されるし扱いが難しいところと思いませんか?

正しい使用方法を知る前に意味や語源を探ってみます。

まず、なるほどの正式名称といったらいいのか、

漢字で書くと「成る程」と書きます。

辞書で調べると以下のような意味です。

1、他人の言葉を受け入れて、自分も同意見であることを示す。

たしかに。まことに。「成る程それはいい」

2、相手の言葉に対して、その通りであると同意する気持ちを表す。

「成る程。おっしゃる通りですね」

出典:デジタル大辞泉

1の意味も2の意味もほぼ同じと捉えていいようです。

初めて知りました。

「なるほど」を漢字で書くと「成る程」と書くことを。

ということは何かきちんとした語源があると思って

調べてみました。

では、語源は一体どんなものなのでしょうか?

「成る程」の「成る」は「実現する」「出来上がる」「成立する」ことを

表す。

「成る程」の「程」は「程度」「限度」を意味する「程」で、なるほどは

「できる限り」の意味で使われていた。

この意味での使用は「なるべく」「なるたけ(なるだけ)」に変わり、なるほどは

「いかにも」「確かに」といった、相手の言うことを肯定する言葉となった。

なるほどがこのような意味に変化したのは、「できる限り」という程度・状態は

それ以上のものがなく、「他には考えられない」「明らかである」の意味に

通じることからと考えられる

出典:© 語源由来辞典

とあります。

要するに「否定しようがない」状態のことを指すのですね。

うーん、これでは目上の人に使っていいものかどうかは

まだわからないですね。

しかし、筆者の意見ですが目上の方に対して

身分が下のこちらが「否定しようがない」とか「他には考えられない」と「評価」する

こと自体が「上から目線」と捉えかねないと個人的には思います。

また、「なるほど、でも・・」のように次に否定に入るような

前置きの言葉としても使われるケースが多いため、

特に目上の方と接する際は注意が必要です。

筆者は専門家であるお医者さんや弁護士の方を相手にすることが

多い仕事をしていますので、この辺はかなり注意が必要だと

今回調べて感じました。

専門家を相手にする職業の方は特に

こちらが「評価」したり、「否定」をすることはまずビジネスチャンスを

みすみす逃してしまうことにもなりかねません。

「なるほど」が口癖の人の印象

「なるほど。なるほど。」と「なるほど」を頻発する人はどんな風に

人から見られるのでしょうか?

少し、想像をしてみてください。

後輩に対してあなたは仕事のアドバイスを親身になってしています。

自分「Aというお客さんはこういう性格だから○×のトークを

 したほうがいいよ。あと、Bという営業先は・・」

と続けようとした時、間髪入れずに

後輩「なるほどなるほど、それでそれで?」

自分「だからBという営業先は▲□のトークが必要で・・」

後輩「なるほどなるほど・・」

「カチン」ときませんか?(笑)

後輩から「なるほど」を使われること自体少し

ピクッとします。

加えて「なるほど」を「何回」も言われると

「こいつちゃんと話を聞いているのか?」と感じますよね。

そう、印象としては

「話をちゃんと聞いてない人」「軽い人」

あるいは

「自分にしか興味がない人」

こういった印象を持たれやすいです。

本当はちゃんと話を聞いているのに

「なるほど」をたくさん使うことで「話をちゃんと聞いてない人」という印象を持たれることは、本当に勿体無いことです。

自分自身を含めて気を付けようと思う

今日この頃です。。

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「なるほど」の代わりに何て言えばいい?

では、そんな扱いが難しい「なるほど」ですが

目上の方に対して代わりに何といったら

印象が良くなるでしょうか?

この記事を復習すると

「なるほど」は・・

・語源から考えて「否定しようがない」とか「他には考えられない」と「評価」する

こと自体が「上から目線」と捉えかねない

・「なるほど、でも・・」のように次に否定に入るような

前置きの言葉としても使われるケースが多い

この2つのケースを鑑みて答えを導き出してみます。

答えは簡単です。

「おっしゃる通りです。」

「確かにその通りです。」

というワードです。

このワードであれば、目上の方を「評価」することなく

また「否定する」こともなく相手に対して

同意を示す相槌として活用することができそうです。

ただ、頻発使用は避けてくださいね(笑)

いくら「なるほど」とは違うワードでも

頻発すると「軽く」見られたりしますので・・。

最後に

いかがでしたか?

なるほどの語源や相手に与える印象、

活用方法まで説明しましたが、

目上の人には「なるほど」は極力避けた方が

お得なようです。

「言葉」を変えるだけで内容が

同じでも「相手への伝わり方」が違うのが

日本語の面白さであり難しさでもありますよね。

これは日本語に限ったことではないと

思いますが。

ぜひ、この記事を参考にして

明日から上司や目上の方の

印象を良くして仕事の成果を

どんどん出していきましょう!

にゃるほどにゃぁ

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