昔、誰に習うわけでもなく、公園で「だるまさんがころんだ」をして
遊んでいましたよね。
はじめて友達と遊んだ遊びが
「だるまさんがころんだ」という方もおおいのではないでしょうか?
今回は、そんな「だるまさんがころんだ」についてまとめてみました。
実は、外国にも同様な遊びがあったのです!
「だるまさんがころんだ」はどんな遊び?
「だるまさんがころんだ」の遊び方をおさらいをしていきましょう。
まず、鬼を1人決めます。
鬼になった人は、それ以外の人(子)とは離れて、背を向けて立ちます。
子は、横一列で並びます。
この時に、最後に鬼が動ける歩数を決めておきます。
その後、「はじめの一歩」と言い、子が一歩だけ鬼に近づきます。
そして、鬼が「だるまさんがころんだ」と言っている間に
子が鬼に近づきます。
しかし、鬼が「だるまさんがころんだ」を言い切り、振り返った時には
子は動きを止めないといけません。
もし、この時に動いてしまうと、鬼に名前を呼ばれ
鬼に捕まり鬼の横に行き手をつなぎます。
これを何回か繰り返し、最後まで鬼に捕まらなかった子が
鬼と捕まった子がつないだ手を触ると、一斉にスタートラインへ逃げることができます。
鬼は、子が逃げている間に「ストップ」と叫びます。
この声が聞こえたら、子は動きを止めないといけません。
そして事前に決めて置いた歩数分、鬼は動くことができます。
その歩数内でタッチされた子が、次の鬼となり交代します。
由来は?
「だるまさんがころんだ」の由来は、実ははっきりしていません。
明治時代の残っている書物には、「だるまさんがころんだ」の記載がないため
現在はこんな有名な遊びですが、歴史はそう長くないのです。
一説として有名な由来が
「子どもが1〜10まで数える時に、数字を言うより、語呂で覚えた方が言いやすい」
というものがあります。
確かに、「だ・る・ま・さ・ん・が・こ・ろ・ん・だ」は全部で10文字です。
遊びをやる中で、10まで数えることが難しい子でも遊べるようにした工夫だったのです。
昭和時代は、今のように保育園もなかったため
小さい子どもと小学生くらいの子どもが一緒に混ざって遊ぶことが多々ありました。
そのため、このような工夫が必要だったのでしょう。
この由来からわかるように
地域によっては、「だるまさんがころんだ」と言わないところもあります。
例えば、関西の方では
「坊さんが屁をこいた」と言うそうです。
だるまが転ぶことがないくらい、お坊さんがおならをすることもないと思ったのでしょうか。
面白い発想ですね。
外国にもある?
日本で有名な「だるまさんがころんだ」は、実は海外でも有名な遊びだったのです。
海外では銅像のように子が動かなくなることから
「Statues game(銅像ゲーム)」というカテゴリーに分類されているのです。
では、海外での遊び方を2つの国を挙げてみていきましょう。
・アメリカ
・イギリス
アメリカ
アメリカでは、「だるまさんがころんだ」と鬼が言う代わりに
「Green light Red light 」と言います。
Green lightは、青信号を意味しているため動くことができますが
Red lightは、赤信号を意味しているため、止まらないといけないのです。
もし止まることができなければ、鬼の横で手をつなぎます。
最後まで鬼に捕まることなく、鬼をタッチすることができれば勝者となり
鬼と交替します。
イギリス
イギリスでは「Grandmother’s Footsteps」と呼ばれています。
日本語では、「おばあちゃんの足取り」という意味です。
鬼に向かって、ゆっくり近づいていく様子が
おばあちゃんが歩くように見えたのでしょう。
日本の「だるまさんがころんだ」とは違い、特に掛け声はありません。
鬼が振り返った時に、止まるというルールです。
「だるまさんがころんだ」をする猫
猫も「だるまさんがころんだ」をします。
これは猫の狩りの仕方なんですね。
こちらの動画を観ると、それが良く分かります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「だるまさんがころんだ」についてご紹介しました。
これを読んで、昔遊んでいた懐かしい時間を思い出していただけましたか?
1〜10まで数えやすいように、語呂に変えるという工夫はすばらしいですよね。
日本の遊びにはこんな工夫があったのですね。