赤ちゃんはすぐ鼻血を出しますよね。
うちの子が赤ちゃんの時、ふと顔を見ると赤い血がどくどくと流れて顔の下半分が真っ赤になっていたことがあります。
その時はとてもびっくりしてパニックになりそうでした。
結局、すぐに鼻血は止まってその後も何事も無かったのですけどね。
ですから、赤ちゃんが鼻血を出して驚いた気持ちはよくわかります。
そこで、今回は赤ちゃんが鼻血を出した時にすることを、私がやった体験からお話します。
赤ちゃんの鼻血の原因
まず、「なぜ赤ちゃんは鼻血を出しやすいのか」です。
外からの刺激
赤ちゃんは大人よりも鼻の粘膜が弱く、小さな刺激でも血管を傷つけてしまうようです。
特に鼻の入り口近くには血管が集中している場所があり、そこを赤ちゃんがいじってしまうと血管が傷ついて鼻血が出てしまいます。
赤ちゃんや子供に多い「鼻いじり」には注意が必要ですね。
内からの刺激
また外的な傷ではなく、内側からの刺激で血管が破れてしまうことがあります。
内側から、というと、大人なら脳出血など、恐ろしい病気を思い出しがちですが、赤ちゃんの場合は力いっぱい泣いたりすることで内側から血管に刺激が加わり、破れて鼻血を出してしまうことがあるようです。
いずれにしても、一時的な出血で止まるようなら心配する必要はないです。
ただまれに、何らかの病気が潜んでいることがあります。
例えば風邪やアレルギーの場合、病気の治療を優先することで、鼻血も改善します。
鼻血が止まらず、さらに全身にも不調が見られるときは深刻な病気が隠れている可能性もまれにあります。
赤ちゃんの鼻血の対処法
たいていの赤ちゃんの鼻血は5分程度で止めることができます。おちついてケアをしてあげてください。
1.鼻血が出た時は、まず落ち着かせます。泣き続けたり興奮していると、さらに出血がひどくなります。
2.小鼻の両方をつまみます。風邪をひくなどして息苦しい時は鼻血が出ている方を指で押さえて片方だけふさぎます。顔を正面かすこし下に向かせます。
3. 5分くらいすると鼻血が止まります。鼻を抑えている指をどけると血がどっと出ることがありますが、溜まった血が出ただけなので心配しないでください。
昔は上を向いて後ろ頭をトントンとたたくことが多かったですね。でもこれはNG。
上を向くと、血がのどに流れ込んで飲んでしまうことがあります。血を飲むと吐き気をもよおすので気を付けてください。
もし鼻血を頻繁にくり返したり、いつまでたっても止まらない場合は、ほかの病気がかかわっている心配があります。まず耳鼻科へ相談しましょう。
日ごろからどんなことに気を付けるべき?
あまり心配する必要がない赤ちゃんの鼻血ですが、できるなら予防してあげたいものですね。
日常でできる予防法を紹介します。
鼻を大事にする
まず、爪を短く切ってあげましょう。赤ちゃんの爪は伸びるのが早いですから、こまめに切って鼻を傷つけることのないようケアしてあげてください。
また赤ちゃんが鼻を触らないように注意しておくことも大切です。
鼻を触っていたら、手遊びをしたりおもちゃに触れさせるようにして、鼻から手を離すよう気をそらしてあげます。根気のいることですが、だんだんと触るクセが治るよう、教えてあげてください。
体温と湿度
体温が高くなると鼻血が出やすくなります。特に冬場、「寒いとかわいそう」と思って服を着せすぎると赤ちゃんは体に熱がこもるので要注意です。背中に手を入れて汗をかいていないか確認してあげてください。
また乾燥により鼻の中が傷つきやすくなります。
鼻血の出やすい赤ちゃんは、夏は室温約26℃・冬は約20℃、湿度は40%を目安にしてください。
アレルゲンに注意
アレルギー性鼻炎が原因で鼻血が出やすくなることがあります。
アレルギーの原因であるほこりやハウスダストなどを取り除くことでアレルギー性鼻炎の症状が改善するので、こまめな掃除や赤ちゃんを誇りから守る工夫をしてあげてください。
まとめ
赤ちゃんの不調は親にとって一大事。
でも鼻血の場合、多くは心配なさそうです。
鼻血の止め方や予防法など、赤ちゃんが快適に過ごすためにぜひ参考にしてください。
我が家の子供達はすでに赤ちゃんではないですが、未だに下の子は時々興奮しすぎたり、夜寝ている間に大量の鼻血を出します。
つい数日前もお友達と遊んでいて鼻血をたくさん出し、スプラッタのような顔になって一緒にいた親御さんを戦慄させていました。
この子はきっとそういう体質なのでしょうねえ……。