友人が「この間、たけのこの刺身を食べた」と話をしてくれました。
私が「刺身って、茹でたタケノコを刺身のように切って盛り付けて、わさび醤油か何かで食べるの?」と聞くと、「茹でないよ。生だよ」との返答。
生!たけのこを生で!?大丈夫??
そこで今回は『生のたけのこ』に注目して、お刺身の謎に迫ってみようと思います。
たけのこは生でも食べられるの?
春の味覚、たけのこ。4月から5月に旬を迎え、非常に季節感を感じる、私の好きな食材の一つです。
そんなたけのこ、皆さんはどこで手に入れますか?
我が家ではありがたいことに、いただくことが多いです。
皮付きの生でいただくこともありますが、すでにゆでてあることがほとんどです。二重でありがたい。
一方、スーパーでも購入できますね。真空パックに入った茹でたけのこや、生鮮食品コーナーに生の皮つきが置いてあるのを見かけます。
また冷凍食品コーナーでは、すぐに使える「カットたけのこ」もありますね。
いろんな状態で私たちの台所にやってくるたけのこですが、私はいまだ、生で食べたことはありません。
本当に、生で食べられるのでしょうか??
答えは、「はい」です。
生の状態で食べられるようです。
ただし!やはりスーパーで売っているたけのこは、生食にはなりません。生で食べるには、なかなかレアな状況が必要のようです。
掘ってからいつまでに食べればいい?
生のタケノコを食べるためには、『鮮度』が大切です。
収穫して2、3時間以内のタケノコでないと、生では食べられないようです。
それ以上置くとえぐみ成分が増えてしまい、下茹でが必要になります。
先ほどの友人も、実はたけのこ狩りに行った時に生タケノコを食べたそうです。
掘ってすぐに皮をむいて、スライスして醤油をつけて。まさに、生のたけのこの刺身です。
友人からは「自然の中で食べるのと、めったに食べられないものだから、美味しい気がした。でも、普通に茹でたタケノコの方が好きかも」という身もふたもないコメントをいただきました。
たけのこの刺身の作り方
まさに、『生のたけのこの刺身』を味わった友人ですが、一般的な「たけのこの刺身」は生ではありません。
まず、手に入る代物ではありませんから。
一般的には、ゆでたたけのこを切って、刺身として食べます。
たけのこの茹で方
1.たけのこの皮を2、3枚剥きます。剥いでいない皮に、縦に切り込みを入れておきます。
(皮付きのまま茹でると風味が飛びにくいけど、皮付きは火が通りにくいので切り込みを入れます)
2.たけのこを、大きな鍋に入れます。
そこにたっぷりの水と、たけのこ1つにつき米ぬか一掴みを加えて火にかけます。
3.鍋が沸騰したら弱火にして、落し蓋をします。
そのまま弱火で1時間煮ます。水が無くならないように途中で補充してください。
4.1時間後、竹串を指してスッと通ったら火を止めます。
まだ固かったら、柔らかくなるまで茹でてください。
5.火を止めたら湯が冷めて水になるまでそのまま放置します。
冷めたら皮をはがしてゆでたけのこの出来上がりです。
たけのこの刺身
たけのこを茹でたので、いよいよお刺身です。
たけのこは部位によって食べ方のおすすめが違います。
お刺身にお勧めの部位は、先端です。
穂先の先端から4~5cmの部分が、お刺身にしておいしい部分です。
その部分を4~5mmの厚さにスライスして、お醤油、わさび醤油、辛子みそなど、お好きなたれで召し上がってください!
私は、わさび醤油派です。
まとめ
たけのこの刺身、色々調べて書いているうちに、食べたくなってきました。もちろん、茹でたたけのこで。…生は、ハードルが高いです。
茹でるにしろ、生にしろ、たけのこは鮮度が非常に大切です。
挑戦するなら新鮮なうちに茹でたたけのこで、えぐみの少ない、美味しいお刺身を食べてくださいね。
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