窓ガラスはいつから日本で使われてるの?ガラスのない時代はどうしてたの?

窓ガラスはいつから日本で使われてるの?ガラスのない時代はどうしてたの?

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今ではどの家庭にも普通に使われている窓ガラスですが、
お侍さんの時代を想像すると、家に窓ガラスを使っているイメージはないですよね?

一体いつから窓ガラスを家に使うようになったのかご存知ですか?

今回はそんな今では普通にある窓ガラスについて調べてみました!

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日本に窓ガラスが伝わったのはいつ?

日本の建物にガラスが使われるようになったのは、江戸時代の終わりの頃です。

しかし、その時はまだ窓ガラスを作る技術がなかったので、

大名や富豪などのお金に余裕がある一部の人の間でした使われていませんでした。

結果、庶民の家に窓ガラスが使われることはまだありませんでした。

ちなみに日本で1番最初に窓ガラスを使った建物は、
1755年に長崎の出島にあるオランダ商館です。

では、庶民の家に窓ガラスが使われるようになったのはいつごろでしょうか?
それは、大正時代です。

江戸時代を経て、明治維新で、西洋の文化を多く取り入れた時に、窓ガラスの製造方法も広まり
迎賓館や公共の建物で使われるようになりました。
しかし、まだ庶民には手が出せないほど高価なものだったのです。

それが、大正時代に入り関東大震災の復興の時に、
障子にも窓ガラスが使えるようになり、窓ガラスの頑丈さも相まって一気に広まっていったのです。

ヨーロッパでは?

ヨーロッパの中でも1番最初に窓ガラスを使ったのは、エジプトでした。

実は、エジプトでは、中世から窓ガラスが使われ始めていたのです。

当時、エジプトはローマ領だったので、ガラスのことをローマングラスと呼んでいたそうです。

しかし、ローマングラスは一般の家庭で使われているものとは少し違い、
ステンドグラスとして広まっていたのです。

教会の窓でよく目にしますよね?

色味が入ったガラスで、光を通すとキレイに輝いてくれますね。

このステンドグラスの技術がまず、ドイツやフランスのヨーロッパに広まっていったのです。

ヨーロッパで一般の家庭に広まっていったのは、ルネッサンス時代に入ってからでした。

どうして一般の家庭に広まったのかというと、実はそこには気温が関係していたのです。

ヨーロッパは緯度が高いため、気温が日本に比べて寒いところが多いです。

そのため、家に求めるものはほとんどの家庭が「温かさ」でした。

実は、家で熱が逃げる場所は、壁でも屋根でもなく窓なんです!

そのため、なんとか窓から熱を逃さない方法として、窓ガラスが広まったのです。

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窓ガラスが無い時代の窓はどうなっていたの?

日本で窓ガラスが広まる前までは、障子が窓ガラスの代わりでした。

障子1枚で家の外と中を区切っていたので、雨が降った時には障子が濡れることもありました。

障子が濡れても破れなかったのが、すごいですよね。

窓ガラスは熱を遮断してくれますが、障子はその力は少ないです。

そのため家の中で火を起こして温まっていたのです。

しかし、障子は風通しがよかったのです。

なので、夏の暑い日でも涼しい風が吹くと、そよそよと家の中に涼しい風が流れていたそうです。

また、日本には四季があります。

障子で区切るおかげで、香りや音で四季を感じることができたのです。

春になると桜の香りがしたり
夏になるとセミの声を聞いたり
秋になると落ち葉のころころした音を聞いたり
冬になると雪の冷たさを感じたりといった具合です。

それはそれで、風情がありますよね。

また、直射日光を和らげてくれたり

空気を清浄化してくれたり

湿気を調節してくれたり・・・と他にもメリットはたくさんあります。

中でも、窓ガラスは重くガラスなので子どもにとったら危険なものですが、
障子はとても軽く、和紙でできているので子どもにとっても安全です!

障子で区切るのもいいかもしれないですね。

ただ、夏の暑い日や冬の寒いは、窓ガラスの方が絶対いいですよね!笑

まとめ

いかがでしたでしょうか?

窓ガラスの歴史については、お分かりいただけたでしょうか?

お侍さんの後から、窓ガラスが広まっていったのですね!

そして窓ガラスよりも先にステンドグラスができていたのが驚きでした!

そんな中、わたしは少しずつ障子の魅力に引き込まれ始めています。

でも快適に過ごすためには、窓ガラスはなくてはならないものですよね!

きっとその中間にあたるのが、網戸なんでしょう!

現代の技術は素晴らしいですね!

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