熱中症対策としてアクエリアスやポカリなどを飲む回数が増えますよね!
そんな中「スポーツドリンクは薄めて飲んだ方がいい」という考えも聞いたことありませんか?
しかし、その一方で「ポカリは飲む点滴だから、薄めると効果がなくなる」とも
聞いたことがあります。
熱中症は命に関わる危険があるからこそ、
ちゃんとした対策方法を知っておきたいですよね!
今回は、そんな疑問について徹底的に調べてみました。
熱中症には水分補給が重要
熱中症対策として1番多く言われているのが、「水分補給」です!
「のどが乾いたと感じる前に、水分補給をしましょう」とよく言われていますよね。
具体的には、20〜30分にコップ1杯の水分補給をすることが理想です。
コップ1杯とは、150〜200ml程度です。
1時間30分以内の運動であれば、水を飲むだけでも十分に水分補給できますが、
それ以上の時間運動をしたり、大量の汗をかいたりした場合には、塩分を摂ることもおすすめです。
そして、水分や塩分の吸収を助ける働きがある、糖分を摂ることも必要です。
しかし、わたしたちの食事には、十分過ぎるくらいの塩分が含まれています。
そのため、塩分補給をした方がいいからと言って、直接塩を舐めることは好ましくありません。
そんな時におすすめしたいのが、ハイポトニック飲料です。
ポカリを薄めるとハイポトニック飲料に!?
ハイポトニック飲料とは
ハイポトニック?聞き慣れない言葉ですよね。
ハイポトニックとは、体液よりも浸透圧が低いことです。
体液?浸透圧?これも難しい言葉ですよね。
カンタンにいうと
ハイポトニック飲料とは、少しの量でもすばやく体に吸収される飲み物のことです。
少しの量ですばやく体に吸収されるなんて理想的ですよね!
先程、ハイポトニック飲料についてお話しましたが、実際にスーパーや薬局・コンビニでも販売されています。
代表的なものが、スーパーH2Oや、ヴァームウォーターです。
名前を聞いても、すぐに思いつく方は少ないのではないでしょうか?
アイソトニック飲料とは
おそらくアイソトニック飲料の商品名の方が聞いたことがある方が多いと思います。
たとえば、アクエリアスやポカリスエットです。
では、アイソトニック飲料とは一体何で、ハイポトニック飲料とは何が違うのでしょうか?
ハイポトニック飲料は先程お話した通り、
体液よりも浸透圧が低い飲み物で、少しの量でもすばやく体に吸収されるんでしたね!
アイソトニック飲料は
体液と浸透圧が同じ飲み物で、安静な状態であれば体に吸収されやすい飲み物です。
この2つの飲料には、浸透圧が違います。
運動をすると、汗をかいて塩分や糖分が失われるので、体液は薄くなっていきます。
言い換えると、浸透圧が低くなっていくのです。
カンタンにいうと
運動する前には、「アイソトニック飲料」を飲んだ方が好ましく、
運動している最中には、「ハイポトニック飲料」を飲んだ方が好ましいのです。
実は、アイソトニック飲料を2倍薄めると、ハイポトニック飲料に近い濃度になります。
運動する前にアイソトニック飲料を半分飲んでミネラルウォーターを足し、
運動している最中は、ハイポトニック飲料になった飲み物を飲むのがおすすめです!
薄め方や注意点
薄めるときには、あまり薄めすぎると十分な塩分や糖分が吸収されなくなってしまうので
「アイソトニック:ミネラルウォーター=1:2」の割合は必ず守りましょう!
そして注意することもあります。
単純にミネラルウォーターを足しただけでは、実はすこし塩分が足りないのです。
それを解決するために、2倍のミネラルウォーターで薄めた後に
「ひとつまみの食塩」を追加しましょう!
糖分は追加していないので、甘さが控えめでスッキリとして飲みやすくなります。
そして食塩を追加する時には、雑菌が入るのを防ぐために、手袋をして入れるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の違いについて、お分かりいただけましたでしょうか?
今回の内容をまとめると
・水分補給をするときに、純粋に水だけ飲んでいてはNG
・運動する前には、アイソトニック飲料を飲む
・運動している最中は、ハイポトニック飲料を飲む
・アイソトニック飲料を2倍に薄めると、ハイポトニック飲料になる
・薄めたアイソトニック飲料にひとつまみの食塩を追加するとより吸収力が高まる
以上です。
これらを活用して、この暑い夏を乗り切っていただければと思います。
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