「青いカーネーション」ムーンダストをご存知ですか?
サントリーが開発した世界で唯一の青いカーネーションです。
私はこのカーネーションが大好きで、毎年母の日に贈ります。
でもこのムーンダスト、私には青くは見えません。
どう見ても紫色です。
それに大好きなので育ててみたいのですが、切花しかみたことないんですよね。
種・苗・鉢植えはどこで売っているのでしょう?
調べてみました。
ムーンダストは青?紫?
「青い薔薇」不可能への挑戦
元々、カーネーションには青い色の色素がありません。
それは薔薇も同じで、昔から「青い薔薇」はどうしても品種改良で作れませんでした。
「青い薔薇」とは「不可能」または「存在しない」という意味の言葉でした。
サントリーがその不可能に挑戦し、その過程でできたのが「ムーンダスト」です。
ペチュニアやビオラなどから抽出した青い色素遺伝子をカーネーションの遺伝子に組み込むことに成功しました。
ムーンダストは遺伝子組み換え植物なのですね。
1997年に世界初の「青いカーネーション」として大々的に発表されました。
紫に見えるけど?
そのようにして開発された「青いカーネーション」ムーンダストですが、どう見ても紫です。
開発した人たちもそれはきっと分かっていると思います。
でも不可能といわれた薔薇やカーネーションに青い色素を組み込めたことは、歴史的快挙です。
実は開発段階で、ペチュニアの青い遺伝子を何度組み込みなおしても青い色は発現せず、赤い花のままだったそうです。
青い色素遺伝子が花の色に発現させるのにはとても長い努力と時間が必要でした。
努力の結果、赤い色素に青い色素を加えることができたのです。
完全な青い色ではありません。
赤が混ざった青色です。
ですが、不可能といわれた「青い色素が発現したカーネーション」を作ることに成功したことは間違いありません。
開発者は、青みのあるカーネーションをどうしても「青いカーネーション」とネーミングしたかったのではないでしょうか。
個人的にはムーンダストの紫色がとても好きなので、堂々と「紫のカーネーション」ムーンダストと売り出してほしかったなーと思ってしまいますけどね。
緑も青
でも、昔から「青」って、とても幅が広い色味として表現されていますよね。
たとえば、信号機。
緑色なのに、「青」といいますよね。
草や葉の緑色も、青々としたと表現します。
「青い顔をしているね」という時の「青」もどちらかといえば緑色ですよね。
ムーンダストの花言葉
ムーンダスト、という名前の由来は、月の光をイメージしています。
青く美しい月の光は、幸せになりたいという願いをかなえてくれます。
ムーンダストの花言葉は、「永遠の幸福」です。
不可能といわれた青いカーネーションは、現代科学と開発者の熱意によって生まれました。
幸せを運ぶ青い鳥のように、気品のあるこの青みのあるカーネーションは「永遠の幸福」をもたらしてくれるでしょう。
青い薔薇の花言葉
青い薔薇は自然界には無いものです。
先ほども書きましたが、青い薔薇は「不可能」の代名詞でした。
しかし、サントリーが青いカーネーションムーンダストを開発し、その後青い薔薇の開発も成功しました。
「不可能」だった青い薔薇。
しかし今では存在する青い薔薇の花言葉は「夢がかなう」です。
困難にも決してあきらめないで努力し続けた結果、花言葉も変わりました。
サントリーが開発した青い薔薇は「アプローズ」といいます。
こちらもやはり、青というより紫ですよね……。
ムーンダストの特徴
日持ちがいい
こんな素敵なムーンダストですが、まだ特徴があります。
なんと、他のカーネーションより日持ちがするんです。
美しいムーンダストを長く楽しめるなんて、とても得した気分♪
ムーンダストの種類
紫のカーネーション、ムーンダスト。
同じ紫でも色の濃淡があります。
全部で6種類あるので、組み合わせると気品のある美しい花束になります。
スタンダードタイプ
カーネーションのスタンダードタイプというのは、一茎に大きな花が一輪あるタイプです。
スタンダードタイプの色合いは4色あります。
色が淡い順に、アクアブルー・ライラックブルー・プリンセスブルー・ベルベットブルーです。
スプレータイプ
スプレータイプは、一茎に何輪も小さな花が咲くタイプです。
スプレー菊ってありますよね。
そのイメージです。
こちらは2種類あります。
淡い順に、アクアマリン・サファイアです。
ムーンダストを育てたい!種・苗・鉢植えは売ってる?
この素敵な気品のある美しいカーネーション。
ぜひ、育ててみたいですよね。
庭の一隅にムーンダストが咲いていたら、なんて素敵なんでしょう!
でも、切花しか売っていません。
更に言うならその切花すら、街の花屋ではなかなか目にすることもできません。
種や苗、鉢植えはどこかで売っていないものでしょうか?
どうやら残念ながら、購入できないようです。
先ほども書きましたが、ムーンダストは遺伝子組み換えによって生まれた品種です。
遺伝子組み換えというと、納豆などの表示に「遺伝子組み換えでない」などと表示されているのをよく見ます。
「遺伝子組み換え」をした植物に関しては、花粉や種がどこかに飛ばされて野生化し、自然を破壊する恐れについて大変細かい注意をしています。
ですから、サントリーが管轄する場でしか栽培はされません。
私たちが育てることはできないのです。
母の日にムーンダストを贈ろう
今年の母の日には、ムーンダストを贈ってみてはいかがでしょうか。
ムーンダストの花言葉は「永遠の幸福」です。
美しく珍しい紫のカーネーションは、いつもとは一味違うプレゼントに、お母さんの心に素敵な思い出として永遠に残るでしょう。
楽天一位のアレンジメント
まずは楽天一位のアレンジメントです。
お値段も手ごろなのに、濃い色から淡い色まで入っていて、色の濃淡も楽しめます。
大人気商品なので、ムーンダストを贈るのが初めてでも安心です。
そのまま飾れる、手間いらずのブーケ
母の日がある5月になると、暑い日が多くなりますよね。
でも、ここのお花屋さんは冷蔵便で届けてくれるのでお花がしおれたりすることも無く安心です。
しかも、ブーケなのに花瓶要らず!
そのまま自立しちゃうんです。
まだまだ利点がありますよ。
なんと、水も要らないんです!
中にエコゼリーという99%水でできているゼリーが入っているからなのです。
お花をいただくのはとても嬉しいですが、花瓶を用意したり毎日水を替えるのがちょっと面倒……という方にも大好評です!
プレゼントをもらう方の事もよく考えられていて、とても素晴らしいと思います。
バルーンフラワー
こちら、私も送ったことがあります♪
風船の中にムーンダストが入っていて、びっくりすること請け合い!
リボンのついた大きな透明な卵の中に、入っているムーンダスト。
とても可愛らしいです。
風船は、高さ50cm・幅35cmです。
ちゃんと宅配便で写真のような形で届けてくれますよ。
忘れられないプレゼントになりそう!
インスタ映えもしますよ。
ブリザードフラワー
ムーンダストのブリザードフラワーもあります。
気品ある紫でまとめられたブリザードフラワーのブーケ。
美しさも幸福も永遠です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ムーンダストは自然界には決して存在しないカーネーションです。
遺伝子組み換え技術、バイオテクノロジーの産物です。
青いというより紫色ですが、青い色を出すのにとても苦労があったようです。
種や苗、鉢植えも購入できませんので、個人で育てることもできません。
しかし切り花は、インターネットなどで簡単に購入できます。
美しい紫色のカーネーションを、画面越しではなく実物をご覧になってください。
きっとその美しさのとりこになるでしょう。