まだまだ暑い日は続き、熱中症になってしまう人も多いのではないでしょうか?
厚生労働省のデータによると、屋外で熱中症になった患者数と、
屋内で熱中症になった患者数の割合は両方とも5割だったのです。
つまり、屋内でも屋外と同じくらい熱中症になるということです。
そんな室内でも最も暑くなると言われるのが、最上階です。
今回は3階建ての家の3階の暑さについてまとめてみました!
3階の暑さの理由は?
どうしたら、その暑さを和らげることができる?
そんな疑問にお答えしていきます。
3階建ての最上階の部屋はなぜ暑い?
どうして3階建ての最上階である3階は暑いのでしょうか?
それには、建物の材料が関係していました。
家の建て方は、木造と鉄筋コンクリートで作られる場合があります。
2階建ての家までなら、木造で作られることが多いのですが、
3階建ての家やマンションになると、ほとんど鉄筋コンクリートで作られます。
では、木造と鉄筋コンクリートでは暑さに違いはあるのでしょうか?
実は、木は熱を逃がす働きもありますが、
コンクリートは熱を吸収してためる働きがあります。
つまり、鉄筋コンクリートで建てられた家は太陽の光があたればあたるほど
どんどん暑さを吸収して、暑くなっていくのです。
太陽の光が1番あたるのは、屋根ですよね?
そして屋根の下にあるのは、最上階です。
今回で言うなら、3階のお部屋です。
太陽の光を浴びて暑くなった屋根は、熱を吸収して内側に放出します。
そのため、3階のお部屋が暑くなるのです。
わたしは現在、2階建ての家に住んでいますが、確かに1階と2階では体感温度が全く違います。
本当に同じ家かな?と思うくらいです。苦笑…
外からの暑さ対策
暑いからと言って、3階建ての家を手放すのはもったいない話です。
手放さずにすむように、なにかできる対策はないのでしょうか?
対策としては大まかに分けて2つあります。
1つが屋根に対策をする方法と、もう1つが窓に対策をする方法です。
それでは順番にご説明します!
屋根に対策をする
先ほどもお話した通り、部屋の中の暑さの原因は、屋根が太陽の光を吸収することです。
これを防ぐためにおすすめしたいのが「屋根にアルミ遮熱材を敷くこと」です。
屋根にアルミ遮熱材を敷くことで、太陽の光を反射することができます。
反射率の高いものを使用することで、反射率も高くなるので、熱を吸収しにくくなります。
しかし、このアルミ遮熱材は専門家に貼ってもらう必要があります。
さらに家が完成する前に敷かないといけないため、すでに建っている家で敷くことは難しいです。
窓に対策をする
屋根に対策をする方法は、大掛かりになってしまうため難しいのですが、
窓に対策をする方法は、専門家じゃなくてもできます。
窓は、屋根の次に太陽の光が当たる場所です。
部屋を明るくしたい方は多いと思うので、
窓を大きめにしたり、太陽に面して窓をつけたりしている方も多いのではないでしょうか?
しかし、そのせいで暑さが増している可能性もあります。
そんな時には、「グリーンカーテン」がおすすめです。
グリーンカーテンとは、窓際でつるのある植物を育てて、カーテンのようにし
太陽の光を和らげてくれるものです。
さらに、グリーンカーテンは太陽の光によって、植物の葉から水分が蒸発するので
涼しく感じることもできます。
そうは言っても、つる性の植物をカーテンのようにするには、それなりに時間がかかります。
そんな時には、すだれを窓際にかけるのもおすすめです。
すだれは特に育てる手間もなく、ホームセンターや通販で比較的簡単に手に入れることができます。
部屋の中での暑さ対策
最上階の部屋でできる暑さ対策はないのでしょうか?
暑い空気は上へ流れて、冷たい空気は下へ流れる傾向があります。
そのため2階の部屋をいくら涼しくしても、3階は2階より上にあるため
2階の冷たい空気が3階へ行くことは難しいです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
空気を移動させたい時は、扇風機やサーキュレーターを使ってみましょう!
これらを使って、意図的に3階に冷たい空気を送るのです。
扇風機やサーキュレーターを置く場所としておすすめしたいのは、
2階から3階へ行く階段です。
その階段の3階へ行く方に向けて置き、風を送り、空気を循環させましょう。
あとは、3階の方が1階と比べて風通しが良いので、
3階に窓が2つある場合は、両方の窓を開放して部屋の中に風を通しましょう。
しかし、防犯面では最上階の窓を開けっ放しにしておくことは危険なので、
3階が無人になる時は避けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
3階が暑くなるのは、屋根が太陽の光を吸収してためることが原因だったのですね!
対策も屋外のものと屋内のものと様々でしたね。
わたしはベランダでグリーンカーテンをやったことがあります。
正しくは、やっていました。
そうです、グリーンカーテンの作成に失敗してしまったのです。
つるは上手に伸びていったのですが、カーテンのように一面に伸ばすことができませんでした。
おそらく日当たりがあまりよくなかったことが原因と思われます。
カーテンのように成功はしませんでしたが、少しでも窓に緑があると
太陽の光が和らいで見えるため、それだけでも効果はあるのかなと思います!
日当たりの良い場所に窓がある方には、ぜひやってみていただきたい対策です!