皆さんは、自分の住む都道府県の「都道府県の花」・「都道府県の木」を知っていますか?
それぞれの都道府県が制定している、地域を象徴する花や木のことです。
いろいろな花・木が並ぶ中で、ちょっと特徴的なのが広島県。
なんと、県の花も木も、「もみじ」なんです。
県の花・木が同じ、ということだけでいえば、大分県の豊後梅も同様ですが、梅なら花でも木でも納得できます。
でも、もみじは私的には木です。
そこで今回は、広島県民の愛する木「もみじ」と、広島県といえば「もみじ饅頭」ということで、そのあたりについて調査しました。
広島ともみじ
広島県では美しいもみじの紅葉(こうよう)を堪能できるスポットがたくさんあります。
とくに有名なビック3が、国の特別名勝「三段峡」、国定公園「帝釈峡(たいしゃくきょう)」、そして日本三景でもあり世界遺産でもある宮島の「もみじ谷公園」です。
ありきたりな表現ですが、とにかく美しい。どのスポットも水の近くで、それがまた優雅さを感じさせてくれます。
もみじの美しさを堪能できる場所が多いことから県民ともみじはなじみ深いようで、その縁で昭和41年に県の木に認定されました。
県の花としては正式な認定ではなく、なじみ深さからきているようです。
余談ですが、宮島に行かれる際にはシカにお気を付けください。
お菓子を持っていたら、まっしぐらに襲われました…。
シカの前では飲食禁止が無難です!
もみじ饅頭ができたわけ
明治時代、宮島の和菓子職人が宮島の名物として考案したのがもみじ饅頭だそうです。
当時、「みやじまの宿 岩惣」には要人が数多く宿泊していました。その大切な客人たちに「もみじ谷の名にふさわしい手土産を」との想いで作られました。
一説には、宿泊した要人の一人である伊藤博文が、宮島のお茶屋で働いていた若い娘の手を見て「かわいらしいモミジのような手だ」とナンパ、いいえ、冗談を言ったところ、それを聞いていた旅館の女将が「これだ!」とひらめいてもみじ饅頭が完成したとか。なかなか面白いです。
明治時代には商標登録されていたもみじ饅頭ですが、現在は商標権が切れているため、さまざまな会社でもみじ饅頭は作られています。
もみじ饅頭おススメ
もみじ饅頭を食べたことがありますか?種類がとても豊富なんですよ。
迷った時のための、おススメベスト3を紹介します!
1位・生もみじ
皮にもち粉と米粉が使用された、非常にもちもちのもみじ饅頭です。あ、生ではないですよ、焼いてあります。
このもちもちが非常に癖になります。大好きです。
ちなみにこの商品は「にしき堂」さんから販売されています。もみじ饅頭では有名どころのお菓子会社さんです。
【にしき堂】生もみじ 10個入(こしあん×3個 粒あん×3個 抹茶×4個 )×2箱(計20個) 贈答に最適 元祖もみじ饅頭
最近では各社で生もみじに似た商品が出されています。
もみじ饅頭ではないですが、別のもみじ饅頭の有名どころ「やまだ屋」さんの桐葉菓(とうようか)も同じような食感で、大変美味しいです。
これらの商品は全国のデパートや、広島のアンテナショップ、ネットで入手できます。
2位・揚げもみじ
これは、残念ながら宮島でしか食べられないと思います。
もみじ饅頭を目の前で揚げてもらい、熱々にかじりつくのが非常においしい!
宮島の商店街に店が何件かあるので、歩いていれば揚げたてもみじ饅頭に出会えますよ!
私は普段、もみじ饅頭の中身はあんこ派ですが、揚げもみじに関してはチーズが好きです。
宮島で食べ歩きしてゲーセン行って寿し若で車海老たくさん食べて夜景みて好きなことが詰まった一日だった😌
宮島行ったら揚げもみじチーズ味と焼きガキは絶対食す。 pic.twitter.com/gSg29fFJNq— ふうか (@konopotatoumai) 2018年3月4日
油とチーズの相性が抜群…ただ、私の場合そのあと胸焼け確定です。
3位・もみじ饅頭・つぶあん
もみじ饅頭、最近本当に種類が多いです。チョコ、カスタード、芋あん、レモン、藻塩、大吟醸…。
いろいろ試しましたが、結局落ち着くところはつぶあんです。
粒の食感と優しい皮の甘みが非常にマッチして大好きです。
こちらの商品は非常にオーソドックスなので、全国のデパートや大きなスーパーで購入可能だと思います。ぜひぜひ。
もみじ饅頭の一工夫
もみじ饅頭茶漬け
最近、ツイッターの一部で、「もみじ饅頭茶漬け」が流行っている模様です。
作り方はいたって簡単!
カロリーすごそうですが、疲れているときにホッといっぱいがやみつきになりますよ。
ご飯に合うものTLなので、もみじ饅頭茶漬けをもう一度載っけておこう
予想よりもはるかに合いますぞ pic.twitter.com/9fCBLhmj0u— くぎょう (@kugyo_PCxDnp) 2018年2月27日
丸々もみじ饅頭一つを入れる猛者も!
もみじ饅頭といえば、やっぱりもみじ饅頭茶漬け pic.twitter.com/dbf1kROkV7
— よっしゃん (@ysmt_U) 2016年6月22日
そもそも、もみじ饅頭ではなく普通の「饅頭茶漬け」なら、由緒正しき?昔ながらの食べ方らしいです。
かの文豪、森鴎外も饅頭茶漬けを愛したという記録があります。
意外にさっぱりした味だそうですよ。
もみじ饅頭は冷凍できる!
最後におまけの食べ方を。
たくさんもみじ饅頭をいただいて食べきれない時は冷凍できます。
食べたいときに冷凍庫から出し、ホイルにくるんでグリルかオーブントースターで焼いてください。
焼きたてのようなもみじ饅頭が楽しめますよ。
まとめてたくさん買ったときに、冷凍すると重宝します。
まとめ
広島県民に愛されている(であろう)、もみじともみじ饅頭についてでした。
もみじは美しい、もみじ饅頭は美味しい。言うことなしですね。