今、小学1年生の娘がいます。
入学してずいぶん経ち、たまにテストを持ち帰るようになりました。
テストは全て100点ですが、点数のみ書いてあるときと、点数が花丸で囲まれているときがあったので、娘に違いを聞いてみました。
すると「お直しがないと花丸をしてもらえる」だそうです。
後日、花丸の秘密を、娘の同級生のお母さんと話しているときに教えてあげました。
すると「花丸のあるテスト、少ないかも。大丈夫かな」と心配をし始めたのです。
気になってネットを見ると、100点取れない子供を心配するお母さん、どうやら少なくないようですね…。
そこで今回は、小学1年生の100点問題について、ちょっと考えてみます。
一年生で100点は当たり前ではない
ネットの掲示板で「小学1年生で100点取れないうちの子は大丈夫?」というスレをたくさん発見しました。
心配されているお母さんの気持ちもわかります。
でも返信の中には、「大丈夫」「様子を見ましょう」「うちの子もそうだったけど、医大に行っています」なんて心強い答えもたくさんありました。
娘の担任によると、基本的に小学1年生は、向上心を持たせるように点数をつけるとおっしゃっていました。
娘の答案が100点しかないのも、そのためかもしれません。
特に子供は年齢が低ければ低いほど成長に差がありますよね。
娘も一度、×のたくさんあるテストを持って帰ったことがありますが、聞いてみると、問題文の意味が分からなかったようです。
問題慣れしていないための要領の悪さです。
私が「テストの文章の読み方がわかってよかったね」と娘に伝え、娘は笑って「うん」と言いました。
「1年生=テスト100点」は、志の高い目標ではありますが、下手をすると親も子も追い詰められます。
気にしない方がいい、と、個人的に考えます。
小学一年生の学習範囲は広い!
では実際に、小学1年生はどんな学習をするのか。
入学時、子供が学校から初めてもらってきた時間割表を見て、驚いた記憶があります。
国語の時間のなんと多いこと!
1日2回、国語の時間がある日もありました。
先生に聞くと、小学生の学習では国語の読み書きの理解を中心に深めいくそうです。
たしかに算数も理科も社会も、書いてあることが理解できないと学習が難しいですね。
国語では、入学後すぐに五十音の読み書きを習います。我が子もたどたどしく一文字ずつ読んで書いていました。
そして約半年後には、なんと物語「おおきなかぶ」をすらすら音読していました。
日記のような宿題も始まり、習った文字を使って文章で出来事の表現をする学習も始まりました。
なんと学習スピードの早いこと。
同じように算数も生活(理科と社会を総合した教科)も、どんどん学習範囲が広がっていきます。
実際、ゆとり教育が終了して以降、学習内容が広く深くなり、授業時間も増えているようです。
幼稚園の延長のような考えでいると、学年が上がった時に大変かもしれませんね。
親にできることは?
勉強についていけなくなると、学校がつまらなくなってしまいます。
100点を目指すつもりはありませんが、学校に楽しく通うためにも、授業で理解できなかったことは家庭でフォローするようにしています。
基本は宿題です。
宿題をする姿を見ていると、何が苦手で何が得意かわかってきます。
娘が計算プリントの宿題をしていた時、算数の繰上がり繰り下がりを理解していないことに気づきました。
授業で説明されたそうですが、わからないまま授業が終わってしまったそうです。
解けずに宿題とにらめっこしていた時は機嫌が悪かったのですが、教科書を見ながら時間をかけて、私がヒントを出しながら解けた時は本当にうれしそうでした。
もちろん、しっかり褒めました。
また、娘の学校では計算カードを解いていく宿題もあります。
1学期の頃は、はりきってやっていましたが、苦手な繰上がり繰り下がりが出てきたころからだらだら時間がかかるように。
そこで計算カードを4つのグループに分け、
①帰宅後すぐ
②ランドセルなどを片付けた後
③おやつの後
④他の宿題の後
など、分けて解かせたところ、ストレスが軽減されたようです。
どんな方法でも「出来たら褒める」を繰り返すうちに、今では分けることなくさっさと終わらせるようになりました。
まとめ・点数よりも、勉強が楽しいと思えるように
100点をとることを目標とするよりも、勉強や学校が「楽しい」「好き」と思ってくれる方が、その後の学年でも伸びていくと、ある教育評論家が言っていました。
ただ、勉強が好きになる方法は、子供によって様々です。
子供は子供で学校の勉強、親は親で子育ての勉強。一緒に学んでいけると良いですね。