ここ数年の間に、雑誌やテレビ、街中でもパクチーや、パクチー専門店を見かける機会が増えました。
もともとパクチーは、タイの香草です。
日本でのパクチー料理といえば、パクチーサラダ、パクチー炒めのように
料理のメインで使われることが多いです。
しかし、タイでのパクチー料理は、料理のスパイスとして用いられています。
そんなパクチーに、「パクチーの日」というのがあるのはご存知ですか?
今回はパクチーの日の実態や、ブームの由来についてお伝えします!
8月9日が「パクチーの日」の由来
パ(8)く(9)の語呂合わせから、8月9日はパクチーの日になりました。
このパクチーの日には、全日本パクチー協会がメインになって、
あちこちでパクチーを愛する人たちのためのイベントが開催されています。
パクチーを愛する人のことは、パクチニスト(パクチストとも)と呼ばれ
8月9日はパクチニストに楽しんでもらおうと、
パクチー専門店では、お得にパクチーが食べられたり
普通の飲食店でも、パクチーにちなんだ料理が食べられたりします。
またパクチニストたちは、パクチーへの愛情表現として
緑のものを身に着けて食事に行ったり、集まったりするようです。
緑色の服を着たり、緑色の帽子を被ったり…
彼ら曰く、「緑が好きな人に悪い人はいない」そうです。
8月9日に緑の服を着ている人を見かけたら、その人は「パクチニスト」かもしれません。
逆を言うと、その日に緑色の服を着ていたら「パクチニスト」だと思われるかもしれません。
要注意(!?)
パクチーの日本名や別名は?
パクチーは、国や時代を経てころころ名前が変わっていたのです。
「パクチー」とはじめから言われているのが発祥の国タイです。
英語では「コリアンダー」と呼ばれ
中国では「香草(シャンツァイ)」と呼ばれています。
では、日本ではどうでしょうか?
パクチーの日本名は「コエンドロ」といいます。
コエンドロ?今では全く聞き慣れない言葉ですよね。
それもそのはず、1990年代にエスニック系の料理がブームになった頃から、
生で食べる葉を「パクチー」と呼ぶようになりました。
実はこの日本名には、別名があったのです。
その名も「カメムシソウ」。
名前からして強烈な匂いを感じますよね……!
パクチーの独特な匂いと、カメムシの匂いが似ていることから、こう呼ばれれているようです。
虫の名前が食べ物の名前になるというのは、驚きですよね。
パクチーが日本で流行した理由は?
パクチーは、もともと昔から日本で流行していたわけではありません。
第一次ブームは、1990年代にエスニック系の料理が広まった時です。
これをきっかけで食べ始めた人たちの間で、パクチーは広まりました。
しかし、当時はスーパーにパクチーが売っていることは少なく
タイ料理専門店まで行かないと買えない食材だったため、
今より身近な食材ではありませんでした。
この第一次ブームでパクチーを食べていた方々が大人になり
健康や美容に効果が高いとされているパクチーをもう一度食べ始めたのが、
現在のブームのきっかけとされています。
パクチーは高いデトックス効果があると言われています。
現代の食事は、ほとんどのものに食品添加物が含まれ、
それを食べずに手軽に食事をするのは難しいくらいですね。
ですから、それらを食べないことより、体外に出すことが大切です。
その体外に出すことに力を発揮してくれるのが、パクチーなのです。
またパクチーはビタミンも豊富で、
体の酸化を防いでくれたり、疲労回復に効果が高いのも特徴です。
まとめ
パクチー人気が出始めた頃は、パクチー好きの方が少数派でしたが
今はパクチー好きの方が多数派になっているのでは?と思うくらいすごい人気です。
一般的な料理だけでなく、パクチーのお菓子やインスタント商品も発売されていて
手軽に家でもパクチーが食べられるようになりました。
ちなみに私も、生のパクチーは苦手ですが、お菓子のパクチーは食べられます。
お菓子のパクチーと言っても、パクチー風味のものですけどね……。
↑パクチーポテチ、まあまあ美味しかったですよ。
もしパクチーがお好きな方は、これをきっかけに今年のパクチーの日にパクチニストのイベントに参加されてみてはいかがでしょうか?