3月〜4月頃になると、ちょうど散歩をするにも気持ちの良い季節になり
道端の花に惹かれることもあると思います。
そんな花の中でも、ハナニラは星型の花でとてもかわいらしいものです。
しかし、可愛らしい姿とは反対に、毒を持っているってご存知でしたか?
そして、とても臭いってこともご存知でしたか?
今回はそんな見た目とのギャップが激しいハナニラについて調べてみました!
ハナニラとは?毒ありと毒無し2種類ある!
食べられないハナニラ
葉には、ニラやネギのような匂いがあるのでハナニラと呼ばれています。
しかし、そのままの状態ではそこまで匂いは強くありません。
葉に傷をつけると、強い匂いがします。
そして、見た目もニラとそっくりです。
しかし、間違って食べてしまうと大変なことになります。
なぜなら、ハナニラは毒を持っているからです。
もし、ハナニラを食べてしまうと、激しい下痢を引き起こします。
そもそもハナニラは、とてもまずいのでニラと姿が似ていても
人間は間違って食べることはないと思いますが
ペットを飼っているご家庭は気を付けましょう。
食べられるハナニラ(花ニラ)
また全く同じ名前で、食べられるハナニラもあります。
食べられるハナニラと、食べられないハナニラの違いは、花の咲き方です。
食べられるハナニラは、小さな花がたくさん咲くのに対して
食べられないハナニラは、1つだけ花が咲きます。
ちなみに、葉はニラやネギのような匂いがするのですが
花からは、甘い香りがします。
「ベツレヘムの星」と言われる由来
ハナニラの別名は、「ベツレヘムの星」と言われています。
ベツレヘムの星とは、なにかご存知でしょうか?
ベツレヘムの星とは、イエス・キリストが生まれた時に西の空に輝いていた星のことです。
この星の輝きを東の国で見ていた3人の賢者を、西の国へ導いたと言われています。
ハナニラの花びらは6枚あり、その形が星のように見えるため
「ベツレヘムの星」という別名がつきました。
オオアマナ
別名がベツレヘムの星と呼ばれる花は、他にもあります。
それが「大甘菜(オオアマナ)」です。
ハナニラは原産地が南米でしたが、オオアマナは原産地がヨーロッパから西アジアです。
原産地は違いますが、オオアマナも花びらが6枚あり
星の姿に似ていることから、ベツレヘムの星と呼ばれています。
花言葉は悲しいものとロマンチックな「星に願いを」
ハナニラがベツレヘムの星という別名があるように、開花した姿は星にそっくりです。
そのため、「星に願いを」という花言葉がつきました。
「耐える愛」「別れの悲しみ」
そんな可愛らしくてロマンチックな花言葉がある一方で
「耐える愛」「別れの悲しみ」というような悲しい花言葉もあります。
耐える愛という花言葉が付いた由来は、ハナニラが野草で
雑草のようにしぶとく生えることからです。
雨が降っても、嵐が吹いても、ちょっとのことには耐えるのがハナニラです。
先ほどもお話しましたが、ハナニラは葉や茎からは強い匂いがしますが
花からは甘い香りがします。
そのことから、強い匂いにも耐える花のことを、耐える愛と表現したという説もあります。
別れの悲しみという花言葉が付いたのは、ハナニラの色が関係しています。
ハナニラの花びらは、白色や薄い青色が多いです。
その色合いが、悲しそうに見えることから、別れの悲しみという花言葉がつけられました。
このような花言葉があることから、ハナニラをプレゼントすることはおすすめできません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハナニラについてお分かりいただけましたでしょうか?
今回の内容をまとめると…
・ハナニラの葉からは、ニラやネギのような強い匂いがする。
・花からは、甘くて良い香りがする。
・ハナニラには、下痢を引き起こすような毒が含まれている。
・別名は、開花姿が似ていいることから「ベツレヘムの星」と付いた。
・花言葉は「星に願いを」という可愛らしいものと
「耐える愛」や「別れの悲しみ」と言った悲しいものもある。
贈り物には向いていないハナニラですが
初心者でも育てやすいと言われているお花です。
星型のお花は見ていて癒やされるので、観賞用としてご自宅で育ててみてはいかがでしょうか?