お花をプレゼントする時に、気になるのが花言葉ですよね。
贈る相手にふさわしい花言葉なのかどうなのか、調べることもあるでしょう。
そんな花言葉ですが、実はきのこにも花言葉があったのです。
「ん?花言葉って、花につくものじゃないの?」
「きのこって花あったっけ?」
今回はそんな疑問にお答えしながら、きのこの花言葉についてまとめてみました。
そもそもきのこに花があるの?
きのこのは、そもそも植物ではありません。
動物でも植物でもない「菌類」というグループに属しています。
そうです、きのこはカビの仲間なのです。
しかし、植物で言う花の部分が、きのこにもあったのです。
それは、わたしたちが普段食べている部分です。
え?普段食べている部分?どういうこと?と思いますね。
具体的に言うと、軸から傘までの部分が、植物で言う花にあたる部分なのです。
この部分は、「子実体(しじったい)」と呼ばれています。
本来は、人間の目に見える大きさの子実体をつくる菌類を「きのこ」と呼んでいるのです。
きのこの花言葉
そんな植物ではないきのこですが、実は花言葉があったのです。
しいたけの花言葉は「疑い」
エリンギの花言葉は「宇宙」
まつたけの花言葉は「控えめ」
マッシュルームの花言葉は「福音」「希望」
トリュフの花言葉は「驚き」
実は、それぞれの花言葉の由来は、はっきりと分かっていないのです。
そもそも花言葉は、その花の開発者が命名していたり
消費者から募集したり、販売会社が独自に命名することもあります。
そのため、由来がはっきりしていないこともあります。
しいたけの花言葉は「疑い」
しいたけの花言葉は、ちょっとひどいですね。
美味しいしいたけが、なぜそんな花言葉になったのでしょう。
どうやら毒きのこかどうかを「疑う」という意味みたいです。
でも、しいたけは人工栽培ができますよね。
人工栽培ができないまつたけよりも、毒きのこかどうかの疑いは少ないと思うのですが…。
そもそも、きのこ全体の花言葉が「疑い」みたいです。
しいたけはその代表ということかもしれませんね。
エリンギの花言葉は「宇宙」
エリンギは宇宙!
と言われても、頭の中で疑問符が飛び交います。
あまりにも、エリンギと宇宙が結びつかないので
宇宙を背景にしたエリンギの画像を作ってみました↑
ええ、やっぱりよくわからないです。
なぜぞんなに壮大な花言葉を付けられたのでしょう。
壮大すぎて花言葉としてどう利用するのか分かりません。
今度エリンギを食べるときには、宇宙を想像しながら噛みしめることにします。
まつたけの花言葉は「控えめ」
まつたけの花言葉は、「控えめ」です。
ちょっと意外?
まつたけは、群れで育つことがなく、ぽつんと生えている姿から
この花言葉が付いたと言われています。
また、まつたけは贈り物としてよく使われていますよね。
日本では贈り物をするときに「つまらないものですが…」と謙遜の言葉を添えて
渡しますよね?
そのことから、「控えめ」という花言葉がついたとも言われています。
高級品なのに、「控えめ」
面白いですね。
お値段も「控えめ」でお願いいたします。
マッシュルームの花言葉は「福音」「希望」
マッシュルームの花言葉は「福音」「希望」です。
素敵な花言葉ですね。
マッシュルームは歴史の古いきのこです。
古代ギリシャや古代ローマ時代から食べられていました。
そのころ、野生に生えたマッシュルームは、「神様からの贈り物」として
大変尊い食べ物と、人々に喜ばれていたそうです。
「神様からの贈り物」から「福音」「希望」となったのでしょう。
トリュフの花言葉は「驚き」
トリュフの花言葉は「驚き」です。
私たち日本人にはあまりなじみがありませんが、トリュフも歴史の古い食用きのこです。
一説では紀元前から食べられていたとか。
ギリシャ神話には、トリュフは最高神ゼウスの怒りの稲妻が、ブナの木の根元に落ち、
そこから生えたというお話があります。
それから昔は、トリュフは媚薬の効果があると信じられていました。
「驚き」ですよね!?
まいたけの花言葉は?
まいたけの花言葉は分かりませんでした。
まいたけは、昔は「幻のきのこ」と呼ばれるほど、なかなか見つからないきのこだったそうです。
ですから、「まいたけを見つけると舞い踊りながら喜ぶ」というわけで「舞茸」と呼ばれるようになりました。
別の説では、まいたけの形が蝶々が舞っているようだからだとか。
ですから、私がもしまいたけの花言葉をつけるなら…
「シャル・ウィ・ダンス?」
なんてね。
ベニテングタケの花言葉は?
ところで、冒頭の写真の赤いかわいいきのこ、ベニテングタケの花言葉はあるのでしょうか?
調べたのですが、見つかりませんでした。
ベニテングタケはその可愛らしい姿からおとぎ話などでよく使われています。
そして、スーパーマリオブラザーズの、パワーアップするきのこのモデルでもあります。
ですから、もし私が花言葉を付けるとすれば
ベニテングタケの花言葉は、「ファンタジー」「パワーアップ」「あなたを元気にしたい」でしょうか。
なーんて。
苔やシダ植物にも花言葉がある!
苔やシダは植物であるものの、花は咲かせません。
しかし、花言葉がある不思議な植物なのです。
では、それぞれの花言葉をみていきましょう。
苔の花言葉について
苔の花言葉は「母性愛」「信頼」「孤独」です。
苔は、木や石を覆う様に生えていることから、母親が子どものかばう姿に見え
「母性愛」という花言葉がつけられました。
苔は、地上最古の植物群です。
今よりもひどい環境から、現在までずっと生き残っていることに対する
力強さから「信頼」という花言葉が付いたと言われています。
「孤独」という言葉は、苔が寂しさを紛らわすようにぎっしり生えている様子に
由来しています。
シダの花言葉について
シダの花言葉は「愛らしさ」「誠実」「魅惑」です。
シダは花を咲かせないのですが、夏至の夜だけ花を咲かせるという言い伝えがあります。
そんなミステリアスなきれいさから「魅惑」という花言葉がついたと言われています。
魅惑という言葉だと、妖艶なイメージがありますが
シダの花言葉における魅惑は、大人っぽい美しい意味が含まれています。
またシダは丈夫で育てやすく、空気をきれいにしてくれる働きもあるので
贈り物としても人気があります。
誠実な人や、愛らしさがある人にプレゼントされてみるのは、いかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
きのこや苔、シダの花言葉について、まとめてみました。
今回の内容をまとめると…
・きのこには、「子実体」という植物で言うと「花」にあたる部分がある。
・しいたけの花言葉・・・・「疑い」
・エリンギの花言葉・・・・「宇宙」
・まつたけの花言葉・・・・「控えめ」
・マッシュルームの花言葉・「福音」「希望」
・トリュフの花言葉・・・・「驚き」
・苔の花言葉・・・・・・・「母性愛」「信頼」「孤独」
・シダの花言葉・・・・・・「愛らしさ」「誠実」「魅惑」
花言葉を知ると、贈り物をする時に
自分の思いも乗せることができるような気がして良いですよね、
特に、まつたけの花言葉の「控えめ」というのは、なんとも日本らしくて
奥ゆかしい感じがしますね。