小学生の子供たちには、大人には考えられないような癖があります。
鉛筆をかじったり、消しゴムをかじったり、鼻をほじったり…
今回はその中でも、割と目にすることの多い「爪噛み」についてのお話です。
もしご自分のお子様や、身内のお子さんが爪噛みをされていたら、
今から書いてあることを頭の片隅にでも置いていただければ嬉しいです。
爪噛みはストレス?色々な原因があるかも
まずどうして子供が爪を噛んでしまうのかというと、いくつか原因は考えられますが、
大きく分けると3つあります。
1.愛情不足
2.ストレス
3.単なる癖
愛情不足
これが爪噛みの1番の原因になっていることが多いです。
子供たちは、自分のことを見てくれていないと感じると必ずなにかアピールをします。
赤ちゃんの頃は、泣いたらお母さんからおっぱいをもらうことで
その気持ちを満たしていたのですが、
小学生になるとそういうわけにはいかず、でもなんか口ざみしくて
爪を噛んでしまうのです。
鉛筆を噛んでしまうのも同じです。
ストレス
天真爛漫にはしゃぐ子供たちですが、彼らもストレスを抱えているのです。
朝早くから登校し、1日にいくつもの科目をずっと座りながら学ぶ。
それだけでも、小学校低学年の子供たちにとったら、大きなストレスだと思います。
さらに、学校では友達とケンカすることもあるでしょう。
本当はこの子と遊びたいのに、親友にこの子と遊んじゃダメと言われたから我慢しないといけない。ということもあります。
単なる癖
無意識に爪を噛んでいる場合です。
大人になっても癖ってありますよね。でも、それって”よし今からいつもの癖をしてやろう!”
と意気込んでしているわけではなく、気づくとしてしまっていますよね。
子供もそれと一緒です。
爪噛みはなぜダメなの?
子供たちは、気になったものは何でも触ってみたくなります。
なので、手にはいつも菌が付いています。それを口に入れたらどうなるかはお分かりですよね?
感染系の病気をもらってしまう可能性が高まります。
また、爪を噛み続けると深爪の原因になってしまいます。
深爪というのは、本来爪がある部分にないわけですから、
その部分に何か菌が付着して化膿することも考えられます。
そして力も入りづらくなります。
深爪をされた方なら経験はあると思うのですが、
深爪の部分を直接触れなくても、指の腹の方から圧がかかると痛いですよね?
子供の場合だと、鉛筆を力強く握って字を書くことが多いです。
その時に力が入らないとどうでしょう?
きれいな字は書けないし、さらに授業に集中できなくなってしまいます。
そのことを先生に怒られたら、学校が退屈になってしまうでしょう。
子供の爪噛みを治す方法
上に3つの原因をあげましたが、基本的には怒ることはNGです。
愛情不足の場合は、とにかくスキンシップをとることです。
忙しくて、子供と触れ合う時間が少ししか持てないという方もいらっしゃると思います。
そんな時は、子供と話すときに優しく目を見てあげてください。
子供は、自分が大切な人と目が合って、その人が優しく微笑んでくれていたら
十分心は満たされます。
これは、大人になっても言えることではないでしょうか。
あとは、自分の爪を大事に思えていない場合もあるので、
爪にお気に入りのシールを貼ってあげるのもいいと思います。
爪を見る度に、お気に入りのシールで子供のテンションも上がりますし、
それに、そのシールを貼ってくれた優しい時間も思い出します。
まとめ
とは言っても、パッとわが子を見て、また爪を噛んでいたらイラッとしてしまう気持ちもわかります。
その時は、ぜひゆっくり深呼吸をしてみてください。
自分の心の中に空気をいっぱい取り入れるようなイメージをしてみてください。
怒りの感情を持つことは悪いことではないです。それだけ、ご自分のお子様を想っている証拠です。その一生懸命な姿は、子供たちは必ず見てくれています。