和食を作る時に、ポイントになってくるのが調味料ではないでしょうか?
調味料は食材の旨味を上手に引き出してくれるだけでなく
照りや色味などで、完成した料理をぐっと美味しくみせてくれる働きもあります。
そんな調味料の中でも、今回は「白だし」と「めんつゆ」について調べてみました。
めんつゆの代わりとして、白だしを使うことはありますが
この2つの違いをちゃんと理解できていますか?
この記事を読んで、白だしとめんつゆの違いから
本当に代用して大丈夫なのか、2つを合わせたらどうなるのか
という疑問を解決していきます!
白だしとめんつゆの違い
白だしとめんつゆの違いは、使われている醤油の種類です。
白だしは、だし汁に白醤油や薄口醤油を加えてできた調味料です。
それに対して、めんつゆは、だし汁に濃口醤油を加えてできた調味料です。
どちらも、だし汁に醤油を加えてできた調味料なのですが
その醤油の色が薄いものが白だしで、濃いものがめんつゆだったのです。
そのため、食材の色を活かした料理をする場合には白だしの方が向いています。
例えば、煮物や卵料理に最適です。
一方めんつゆは、食材にしっかり色味をつけたい時に向いています。
例えば、煮玉子や漬物です。
ここまでで色味の違いについてお話ししてきましたが、実はもう1つ違いがあります。
それは、塩分です。
白醤油や薄口醤油は、見た目の色は薄いのですが、塩分濃度が高いのです。
反対に、濃口醤油は塩分濃度が低いのです。
そのため、減塩をしている方であれば、めんつゆを使う方がおすすめです。
白だしとめんつゆは代用できる?
結論から先にお話しすると、白だしとめんつゆは代用できます。
なぜなら、使っている醤油の種類は違うにしても
それ以外の原材料はほとんど同じだからです。
では、それぞれの代用方法を見ていきましょう!
1.白だしをめんつゆで代用する方法
2.めんつゆを白だしで代用する方法
白だしをめんつゆで代用する方法
白だしがない時に、めんつゆで白だしを作る方法です。
めんつゆ、塩、粉末だしを合わせて鍋に入れ、ひと煮立ちさせます。
もし、甘みが必要であれば、そこにみりんや砂糖を加えます。
めんつゆを白だしで代用する方法
めんつゆがない時に、白だしでめんつゆを作る方法です。
白だし、水、みりん、醤油を合わせて鍋に入れ、ひと煮立ちさせます。
もし、数日間保存をしたい場合は、そこに数滴のお酢を加えます。
白だしとめんつゆを混ぜると?
今までで、白だしとめんつゆの違いや、それぞれの代用方法をお話ししてきましたが
反対にこの2つを混ぜるとどうなるのでしょうか?
実は、美味しいうどんのおつゆになります。
しかし、単純に同じ量の白だしとめんつゆを合わせてはいけません。
なぜなら、白だしに含まれている塩分が強すぎるため
塩辛いおつゆになってしまうからです。
そのため、めんつゆベースのおつゆに
白だしを隠し味程度に入れるのがおすすめです。
もし、ベースにするほど、めんつゆが残っていない場合は
白だしにみりんや醤油を加えて味を調整してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、白だしとめんつゆについてご紹介しました!
今回の内容を簡単におさらいすると…
・白だしとめんつゆの違いは「使っている醤油」と「塩分」の2つ。
・めんつゆで白だしを作ることはできる。
「めんつゆ+塩+粉末だし」
・白だしでめんつゆを作ることもできる。
「白だし+水+みりん+醤油」
・白だしとめんつゆを合わせると、美味しいうどんのおつゆができる。
これで、もう「白だしがない!」「めんつゆがない!」
「白だしとめんつゆのどっちを使ったらいいの?」とならずにすみますね。