虫に刺されたことがない人っていないと思います。
夏になれば蚊や蜂など、街中にいてもいろいろな虫が飛んでいます。
アウトドアで、山や川に行けば、見たことのないような虫もたくさんいますよね。
軽い虫刺され程度であれば、かゆみが出たとしても数時間以内にはおさまります。
ですが、強い毒を持った虫に刺されることや、かゆくて掻いているうちに細菌が入って重症化するケースもあります。
最近では、毒性の強い外来種であるヒアリのニュースが世間を騒がせましたよね。
たかが虫刺されと思って油断すると、後で大変な事態になるかもしれません!!
去年の夏、友人の子どもがひどい虫刺されで悩んでいたので色々調べてみました。
今回は、その時に調べたことを記事にしてみました。
虫刺され後が硬く腫れる原因は?
虫刺され後に、大豆ほどの大きさのしこりが出来る場合があります。
これは結膜性痒疹(けつまくせいようしん)と呼ばれるもので、
虫にさされかゆみを感じる
↓
肌をかく
↓
かゆみが強くなる
↓
もっとかく・・・・
と繰り返しているうちに、次第に肌が硬く盛り上がる状態です。
症状が悪い場合には、数ヶ月もかゆみが続きます。
はっきりした原因は判明していませんが、体質に関係があるという説や、かいているうちに細菌が入ってしまったという説などがあるようです。
硬く腫れた時の対処法
もし硬く腫れてしまったときは、絶対にかかないでください。
かゆいからといって掻いてしまうと、その刺激で余計に治りにくくなります。
そして出来るだけ早く病院へ行き、ステロイドの塗り薬を用意してもらいましょう。
早期の段階であれば、3日程度で腫れも引いていきます。
この症状はブヨに噛まれると起こりやすいと言われています。
しこりが硬くなってからでは治療が難しいので、ブヨに噛まれたと思ったらできるだけ早く病院へ行きましょう。
この症状はブヨに限ったことではなく、蚊に刺されて硬く腫れる場合もあります。
この場合は判断が難しいので、かゆみが1週間程続く場合は病院で診てもらいましょう。
赤いしこりができたり、熱が出た場合は?
赤い斑点が広がったり、高熱が出たりする場合
虫刺されが原因で、赤い斑点が全身に広がったり、高熱が出たりする場合があります。
このような症状が出る場合、主な原因はダニによる感染症で、日本紅斑病やつつが虫病と呼ばれています。
これらの場合は出来るだけ早く病院で診察してもらってください。
熱だから風邪、と決めつけるのではなく、ダニに噛まれそうな場所へ行っていた場合は念のため受診することをおすすめします。
赤い斑点・インフルエンザ(発熱・節々の痛み)の場合
上記とは別の細菌が原因で起きるライム病というものもあります。
これは赤い斑点が出たり、インフルエンザのような症状(発熱や節々の痛み)がでます。
治療が大きく遅れた場合神経障害が起こる可能性があるので、早期の治療を心がけましょう。
どのような場合でも、かゆみや赤い腫れが引かない場合は病院の受診が必要です。
「虫刺されで病院は大げさだなぁ」などと思わず、一大事になる前に病院へ行ってください。
そして病院受診時には、虫刺されの可能性があった日時を伝えられるようにしておきましょう。
まとめ
たかが虫刺されとはいえ、ひどいものだと治療に数ヶ月かかったり、治療が困難な場合もあります。
実は私も病院へ行くのをサボって、状態を悪化させたことがあります。
その時は、最後には病院へ行って薬をもらい、その薬を塗ると1ヶ月程で治りました。
しかし、虫刺されについて調べているうちに軽率だったなと反省するようになりました。
特にダニは、細菌の感染源となってしまうので重症化するケースがあります。
症状が悪化してしまってからでは、治療も難しいので、1週間以上かゆみや腫れが引かない場合は遠慮せずに病院へ行きましょう。
ただ、1番の対策は虫に刺されないことです。
虫が多くいそうな川辺や山に入るときは、虫除けスプレーをする・長そで長ズボンを着用する・なるべく草むらには入らない、といった基本的な虫除け対策が大切です。
虫除け対策をしっかりして、夏を思いっきり楽しみましょう!