毎年冬の終わりが近づくと、なんだか楽しい気持ちになります。
暖かくなって花が咲き始め、重いコートが薄くなり、ポカポカする太陽の日差しに洗濯物も乾きやすくなる、などなど。
子供たちも陽が長くなるので、ちょっと遅くまで遊べてうれしいようです。
ところが!我が家系でただ一人、花粉症の弟には、春の訪れは全くうれしくない模様。
必需品はマスク、目薬、鼻うがい、鼻炎薬…窓口業務の彼にとって花粉の季節は「毎年、本当に大変だ」と嘆いておりました。
そこで今回はそんな花粉症の人にささげる、ちょっと意外な花粉症対策を紹介します!
花粉症にワセリンが効果的って本当?
ちょっと変わった花粉症対策、実は意外なものを使用します。
ワセリンです!
ワセリンって何?
保湿アイテムとして有名なワセリン。
使用したことがある人も多いのではないでしょうか。
ワセリンには肌の内部に浸透しにくい、という性質があります。
その性質を利用して、お肌にバリアを張るように塗り、保湿・保護をするのです。
そんな便利アイテム、ワセリンですが、実は原料は石油です。
石油と聞くとなんだか肌に悪い印象も受けますが、もちろん肌に塗っても大丈夫なように加工がしてあります。
石油を高純度に精製してゼリー状にすることで、肌にとって有益なワセリンになるのです。
車や灯油ストーブの燃料と同じ原料でも、精製の純度によって用途が全く違う、面白いですね。
ちなみにもとをただせば石油も、植物が何億もの年月をかけて地球内部に堆積したものですから、ひろ~い意味では植物性…と言えるかもしれません。
ワセリンと花粉症
保湿アイテムであるワセリンがなぜ花粉症対策に利用できるのか、不思議ですよね。
実はワセリンのある成分が、花粉をひきつけやすい性質があると言われています。
そのため花粉症の影響を受けやすい部分にぬると、花粉症の症状が軽くなるのではないかとされているのです。
なんだか民間療法のような対策ですが、なんとイギリスや中国など、いくつかの国で行われた臨床実験の結果で効果ありとされ、論文として公表されたものもあるのです。
やるな、ワセリン、といった感じです。
どこにどうやって塗るの?
実際にワセリンをどう塗ればいいのか、紹介します。
目の周りや鼻の入り口
まず塗る場所は、目の周りや鼻の穴の入り口付近です。
つまり、花粉が侵入してきては困る入り口付近ですね。
綿棒を使って目の周りや鼻の入り口に塗ることで、塗ったワセリンに花粉が吸着してそれ以上奥に進めない、それによって花粉によるアレルギーを緩和するわけです。
ワセリンは保湿アイテムとして使われるものですから、少しくらい目に入っても大丈夫。
安心して使用できますね。
さらに外出から帰った時はしっかり目や鼻を洗い流し、うがいをすればより効果的です。
鼻の中に直接!
また、ワセリンを直に鼻の穴に塗ってしまう人もいるようです。
確かに鼻の入り口付近を通ることなく、鼻の中に直接侵入してきた花粉をダイレクトにキャッチするので効率はいいかもしれません。
鼻にワセリンを塗っている姿を想像すると、ちょっとおかしいですけどね。
ワセリンを塗るうえでの注意点
ぜひ試してみる価値のある「花粉症にワセリン」ですが、やはり弱点もあるようです。
化粧が落ちる
一つが、なんとワセリンが化粧落としオイルとしても使えてしまう点です。
ばっちりメイクをした目の周りにワセリンをぬると…考えただけでも恐ろしいかも。
油焼け
二つ目が、酸化です。
ワセリンを塗った部分が紫外線に当たると酸化して油焼けしやすくなります。
すると恐ろしいことに、その部分がシミやそばかすになってしまうことも。
対策は、高純度に精製された不純物が極力少ないワセリンを利用することで、油焼けを起こしにくくなるようです。
ちょっとお値段張るかもしれませんが、シミには代えられません!!
ワセリンHGは刺激が少なく、敏感肌の方もお使いいただけます。
酸処理を伴わない精製方法により、不純物を除去しています。
紫外線による劣化を受けにくく、刺激物の発生が少ないワセリンです。
花粉症が軽くなったと口コミの多い、べにふうき茶です。
まとめ
ワセリンで花粉症が緩和できる、なんて、シーズンが来たらぜひ弟にも実践してもらいたいと思いました。
それにしてもウチの家系には、本当に花粉症がいないのに、なぜ弟だけ…。同じ生活環境で育ってきたのに、ただただ気の毒です。
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