夜、なかなか寝付けないとき、羊を数えてみたことはありませんか?
先日、子どもが寝室から出てきて、こんなことを言いました。
「羊を数えてるのに、眠れない…」
そういえば眠れないときに羊を数える習慣ってありましたね。
私も子どものころ、数えてみたことがあります。
でも、それで眠れた記憶はないし、ちょっと言いにくくないですか?
「羊が一匹、羊が二匹…」
そもそも何で羊なのでしょう?
気になったので調べてみました。
羊を数える由来は英語!
眠れないときに羊を数える習慣が生まれたのはイギリスだと言われています。
英語では「one sheep, two sheep…」と唱えます。
「sheep(羊)」は「sleep(眠り)」の音と似てますよね。
それで、「眠れ、眠れ…」と自己暗示をかけているようなものだとか。
また「sheep」と言うときは、自然と息をはきますよね。
ヒトはゆっくりと腹式呼吸を繰り返すと、リラックスした状態になるのだそうです。
これが安眠につながるというわけです。
日本人には意味が無い!?
信憑性はともかく、英語の由来で考えると、日本語になったら意味がなくなってしまいますよね。
「羊が一匹、羊が二匹…」が言いにくいと感じたのにも納得です。
他に、牧歌的なイメージを思い浮かべることで癒し効果があるという説もあります。
確かに、草原に羊がいるような風景を思い浮かべるとリラックスできるでしょうね。
でも、私には正直、ピンときません。
もしかしたら、北海道とか一部の方には身近な光景かもしれませんが、大部分の日本人にとってはイメージしにくいものではないでしょうか?
「羊ってどんなだっけ?」と考えてしまうと、余計に眠れなくなってしまいそうです。
先に挙げた説で考えると、日本人にとって眠りにつくために羊を数えることは意味がなさそうです。
ただし、深く考えずに単純作業として繰り返し唱えるのなら、全くの無意味でもないのかなとは思います。
羊を数え続けるだけの有線放送
邦楽、洋楽、クラシックなどいろいろなジャンルの音楽を提供するのが有線放送です。
よくお店などでBGMとして使われています。
その中に「羊の数」というチャンネルがあるのを知っていますか?
「羊が一匹、羊が二匹…」
延々と数えていく、ただそれだけ。
世の中には本当に変わった有線放送があるものですね。
私も聞いてみました。
低音ボイスの男性が
「羊が一匹、羊が二匹…」
バックには癒しの音楽が流れています。
これは眠りを誘ってくれそうな感じです。
気になるのは、いったいいつまで数え続けるのか。
終わりはどうなるのでしょう。
調べたところによると、数え終わるのは1000匹くらいまでのようですが、きっちり決まっている訳ではなさそうです。
私が聞いたのは、1001匹まででした。
終わり方は、こんな感じ。
「羊が1001匹、羊が… まだ、起きてるの?もう一回、頭から聞く?」
最後にいうセリフにはバリエーションがあるそうなので、これまた気になります。
でも、気にしてたら、目が覚めてしまうような…
これでは、何のために羊を数えてもらってるのか分かりませんね。
最後に
なぜ羊を数えるのかなと思いましたが、元々の英語で「one sheep, two sheep…」だということを知ると納得でした。
ということは、日本語で数えるんだったら、羊に限らなくてもよさそうですね。
そもそも、最近の私は眠れない日なんてめったにないから、数える必要ないんですけど。
どうして、いつもぐっすり眠れているか?
それは毎朝5時起きして、日中は何かと忙しくしているからだと思います。
やっぱり、睡眠は生活のリズムが大事ですよね。
子どもが眠れなかった日って、いつも朝、寝坊した日なんです。
だから子どもにはこう言います。
「ちゃんと朝、早起きして、昼間はしっかり運動しないとね。」
羊を数えるより、お布団を羊毛にした方がよく眠れる!
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