ここ何十年かなじみのなかった七夕飾り。子供が幼稚園に通う頃から、急に身近になりました。
本を買って、子供と折り紙で飾りを作ったり、子供と短冊に願いを書いたり、「お母さんしてるな」と自分をほめてみたり…。
でも、楽しく遊んだ後にはお片付けが待っているんですよね。うーん、これが問題だ。
そこで今回は、七夕飾りを飾り終えた後のお片付けや、その飾りをどのくらいの期間楽しむべきか、に注目して調べてみました。
七夕の笹や短冊飾りはいつからいつまで飾るもの?
皆さんは七夕飾り、どのくらいの期間で楽しんでいますか?
正式には
正式な七夕飾りは、1夜のみ。ずいぶん短いですね。6日の夕方に飾って、7日の夕方(地域によっては朝)に片づけます。
これでいくと、7日の夜に短冊などで飾った笹を横に、スイカを食べながら天の川を観察することができませんね…。
正式はやり方は神社などにお任せするとして、私たちはどう飾ればいいのでしょうか?
現代式では
現代の七夕飾りの期間は、基本的に自由で良いと思います。
町の商店街やショッピングモールなどでも6月末ごろから七夕飾りを見ます。飾る人たちからすれば、せっかくきれいにデコレーションするのだから少しでも長く見てもらいたいですよね。
ご家庭で飾る場合も、7月に入ってから飾って、7日を過ぎて都合のいい日にしまう人が多いようですね。
昔とは違って時間に追われるライフスタイルの人が増えていますので、形式に縛られずに自由に楽しんだ方が七夕の伝統そのものが続くのではないかな、と思いました。
願い事を書いた短冊は、どうする?
正式な七夕飾りは7日の夕方に片づけてしまうとお伝えしましたが、それには理由があります。
片づけた飾りを、7日の夜に神様に届けるためです。
届ける主な方法は、『お焚き上げ』です。
飾りを神社や河原に集め、燃やして、願い事を天に昇らせることで「願いを叶える」とされています。
現在では消防法に引っかかってしまうこの行事ですが、神社や地域によっては続けていることもあるので、お近くの神社に問い合わしてみるのも一つの手です。
もしどうしても、『お焚き上げ』のできる場所が見つからなかった場合は、潔く可燃ごみに出しましょう。抵抗があるようなら短冊を新しい半紙に包むなどして、他のゴミとの差別化をおすすめします。
竹・笹の処分方法
行事が終わって七夕飾りを外した竹や笹は、正式には川に流すことが多かったようです。
川に流すのは、汚れをはらって神様に持ち帰ってもらう、また、川を天の川に見立てて流す、という意味も込められていました。しかし、現代では川に流すことは難しいですよね。
私の近所にも大きな川がありますが、おそらく七夕の時期に川に近づこうものなら、蚊の軍団に襲われてとんでもないことになりそうです…。いやいや、そういう問題ではないですね。
ある自治体では、笹や竹を川に流し、その下流でキャッチして「川流し」の行事を継続しているそうです。大変風流で素敵です。でも、結局笹や竹は手元に残ります…。どうしましょうか?
やはり『お焚き上げ』
短冊と同じく、神社によっては笹や竹も『お焚き上げ』をしてもらえます。これが一番いい方法ですよね。
ただ、竹や笹はモノが大きいためか、「短冊や飾りは良いけど、竹や笹はダメ」とする神社も多いようです。
さいごはやはり、可燃ごみ
どうにも引き取り手がなければ、やはり可燃ごみに出すしかありません。その場合は短冊の様に手軽にはいかず、小さく切り刻む必要があります。結構手間です…。
大きな竹でどん!と見栄えのする七夕飾りが理想ですが、そのあとを考えるとこじんまり、清楚な七夕飾りもありですね。
まとめ
七夕飾りの期間、その後の処分法についてまとめてみました。
我が家ではやはり、可燃ごみになりそうです…。
それにしても最近はなんでも処分が大変です。素敵な行事を残すためにも行政で一役買ってくれないかな、と、他力本願な私です。
そうえいば先日「進物の〇〇」(ローカルかな?)の店の前を通った時、張り紙に『人形供養します』と書いてありました。
企業がこのようなことに乗り出すとは画期的というか、時代だなと思いました。
もしかするとそのうち、ショッピングモールなどで「笹・竹、お焚き上げ用回収BOX」とかできないですかね?
できないですよね。
可燃ごみに…と書きましたが、子供の心のこもった大事なお願い事が書いてある短冊は1枚ずつ取ってあります。
毎年となると多くなって大変ですが、その1枚だけは子供の思い出ボックスに入れてあります。
願いが叶いますように…
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