お正月が近づくと、家庭をお持ちの方は、おせちやお正月飾りの準備などで慌ただしくなりますね。
お正月飾りの代表に「しめ縄」がありますが、飾りの中に稲穂があります。
何気なく飾られている稲穂ですが、
実際に実りの秋のイメージがあるので「なぜお正月なの?」と思う方もいらっしゃると思います。
今回は、しめ縄の「稲穂」について詳しく紹介したいと思います。
お正月飾りのしめ縄と稲穂の意味とは?何か由来があるの?
日本ではこの「しめ縄」を見ると、「お正月が来たな~」と感じますよね。
それではどのような意味があり、種類や飾る時期はいつなのでしょうか?
せっかく飾るのならば、意味をしっかり理解したいですよね!
しめ縄の意味・年神様とは?
もともと正月行事というものは、年神様という新年の神様を迎えることをいいます。
年神様はそれぞれの家にやってきて、生きる力・幸福を授けてくださると考えられています。
そこでお正月が近づくと、しめ縄やしめ飾りで飾り付けをし、年神様を迎える準備をするのです。
しめ縄は、神様がいる神聖なところと、私たちのいる「現世」を隔てるものだとされています。
また、けがれたものが神聖な場所に入らないための「結界」とも言われています。
神社にも大きなしめ縄があるのを必ず見たことがあると思います。
それは神様の「玄関」のような意味を表しているのです。
そこから先に悪いものが入らないようにしめ縄が守っていてくれているのですね。
しめ縄の由来・天照大神に関係あるって本当?
しめ縄の由来は
「天の岩戸に隠れた天照大神(あまてらすおおみかみ)を岩を引き開けて連れ出し、
大神のまわりに『しりくめ縄』を引きめぐらした」
という神話がきっかけだとされています。
しめ縄は『しりくめ縄』=『しめ縄』と略されたものであり、
そのほかに『注連(しめ)縄』、『標(しめ)縄』とも書かれ、一命を『しめ飾り』ともいいます。
稲穂が持つ意味とは?
稲穂の収穫は秋であり、お正月とは違うイメージがあります。
なぜ、しめ縄に飾るようになったのでしょうか?
それは、新年もたくさんの食物が育ち人々が飢えないよう、
実りの多い年になりますようにという願いが込められているのです。
今となっては食べ物が豊富にある「飽食」といわれていますが、昔は飢えや貧しさというものがありました。
そんな現代だからこそ、食べ物に感謝して、これからも困ることのない様に祈っていくことが大切だと思います。
しめ縄はいつからいつまで飾るの?処分方法は?
しめ縄を飾る時期・飾っちゃいけない日があるの?
しめ縄を飾る時期については、ある程度地域差があるようです。
一般的には、クリスマスが終わった時期から年を越すまでには飾ります。
また、飾らないほうがいい日もあるようで、
「12月29日」
二重苦、苦にかけて縁起の悪い日とされていますので、この日には飾らないほうがいいでしょう。
「12月31日」
この日に飾るのは一夜飾りとされていて、神様に失礼とされています。
また、大掃除が終わって神様を迎える準備ができてからのほうがいいとされているので、早めに大掃除をするといいですね。
本来は、12月13日がすす払い(昔でいう大掃除)といって、正月準備の始まりとされていました。
そしてすす払いが終わると、しめ縄を飾っていたのです。
まとめました。
飾っちゃいけない日・・・12月29日・31日
飾り始める日・・・12月13日のすす払い後
しめ縄の処分方法は?
いつまで飾って、いつまで飾るのかはそれぞれ地域差もありますが、
一般的には正月飾りを片付ける1月8日の松の内に外すことが多いです。
この松の内はお正月に飾るもの、すべてを外し片付ける日となっています。
もう一つ多い日は、1月15日の左義長(どんど焼きを行う日)に外す地域もあるようです。
しめ縄を作ってみよう!
しめ縄の由来や、稲穂の意味について分かった後は、なんだか親しみが沸いてきて、手作りでオリジナルなものを作りたいと思えてきました♪
主婦の味方の「100均」のグッズなどを用いて簡単にアレンジしている方も増えてきているようです。
オリジナルなしめ飾りでお正月を迎えるのも素敵なことですよね。
簡単「しめ縄」の作り方をご紹介します。
◇100円ショップの、しめ縄や造花を使い、初心者でも、パパッと簡単
100円ショップで用意する物
・しめ縄
・松:2本(観葉植物と一緒に売ってますよ)
・バラ 赤:2本
・大菊白:1本
・小花 薄いピンク:1本
・水引:金色 適量
・赤色和紙:適量
・園芸用ハサミ
・ペンチ
・木工用ボンドorグルーガン(いろいろな工作に使える接着剤)
作り方
◇クリスマスリースを外した後はシンプルなしめ縄を飾りませんか?
◇ブリザードフラワー『しめ飾りの作り方』
◇簡単‼︎100均材料 しめ縄飾りの作り方/あとりえChikuTaku (ちくたく)
100均だけではなく、造花や手芸店を見て回るのも一つの楽しみになると思います。
材料集めからみんなで作ってみるのもいいと思います!
ぜひオリジナルのお正月用のしめ縄リースを作ってみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「しめ縄」と「しめ縄の稲穂」について調べていきました。
「しめ縄」のほかにもお正月飾りの種類はたくさんありますよね。
日本伝統の文化はとても奥深く、知れば知るほど楽しくなってきます♪
来年もいい年になりますよう、祈っております☆彡