双子の育児は本当に大変です。
いっぺんにお世話をしなくてはならないシーンはいろいろあるので焦ってしまいがちです。
その中でもお風呂の入れ方は頭を悩ませるものの一つに入るのではないでしょうか。
夫婦そろってできれば流れ作業でどうにか済ますことができますが、
お母さん一人だけの入浴は最大の難関です。
入れ方には成長とともにいろいろと変化がありますので、どうしたら効率よくスムーズに入浴できるのか私の体験を交えてご紹介したいと思います。
月齢別・双子のお風呂の入れ方
沐浴時期
病院内で入浴させていた時とはわけが違います。
すべて設備が整っていますし、助産師さんの指導も受けられますから二人いたとしても安心した気分で入れられます。
私は退院後は自分の実家にお世話になっていたので心強かったです。
それでも赤ちゃん相手に慣れないお世話は四苦八苦の日々でした。
慌てないようにするために下準備はとても大切なのです。
順番としては
・布団を敷いておく。
・部屋を暖める。
・床にお風呂用マットを敷きその上にバスタオルを敷いてベビーバスを置く。
・座布団を二つ用意し、それぞれ一つずつ服をセットしておく。
・おむつやベビークリームなどはかごにひとまとめにして側にスタンバイしておく。
・ミルクの用意。
沐浴の場合は寝ていてくれるので一人を済ませてから二人目に取り掛かります。
私は秋の終わりに出産したので、退院するころには寒い時期になっていました。
暖かい時期なら脱衣所で沐浴も可能ですが、とにかく湯冷めだけはするまいと暖房をつけてリビングでの作業でした。
手早く拭いた後は服を着せますが、下にはポンチョをそれぞれ広げて待機します。
出産祝いで頂いたものですが、さっとくるんでミルクをあげられたのでこれは使い勝手がよかったです。
首から下にスナップボタンが付いていたので、
4,5歳くらいまでパジャマの上に寒さしのぎの肩掛けとして使えたので重宝しましたよ。
ちなみにベビーバスは大きな衣装ケースでの代替えがおすすめです。
私も必要なものである、という先入観で購入しましたが一か月も使わずして物置へ。
赤ちゃん用品はすぐに使わなくなるものが多いです。よく検討してから購入するといいでしょう。
首すわり、寝返りの時期
準備はベビーバスがなくなったので、それだけでも手間が省かれます。
沐浴時期と同じように服の準備やミルクの用意は必須です。
この時期はまだ身動きが取れないので、夕方よく眠っているのを確認してから自分が先にお風呂を済ませていました。
日中は寝室で寝ていますが、自分の入浴の時にはリビングに長座布団をそれぞれ敷いて寝かせます。
泣き声が聞こえるように脱衣所のドアも開けておいて、そ~っと入ります。
それから順番に一人ずつ入れます。ずりばいや寝返り以降は一人は脱衣所に長座布団を敷いて待機です。
メリーやおもちゃを用意しておけば難なくクリアできました。
ハイハイから捕まり立ち時期
このころ一番苦労した点です。
ハイハイができるようになるとちょっとでも目が離すことはできないのです。
幸い夏だったのでお風呂を出てからの寒さは心配ありませんでしたが、一人を待たせておくのは大きな問題でした。
浴室にマットを敷いてもお座りがまだ上手ではないと倒れてしまうのでちょっと怖いです。
やはり脱衣所に一人で待たせておく作戦をとりました。
一人がお風呂に入っているときはドアは開けっ放しです。
入ってこようとするので、ドアにつっかえ棒と一緒になっている柵をあてがい、絶えず顔を見ながら話しかけます。
うちの子はお気に入りのおもちゃを用意したり音楽をかけながらやっていればそれで遊んでいてくれました。
注意する点は脱衣所での危険です。
洗面台の下は必ず扉があり、洗剤や柔軟剤、漂白剤など洗濯用品をしまってあると思います。
簡単に開けられてしまうので、開かない工夫をしなくてはなりません。
うちもビニールテープを貼って開かないようにしておきました。
とにかく手の届かないところにしまって余計なものは置かないようにすることです。
捕まり立ちから歩ける時期
捕まり立ちができて浴槽につかまっていられるようになると、お母さんも少し楽になります。
湯船の中に二人を立たせておいて、自分の体をささっと洗ってしまいます。
中で転んでも大丈夫なようにお湯の量は少なめにしておきます。
お風呂の体験が分かるようになると、自分を先に洗って!と目で必死に訴えてきます。
どちらかをおもちゃで遊ばせて気をそらすか、二人とも出してお湯をかけながら洗うかの作業になります。
お風呂中、同時に泣いてしまったら
浴槽に入っていると、先に一人が洗っているとどうしても待たされている方はぐずり始めます。私も急ぐ、泣き始める、もう一人も連鎖で泣き始める…。
こんなことはしょっちゅうです。
そこでいつもお風呂に常駐してあるおもちゃ以外に、一つ隠し持って入り「今日は○○ちゃんが遊びに来たよ~」と言ってすかさず出します。
新しいものを買い足す必要はありません。4,5個くらい用意しておき、ローテーションで使いまわします。これで少しの時間は稼げました。
それと一番喜んでくれたのが水風船です。
100均で買えますし、カラフルなものがたくさん入っているのでしばらく使えました。
お湯が入っている手触りがいいのかやわらかくて危なくないので結構楽しんでいましたよ。
お風呂に泣かずに入るのなんて無理なので、あきらめ半分の気持ちで挑むしかないです。気をそらしつつ入れてしまいましょう。
双子ママにアドバイス
お風呂は、下準備をしっかりと、手早く、危険がないように、を心がけます。
便利なグッズもたくさん売っていますが、わたしはあまり頼らずに入れてしまいました。
バンボも賛否両論ありますし、結構高かったのでどうせすぐに使わなくなると思い使用しませんでした。
バウンサーも便利ですが脱衣所が狭い場合はかえって身動きがとれにくいので、考えるべきです。
それと何といっても冬場が一番つらい時期です。
お母さんに至っては全裸&ドア全開なので極寒の中での作業となります。髪の毛が濡れていれば吸収性のいいターバンがあるといいです。
ずっと使えるので少し高くてもいいのをおすすめします。
バスローブを使用する人もいますが洗濯して乾かないことや、今後使わないであろうと判断したので購入していないです。
そのかわりプール用のゴムが入っているバスタオルを使ってしのぎました。
まとめ
お風呂タイムは双子のお母さんにとって一つの試練です。
初めのころは子供たちとのスキンシップを大切に、なんて言っている余裕はないと思います。
それでもそんなひとときはあっという間です。
毎日辛いと感じるかもしれませんが双子ならではの苦労と割り切って乗り越えてください。
頑張らない方がうまくいく時もあるので無理しないで下さいね。