子供をもつ親なら一度は抱いたことのある疑問
「赤ちゃん連れでタクシーを利用する際、抱っこ紐のまま乗せても大丈夫?」
「確か、車に乗せるときってチャイルドシートに乗せるのが必須じゃなかったけ?」
「事前にお願いしたらつけてくれるのかしら?」
今後、旅行先などで安心してタクシーに乗れるよう、不安な部分は払拭しておきたいですよね!
タクシーにチャイルドシート義務は無い?
自家用車にはチャイルドシートは必須!
ご存知の方も多いと思いますが、
チャイルドシートの着用は、2000年に道路交通法の改正されたことによって義務化されました。
つまり、生まれた直後から車に乗って赤ちゃんが移動する場合、絶対にチャイルドシートに乗せないといけないんです。
筆者も産後、産院から帰宅する際に、普段は車などほとんど使わないにもかかわらず、
産院から自宅が遠かったがために、チャイルドシートを買いました。
チャイルドシートって結構なお値段するじゃないですか?
だいたい5〜6万が相場ですよね。
出産時って何かと買い揃えなければいけないものが多くて、この出費は大きかった…!
チャイルドシートの使用義務が免除されるケースがある
しかし!
タクシーを利用して帰ってきたら、チャイルドシートを購入する必要はなかったんですよ。
道路交通法によると「道路運送法第三条第一号に掲げる一般旅客自動車運送事業の用に供される自動車の運転者が当該事業に係る旅客である幼児を乗車させるとき」とあり、
タクシーではチャイルドシートの使用義務が免除されるケースに概要するのです。
抱っこは危険?抱っこ紐は?
タクシーに乗るときは、チャイルドシートに乗せなくてもいいことはわかりましたよね!
じゃあ、チャイルドシートに乗せなくても安全に乗る方法は?
抱っこは危険?
結論から言うと「YES」
「え?大人のひざの上に抱っこして乗っているのが一番安全じゃないの?」
と思いがちですが
なんと本当はこれが一番危険らしい!!!
筆者はこの記事を書くにあたって色々と調べるまで、この方法でタクシーを利用してました…
国土交通省によると、衝突事故など万が一の場合、一番危険なのが、抱っこしている場合なのだそう。
もし自分で座ることができるお子さん(たぶん2歳とか3歳以上かな?)なら
一人で座らせてシートベルトをさせる、
低身長で3点式のシートベルトだとまだ首などにかかって危険だなと思ったら、
真ん中の2点式シートベルトの場所に座らせるのがベストのよう!
抱っこ紐は?
まだ一人で座ることのできない赤ちゃんは、抱っこするしかありませんよね。
そういう場合は、抱っこ紐を使用して乗ったほうがよさそうです。
ただ、抱っこ紐のままタクシーに乗る際に気をつけた方がいいのが、
シートベルトの着用方法。
赤ちゃんの上からシートベルトを着用するのはNG!
急ブレーキをかけたときに、赤ちゃんが圧迫されたり押しつぶされたりしてしまうからです。
ベストな方法は、大人がシートベルトをした上で抱っこ紐をして乗ること。
さらに、万が一の危険に備えて、座る席は運転席の真後ろに座ることをオススメします。
赤ちゃん連れだと、何人乗れる?
タクシーの定員
乗用車タイプのタクシーに大人だけで乗った場合、
助手席に1名、後部座席に3人で
定員数は、運転手さんを除くと「4名」ですよね。
じゃあ、子供(赤ちゃん連れ)だとどういう計算になるんでしょう??
子供の定員人数の算出方法
子供は年齢によって定員人数の計算方法が変わります。
その計算方法はこちら
12歳未満なら、子供は1.5人分と数える。
子供3人=大人2人
0歳児の赤ちゃんでも子供1人として計算にいれます。
「大人2人と子供2人」の4人家族構成なら、まず問題なく利用可能ですよね!
「大人2人と子供3人」の5人家族構成ならどうでしょう?
子供は3人で大人2人と計算するので、この場合、
大人が4名の計算になります!
タクシーに子連れで乗る際の人数パターン
大人が2人の場合
大人2人+子供1人
大人2人+子供2人
大人2人+子供3人
大人が1人の場合
大人1人+子供1人
大人1人+子供2人
大人1人+子供3人
大人1人+子供4人
これでみていくと、
大人が2人乗車するときは、子供は最大で3人まで。
大人が1人の場合には、子供は最大で4人まで。
ということになりますね!
まとめ
今回の記事をざっとまとめるとこんな感じでしょうか。
1、タクシーを利用する際、チャイルドシートに必ずしも子供を乗せる必要はない(タクシーにはチャイルドシートをつけないといけない義務はない)
2、チャイルドシートに乗せてたほうが安全
3、抱っこで乗せるのは危険!一人で座らせてシートベルトの着用を!
4、まだ一人で座れない赤ちゃんは抱っこ紐を利用、その際は運転席の後ろへ
5、12歳未満は子供3人で大人2人分と換算される
上記を踏まえて、安全にタクシーを利用していきたいですね。