立春大吉と鎮防火燭とは?ご利益のある貼り方!場所や期間、はがきもあるの?

立春大吉と鎮防火燭とは?ご利益のある貼り方!場所や期間、はがきもあるの?

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「立春」は“春”という文字が含まれているので、
冬の厳しい寒さが終わり、あたたかな春をイメージしてしまいますね。

しかし、実際には春が立つ、という意味で、
立春を過ぎたころから少しずつ寒さが緩み始め、徐々に春めいた暖かさが忍び入ってくる
ということなのです。

そんな「立春」の日の早朝、お寺の門に「立春大吉」と張り紙がしてあるのをご覧になったことがありませんか。

いったい何のことだろうと疑問に思われたり、“大吉”と書いてあるのだから、
なんとなくいい意味があるのかな、といった感じしか分かりませんよね。

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立春大吉とは何?

禅寺では立春の早朝に「立春大吉」という縦書きの紙を貼る習慣があります。

この文字を縦書きにしてみて、真ん中に線を引いて見てみて下さい。

するとどうでしょう。真ん中を半分にしてみると、左右対称になっていますね。

お札が意味すること

・縦書きにすると左右対称となり、厄除けや災難にあわないようにというおまじない。

・紙に書いたとき、裏側からみても“立春大吉”と読めるので縁起がよい。

ではなぜ左右対称が縁起がよいとされているのでしょうか?

それには次のような興味深い物語があります

昔、“立春大吉”というお札を貼った家に鬼が入りました。ふと後ろを振り返ると
“立春大吉”の文字が目に入ってきました。鬼はまだ中に入っていなかったのかな、と勘違いして、もう一度家に入りなおそうとして逆戻りして家から出て行きました。

という逸話です。

確かに左右対称にして裏表にしても同じように文字が読めるは面白いですね。

お札の使い方

昔は暦の上では一年の始まりは、立春だと言われていました。

そこで、立春の前日である節分に豆まきをして1年の厄を落とします。

そして新しい一年を迎える立春の日に、「今年も無事に一年間過ごせますように」という願いを込めて、「立春大吉」のお札を貼るのです。

立春大吉のお札はどこで手に入るの?自作できる?

そのような縁起のいいお札をぜひ家に貼りたいと思った方もいるでしょう。

ではどこでそのお札を手に入れることができるのでしょうか。

どこで手に入れるか?

残念ながら、どこでも手に入るわけではありません。

お札を貼るのは、禅寺の中でも「曹洞宗」という宗派のお寺に伝わる習慣です。

檀家さんに配ったりしているようですが、郵送してくれるお寺は少ないようです。

通販で取り寄せることが可能なお寺として有名なのが、出雲大社相模分祠です。

行くのは遠いし時間もないという人は問い合わせてみて下さい。

関東の出雲さん、出雲大社相模分祠でのみ正月期間限定頒布しております幸福の縁起物、立春大吉縁起をご紹介します。


立春大吉札 鎮防火燭札(一対) 門に貼る御札 厄除け 開運 火災消滅 

↑Amazonでも購入できます。

自分で書いてもいい?

立春大吉のお札は自分で手作りすることもできるのでチャレンジしてみて下さい。

むしろ自分で書いた方が、ご利益があるとも言われているんですよ。

『お札の作り方』
①真っ白い半紙や和紙を用意して、細長く切る。
②墨または筆ペンで縦に「立春大吉」と丁寧に書く。
③最後に思いを込めて自分の息をふっふっふっと3回吹きかける。

これでお札の完成です!

文字に自信がなくても、自分で作ったものは願いを込めながら書くので、パワーがありそうですね。

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いつから貼る?どこに貼る?立春大吉のお札の最適な貼り方!

いつから貼るか?

「立春大吉」のお札をいつから貼ればいいのかは諸説ありまして、
立春の朝がよいという場合や、立春から“雨水”の間に貼ればよいという説です。

立春は2020年までは2月4日が続きますが、2021年以降は2月3日という年が出てきます。

「雨水」は二十四節気の一つで、だいたい2月19日頃です。

立春から雨水までの間にお札を貼るのも問題ないと言われています。

そして一年間、翌年の立春までずっと飾ったままにできます。

次の立春を迎えたら、また新しいお札に貼り替えましょう。

どこに貼るか?

“立春大吉”のお札は玄関に貼るのが一般的です。

門や玄関は外から見て右側に貼ります。

そして目線よりも高い位置にお札を貼ります。(神様をお祀りする意味があるため)

○一般家庭での貼る場所は


・玄関や門
・家の鬼門
・子供部屋
・大切にしている部屋の入口
・神棚

家の鬼門(北東)とは鬼が出入りする方角として忌み嫌われる方角です。
南西も裏鬼門として嫌われます。

×貼るのに好ましくない場所

×
・トイレ
・キッチン
・お風呂
・洗面所

などの水回りには置かない方がいいという習わしが今も残っています。

お札を貼る場合テープで直接貼ったり、画鋲で刺して穴をあけるのはいかがなものかと思います。

ベストなのは、お札を入れる透明のケースなどを用意すると痛まずにすみますし、見た目もいいですよね。

お札を丁寧に扱う気持ちが大切だと思います。

神棚の上にお札をお供えする場合もありますが、最近の家では神棚はない、という家も多いでしょう。

そんな場合は、タンスの上や家具の上に置きましょう。

玄関に貼るのはちょっとな、と思う方もタンスの上がよさそうです。

家の中であれば目立つ心配はないですし、文字に自信のない人も安心ですね。

鎮防火燭(ちんぼうかしょく)

また、「鎮防火燭」という立春大吉と一緒に頂く機会があるお札があります。

このお札は、火災を鎮め防ぐという意味のご利益があると言われています。

ですから、火の用心として台所に貼るのも大丈夫です。

もし、同じ場所に2つのお札を貼る場合は、「立春大吉」を右側に、「鎮防火燭」を左側に貼りましょう。

立春大吉のはがきも出そう!

旧暦では一年の始まりは立春からと考えられていました。

なので「謹賀新年」と同じような意味の言葉であることが分かります。

新しく迎えた春から、何かいいことが起こりそうな縁起のいい言葉なんですね。

年賀状を出しそびれてしまったけれど、何かご挨拶したいな、と思ったことはありませんか?

春の訪れをお祝いする言葉を添えて挨拶状を送り、一緒にお祝いするのはいかがでしょう。

また、無病息災、家内安全、商売繁盛を案じて出せるはがきなので、受け取った人は、春から縁起がいいなぁと、大吉の札を引いたような気持ちになりますね。

まとめ

立春大吉の意味や、お札の貼り方などについてご紹介しました。

厄払いや、鬼除けの縁起の良いお札だということが分かりましたね。

自分で書くこともできるお札なので、興味のある方は、ぜひ一筆書いてみましょう!

自分の思いや願いを込めて書いたお札なら、効果もアップしそうな気もしますよね。

新しい一年を平穏に過ごせるように飾ってみてはいかがでしょうか。

↑かわいい!鬼猫だるま

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