土用は夏が有名ですが、春夏秋冬あります。
ですから秋にも土用があるんです。
秋は夏の暑さが弱まり、冬の寒さもまだやって来ない、とても過ごしやすい季節ですね。
美味しい食べ物もたくさんあるし、祝日も多いので旅行にも行きたくなります。
そんな秋土用ですが、どんな風に過ごしたら平穏無事に日々が送れるのでしょうか?
2022年の秋土用と間日はいつ?
2022年の秋土用は、10月20日(木)~11月6日(日)です。
秋土用は季節の変わり目です。
土用期間の翌日11月7日に立冬が来ます。
秋土用が明けたら、いよいよ冬の始まりです。
こちらは今年の土用を表にまとめたものです。
季節 | 期間 | 間日 | 丑の日 |
---|---|---|---|
冬土用 | 1/18~2/3 | 1/24 (寅))・1/25 (卯)・1/27 (巳) | 1/23 |
春土用 | 4/16~5/4 | 4/20 (巳)・4/21 (午)・4/24 (酉)・5/02 (巳)・5/03 (午) | 4/16・4/28 |
夏土用 | 7/19~8/6 | 7/23 (卯)・7/24 (辰)・7/28 (申)・8/04 (卯)・8/05 (辰) | 7/21・8/2 |
秋土用 | 10/20~11/6 | (亥)・10/31 (未)・11/02 (酉)・11/04 (亥) | 10/25・11/06 |
土用の期間と間日や丑の日ものせてありますので、参考にしてください。
秋の土用の過ごし方!やってはいけないことは?
土用にはやってはいけないことが多くあります。
・土木工事をしない
・大きな家具を動かさない
・引越しをしない(秋土用は特に北西×)
・旅行をしない(秋土用は特に北西×)
・新しいことを始めない
・喧嘩をすると、尾を引き仲直りしにくい
旅行
土用にしてはいけないことに、「旅行」がありましたね。
秋は涼しくなって気候も良いし、連休もあるので旅行に行きたくなりますよね。
そうそう、美味しい物もたくさんありますし!(重要)
でも残念ながら、旅行は止めましょう。
体調を崩したり、イライラして同行者と喧嘩したりしやすい時期なのです。
でも、やっぱり行きたいですよね。
その時は、土用殺の方角に気を付けて楽しんでください。
土用殺
土用には、「土用殺」という決まりもあります。
土用殺とは、土用の凶方位のことです。
これも春夏秋冬の土用でそれぞれ違っています。
ですが毎年同じ方向なので、覚えやすいですね。
冬土用・・・北東
春土用・・・南東
夏土用・・・南西
秋土用・・・北西
季節準に、時計回りで方角が決まっています。
秋土用は北西です。
ご自宅から北西の方向はどちらでしょうか?
入籍
6月はジューンブライドといって、結婚式の季節だと思うかもしれません。
でも、本当に結婚式に人気のある月は10月なのです。
再三言ってますが、気候も良いし祝日もあります。
ゲストをお招きしやすいですよね。
ですが、10月後半には秋土用があります。
新しいことを始めるには向かない期間です。
なるべくなら、土用の前後にしましょう。
でなければ、これから述べる「間日」にやるといいでしょう。
秋の土用、間日は?
間日とは、その日だけ土用の禁忌をしても大丈夫な日です。
秋の土用は、未・申・亥の日にちです。
2022年の間日は、10/21 (未)・10/23 (酉)・10/25 (亥)・11/02 (未)・11/04 (酉)・11/06 (亥)の6日ですね。
この数日に土いじりなどはやってしまいましょう!
秋の土用に食べたい物は、「青」と「た」、そして…
秋の土用もうなぎ?
先程の表に、秋の土用丑の日も載せてあります。
土用丑の日と言えば、まずうなぎが目に浮かびますね。
でもうなぎは夏土用だけだと思っていませんか?
そんなことはありません。
それに実は、うなぎが美味しい季節は夏ではないのです。
うなぎは、10月から12月にかけてが旬なんです!
ですから10月後半から11月初旬までの秋土用にピッタリなんですね。
冬になる前の秋に、栄養いっぱい貯えておくので、秋のうなぎはとても美味しいのです。
滋養たっぷりのうなぎを、秋の土用にも食べましょう!
青い物
他にも、秋の土用は青い物を食べると良いとされています。
青いものと言えば、青魚ですね。
サンマ・イワシ・ブリ・サバなど、秋に美味しい青魚はいっぱいあります。
青魚にはオメガ3がたっぷりと含まれています。
オメガ3は血液をサラサラにして疲労回復にとても効果的です。
秋の土用はゆったりのんびりと過ごすのがいいので、青魚はとても合っていますね。
青い野菜も豊富です。
日本では古来から「青」とは草や葉の緑色も差していました。
「青々とした」と言いますよね。
青い野菜は、ズバリ青菜があります。
それからほうれん草や小松菜も青々とした野菜の代表です。
秋から冬にかけて、うまみがギュッと凝縮されますよね。
どちらも鉄分やカロチン・食物繊維が豊富です。
「た」の付く物
それから秋の土用は、「た」の付く食べ物もいいんです。
た…と言えば、まず思いつくのが卵と玉ねぎです。
魚介類ならタコやタラコ、鯛もいいですね。
変わったところでは、タコライスや竜田揚げ、鯛焼き、たぬきうどん(そば)も入れていいのでしょうか??
秋は栄養豊富な食べ物ばかりですね。
ゆっくり休んで栄養を摂り、冬に向けて準備をするのが良いのではないでしょうか。
動物もそうしていることですしね。
まとめ
秋の土用についてまとめてみました。
そういえば秋土用は、10月31日のハロウィンも含んでいるんですね。
秋の土用が終わると立冬です。
もう今年もわずかですね。
大人になると一年が猛スピードで進んで行ってしまいます。
やり残したことがあったら、今やっておいた方が後悔しないですね。