おそば屋さんで食後に出されるそば湯。
そば湯は、おそばを茹でたあとの茹で汁ですが、最近ではそば湯専用のものを用意したり、そば粉を足してコクを出しているお店もあるそうです。
そば湯には、水溶性ビタミンのルチンをはじめとする豊富な栄養素が含まれています。
また、そば湯を飲めばその店のそばの味が分かると言われるほどお店によって味が違い、そばの風味を存分に楽しむことができます。
栄養たっぷりで風味豊かとなれば、飲まないのはもったいないですよね。
今回は、そんなそば湯の楽しみ方についてお話したいと思います。
そば湯の飲み方!割合はどうする?
そば湯を飲むとき、つゆを入れていますか?
それとも、ストレートで飲んでいますか??
今まで考えたことがなかったのですが、そば湯には正しい飲み方があるのでしょうか。
何かルールがあるのなら、知らないままだと恥ずかしいですよね。
何だか気になったので、調べてみたところ、心配する必要はありませんでした。
そば湯の飲み方は自由。
残ったつゆを入れても、新しいつゆを入れても、ストレートで飲んでもよし。
あなたのお好み次第です。
塩分が気になる方はそのまま飲めばいいし、ワサビなどの薬味を入れるのもよし。
はじまりは「残ったつゆを無駄なくいただくため」とか、「冷たいおそばで冷えたお腹を温めるため」「お茶の代わり」「食器を洗うのが楽になるから」などの諸説あります。
そこからも、自由に飲んでいいということが分かりますね。
もちろん、どちらかに決めてしまわなくてもいいのです。
私はどちらかというとつゆを入れたほうが好きですが、そば湯を飲むときはたいてい両方を楽しんでいます。
つゆを入れたらスープ、ストレートだとお茶の感覚といったところでしょうか。
つゆを入れる場合、そば湯:つゆの割合はだいたい7:3~8:2くらいになるようです。
お店によってつゆの濃さは違うので、あくまでも目安です。
味見しながら少しずつ調整するといいですね。
かけそばや温かいそばの時は?
かけそばなどの温かいそばを食べた後はどうしたらいいのでしょう?
どんぶりにたっぷりつゆが残っていたら、そば湯をいただきにくいですよね。
その場合は、そば猪口とレンゲを使いましょう。
そば猪口にそば湯を入れ、お好みで残ったつゆをレンゲですくって加えます。
最初から用意されているお店もありますが、なければお店の方に遠慮なく頼んでください。
快く出してくれると思います。
自宅で茹でたそばでも飲める?
お家でそば湯を楽しむのであれば、十割そばなどそば粉の多いものを選んでください。
小麦粉の割合が多いものだと、そば湯というよりも小麦粉の湯になってしまいます。
そして、そのまま飲むのもいいのですが、自宅だといろんなアレンジを楽しむこともできます。
焼酎を割ったり、お料理に使ったりいろいろ活用できるんですよ。
レシピサイトをのぞくと、たくさんのレシピが投稿されています。
スープ、パン、デザート、等々。
すてきなアイデアがいっぱいで参考になります。
栄養がたっぷり含まれているのがいいですよね。
食器洗いにも!
その他には、食後の食器洗いにも使えます。
そば湯を使って洗うと、しつこい油汚れでなければ、洗剤いらずできれいになるんですよ。
今まで、お家でそばを茹でたときにそば湯を活用していなかった方、捨てるなんてもったいないですよ!
最後に
おそばを食べたシメにそば湯を飲むと、ほっこり和みますよね。
きっとそば湯にはリラックス効果もあるのではないでしょうか。
おそば屋さんではもちろん、ぜひ自宅でもそば湯を味わいたいですね。
美味しいおそばを食べたら、そば湯まで楽しむ。
とても粋な文化だと思います。