先日、小学校高学年の子どもに付き添って眼科に行ったときのこと。
待合室にいるとき、一人で来ている中学生を見かけました。
「子どもだけで、病院に行く子もいるんだなぁ…」
ふと、「病院の付き添いって、いつまでするものだろう?」と思いました。
うちの子はまだ一人で病院に行かせたことがありません。
歯医者くらいなら、子どもだけでも大丈夫かも?と思いますが、不安もあります。
一体、何歳くらいから一人で病院に行けるのでしょうか?
あなたは、どうお考えですか?
何歳から子供を一人で病院に行かせてもいいの?
そもそも、子どもだけで病院に行くことが許されているのか、気になったので調べてみました。
法律上では、未成年だけでも受診はできるそうです。
確かに、中高生くらいが保護者同伴なしで病院に来ているのは見かけるし、それで罰せられたなんて話は聞いたことありませんよね。
私自身も、高校生のときは一人で病院に行っていたのを覚えています。
ですが、今は、未成年だけでは受診できないというケースも多くあります。
病院側から保護者同伴をお願いされているためです。
現在の医療行為はインフォームド・コンセント(説明と同意)が必須。
お医者さんは病状や治療方法をきちんと説明し、患者はそれを十分理解して自分の意志で同意しなければいけません。
いくら中高生であっても未成年だけでの受診は病院側としては困りますよね。
また、医療行為によっては保護者の同意書が必要になったり、未成年だけでは手続きが難しかったりする場合もあります。
そうすると、結局、再受診と言うことになりかねません。
みんなの意見は?
世間では様々な意見があります。
風邪など小児科や内科の受診は付き添うという人でも、歯科・眼科等であれば、早くて小学校3・4年生から一人で行かせる人もいます。
この場合、「初診だけは付き添って、2回目からは一人で」という意見もありました。
病院側としても、初診で治療方針の同意を得れば、子どもだけでの通院を受け入れるところもあるようですね。
一方では、高校生や大学生でも付き添うという人もいます。
地域によっては、車を出さないといけないところもあるので、病院まで一緒に行く人がいるのも当然かと思います。
ですが、診察室まで行くのは少数派。
待合室などで待っているという人が多いようです。
大きくなった子ども自身が、「ついてこないで」と言うようになることもあります。
中学・高校生くらいになると、恥ずかしく感じている子も。
子どもの希望から、一人で行かせるようになったケースは多いのですが、中には一人で行かせたものの、「中学生までは親と来てね」と受診を断られたという声もあります。
子供を一人で行かせるときの注意点や持ち物
まずは、その病院に問い合わせて子ども一人でも大丈夫か確認し、その際に持ち物などを聞いてみるとよいでしょう。
未成年だけで病院に行かせる場合、電話で説明や同意を求められたり、確認をされたりすることがあります。
必ず、保護者に連絡が取れるように配慮してください。
連絡がとれないせいで、受診ができない場合もあります。
また、高校生以上で、受け答えなど心配ないと思っていても、自分の小さい頃にかかった病気などは案外、説明できないものです。
そこで、既往歴やアレルギーについてのメモを用意しておくと役に立つことがあります。
母子手帳やお薬手帳を利用するのもいいですね。
最後に
調べてみると、未成年には保護者同伴をお願いしている病院がたくさんありました。
自分が子供の頃とは、事情が変わっています。
説明を受け、同意することが以前よりも重要視されているので、保護者の付き添いは中学・高校生でも必要なことが増えています。
子どもだけで行かせているという意見もありますが、なるべくなら保護者同伴で行くほうがよさそうですね。