室内でワンちゃんを飼っていると、暑さや寒さには常に気を遣いますよね。
ワンちゃんは、人間よりも床に近い高さで生活をしているため
人間が感じている温度と差があります。
今回はもうすぐやってくる秋や冬に備えて、寒さ対策について調べてみました。
ワンちゃんにとって、安全で快適な寒さ対策とは一体どのようなものなのでしょうか?
犬に電気毛布は危険?
結論、ワンちゃんの寒さ対策として、電気毛布を使うことは危険です。おすすめしません。
ワンちゃんにとって、電気毛布が危険な理由は2つあります。
1.電気毛布の中にある動線を噛んでしまうから
2.低温やけどをする可能性があるから
電気毛布の中にある動線を噛んでしまうから
電気毛布の中には、銅線が張り巡らされています。
また、コンセントからつながっているコードには、もちろん電気が通っています。
人間であれば、そのコードや毛布を噛むことはありませんが
犬の場合は噛む可能性が高いです。
コードや毛布を噛み進めた結果、ワンちゃんが感電してしまう可能性もありますし
噛んで電線がショートし、火花が散り、それがどこかに燃え移り
火事になってしまったこともあります。
飼い主さんが留守の時に、火事になってしまったら…。
考えただけでも恐ろしいですね。
低温やけどをする可能性があるから
低温やけどとは、長時間暖かいものに触れているとなる怪我のことです。
普通のやけどと違い、気づかない内にやけどになっていることが多いのが特徴です。
さらに、やけどの状態になっていることに気づきにくいため
気づいた時には、皮膚の深部にまで広がっていることがあります。
特にワンちゃんは、お腹の周辺に毛が少なく、その部分を下にする体勢が多いため
やけどが重症化しやすいのです。
使い捨てカイロは?
使い捨てカイロも危険です。
電気毛布同様に低音やけどの可能性もありますが、1番危険なのは
中身を食べてしまうことです。
カイロの中身は「鉄の粉」です。
一般的には、ひどい中毒症状を引き起こす心配はありませんが
大量に食べてしまうと、下痢や嘔吐を引き起こすこともあります。
下痢や嘔吐をした後には、脱水症状になりやすいです。
ただでさえ、カイロの熱で脱水状態になりやすいのに
それに加えて下痢や嘔吐をすると、症状がひどくなってしまいます。
また、カイロの袋ごと飲み込んでしまうと、最悪の場合
窒息死に至ることもあります。
死に至らなくても、食道や胃の内部に傷が付いてしまうこと可能性は高いです。
これらのことから考えて、やはり使い捨てカイロも寒さ対策としておすすめできません。
愛犬の寒さ対策にお勧めは?
愛犬の安全と寒さ対策を兼ね備えたおすすめをご紹介します。
1.エアコン
2.湯たんぽ
3.毛布
エアコン
エアコンは、火を使わない上に高いところに設置がしてあるため
寒さ対策としては、最も安全と言えます。
また、設定温度も細かく設定することができ、タイマー機能もあるため便利です。
しかし、エアコンを使うことで乾燥もしやすくなります。
空気が乾燥すると、鼻やのどの粘膜も乾燥し、ウイルスや細菌が侵入しやすくなります。
それによって体調を崩してしまうこともあるので、乾燥には注意しましょう。
湯たんぽ
電気を使わないので、感電したり火花が散る危険性はありません。
しかし、湯たんぽの中に入れるお湯の温度が高いと、やけどをする恐れがあります。
そのため、湯たんぽに入れる温度はぬるめにして、こまめに交換するようにしましょう。
またペットボトルにぬるま湯を入れて、タオルで巻くと簡易な湯たんぽも作れます。
毛布
犬は人間よりも体温が高いため、保温効果があるものが寒さ対策に向いています。
保温の面からみて1番おすすめできるのは、毛布です。
毛布を床に置いておくと、ワンちゃんが寒くなったら自分で毛布の上に乗ります。
そして、暑くなったら毛布から降ります。
このようにワンちゃん自身で調節することができるのが大きなメリットです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ワンちゃんの寒さ対策についてお分かりいただけましたでしょうか?
ワンちゃんも大切な家族の1人だからこそ
しっかりとした寒さ対策をしたいものですよね。
寒くなってくると、水分補給をする回数が減ってくることがあります。
水飲み場が寒いところにあると、余計回数が減ってきます。
そのため水飲み場の位置もなるべく温かい場所に移動をしてあげたり
ドッグフードをぬるま湯でふやかしたり、ゆでたササミを乗せてみたりして
水分を補給できるタイミングを増やすことも大切です。