夏の風物詩の1つでもある「甲子園」
試合開始のサイレンが鳴り響いて、監督と選手たちが必死に繰り広げる試合。
それを応援する控えの選手、応援団、保護者たち。まさに青春ですね。
さらに、今年で夏の甲子園は記念すべき100回目の大会です。
注目も例年より高まっています!
しかし、近年の夏は異常なほど気温が高くなっています。
選手はマネージャーやコーチが体調管理をしてくれていますが、
応援席で応援している人、観客は自分で熱中症対策をして、体調管理をしないといけません。
ついつい試合に夢中になってしまい、水分補給を忘れてしまっていたり、
大声での応援を頑張り過ぎで、脱水症状になってしまっていたという話もよくあります。
今回はそんな危険から身を守るためにできる熱中症対策について調べてみました!
甲子園という華やかな舞台で繰り広げられる試合を最後まで
しっかり目に焼き付けるために、しっかり対策をしていきましょう。
高校野球の応援で熱中症になる人が続出!
2018年の夏の甲子園は、8月5日に開幕し8月22日の決勝まで
間に休みが1日だけで試合が行われます。
毎年、この時期は気温が30度以上の日もよくあります。
そんな気温の中、甲子園球場内には熱がこもりやすく、
直射日光もあたるため、スタンドでの気温は40度から45度近くになります。
この温度は、お風呂ですね。
気象庁は今年の猛暑を「災害」と認識しています。
7月までに熱中症患者の搬送人数は、大阪が1160人と47都道府県で最多です。
8月には西日本を中心に気温が例年より高くなると予想されています。
スタンドの気温が45度以上になる可能性も、十分に考えられます。
応援席で熱中症にならないために
甲子園の近くにお住まいの場合は、自宅から向かえますが、
遠方から観戦に来られる方も多いと思います。
そんな方々は、ホテルに泊まったり、車中泊をしたりして甲子園に来られると思います。
慣れない環境では、体調を崩しやすいので、体調が優れない場合は
はじめから、観戦を諦めるのも対策の1つです。
予選、準々決勝、準決勝、決勝と試合が進めば進むほど、
観戦したい気持ちも高まりますが、命より大事なものはないので、
そこは冷静な判断をしましょう。
その上で体調が万全の状態でも、普段の熱中症対策より万全にしておきましょう。
具体的には、この3つです。
・水分補給は15分に1回、経口補水液やスポーツドリンクを飲む。
・通気性の良い帽子を被ったり、タオルを被るなどをして直射日光を防ぐ。
・氷や冷たいタオルなどを首元に巻いておく。
熱中症の症状の始まりは、頭痛が多いです。
少しでも頭痛を感じたら無理をせず、風通しの良い日陰になっている場所へ避難しましょう。
スポーツ応援中の熱中症対策グッズ
甲子園には、1957年から販売されている暑さ対策のグッズがあります。
それが、「かちわり氷」です。
これは、400グラムの砕いた氷が入っているものです。
価格は税込み200円!お手頃価格ですね!
かちわり氷を袋ごと首元に当てたり、頭に当てたりして体を冷やすことができます。
さらに、ストローも付いてくるため、溶けてしまった後は水分補給として
飲むこともできます。まさに一石二鳥です!
そしてなんと2017年からは、「スポーツドリンクスティック」というものも販売されました。
これは、水に溶かして飲むことができるスポーツドリンクの粉末です。
これをかちわり氷に入れることで、水だけではなくスポーツドリンクを飲むことができるのです。
スポーツドリンクスティックの価格は1本50円です。
かちわり氷とスポーツドリンクスティックを買っても250円です。
250円で暑さも和らげて、水分補給もできるなんてお得ですよね。
次は、持って行くべき熱中症対策グッズです。
UV帽子
スタンドは日焼けしまくりです。
帽子は紫外線だけでなく、赤外線からも頭を守ってくれます。
これくらい徹底している帽子だと、応援に熱中できますね。
サングラス
白球を目で追って、うっかり太陽を直接見てしまいかねません。
サングラスは必需品ですね。
クールタオル
水にぬらして首に巻くだけで長時間ひんやりするという優れもの!
数回振るだけで16度になります。
体を冷やすには、首がいいんですよね。
携帯扇風機
ハンディファンです。
うちわや扇子もいいですが、これ一つあるといいですね。
こちらは小さいのにすごいハイパワーの小型扇風機です。
一見マイクに見えるくらい小さいので荷物の中に加えても嵩張りません。
なんと24時間使用可能だそうです。
経口補水液
これは絶対持って行きましょう。
熱中症の初期症状を感じたら、すぐさま飲みましょうね。
実は甲子園では缶や瓶の持ち込みは禁止されています。
ペットボトルは大丈夫なので、ペットボトルの飲み物を持って行きましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
甲子園での熱中症対策について、お分かりいただけましたでしょうか?
個人的には、スタンドの気温が40〜45度というのに驚きました!
もはやお風呂じゃないかと…。
お風呂で服を着て、何時間も大声で応援していたらそれは倒れてしまう方もいますよね。
そんな中で、吹奏楽部やチア部、応援団の方々は、頑張っている選手を応援しているんですね。
そう思うと、試合が終わった後に、選手たちが応援席に向かって、
頭を下げている姿がより感慨深く感じられます。
誰かのために、自分が必死になれる。そんなことを高校生で学べるなんていい経験です。
しかし、必死になり過ぎないように大人はしっかり見守らないといけないですね。
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