8月は夏真っ盛り。
そして最近の夏は暑いですね。
私が子供のころ、30度を超えると「うわー暑い…」と言っていた記憶がありますが、今では30度なら「まだ大丈夫」と思ってしまいます。
「うわー」と思うのは、35度過ぎたあたりかな…おかしな耐性が付いている気がします。
そんな8月は旧暦で「葉月」と言いますね。
緑の葉が生い茂る8月にふさわしい名前だな、と思ったのですが、どうも違うみたいです。
今回はそんな「葉月」について、いろいろ調べてみました。
葉月の意味・由来
「葉月」の名前が、実は緑の葉が生い茂る月が由来でないことは、「葉月」が旧暦の名前であることを考えればわかるようです。
旧暦の8月は、今でいうと9上旬から10月上旬、つまり秋に当たります。
最近の9月から10月ごろはまだまだ暑い日が続いていますが、暦の上では秋。
そろそろ紅葉や落ち葉を見ることのできる時期とされていました。
そのため旧暦の8月は葉が落ちる月→「葉落ち月(はおちづき)」と呼ばれており、それが転じて「葉月」になったようです。
「葉月」に抱いていた私の緑の葉のイメージが、一転して茶色の葉に変わりました。
葉月という名前
このような由来を知ってか知らずか、「葉月」は子供の名前として最近人気らしいです。
人気名前ランキングを紹介すると、2009年で81位、さらに2016年にはなんと70位、時代が前後しますが2008年には44位だったそうです。
たしかに「はづき」という読みもかわいらしいですし、「葉」と「月」という漢字も優しい印象をうけますね。
葉月以外の旧暦名は?
8月の旧暦名は、「葉月」以外にも多くあります。その中には「葉落ち月」と同じく「葉月」の語源になった名前もあります。
「葉月」の語源になったと考えられる旧暦名
・初来月(はつきづき)…北から雁が来るはじめの月という意味
・穂張り月(ほはりづき)…稲の穂が張る月です
・南風月(はえづき)…漢字と読み仮名がなかなか一致しない名前ですね
台風が南からやってくる月です
はづきの「は」は、季節にちなんだいろんな漢字や意味から伝わっていることがわかります
それ以外の名前
・盛秋(せいしゅう)…秋が真っ盛りな月、の意味です
・清秋(青洲)…秋の空が清く澄み渡ったことから呼ばれました
8月の行事
8月には各地で大きなお祭りや花火大会が多く開催されます。紹介をしていると書ききれないので、ここではそれ以外の日本の行事を主に紹介していきます。
・6日 広島原爆の日
・9日 長崎原爆の日
学生の頃、平和学習が非常に盛んな学校に通っていました。私にとってこの日は、日本人として忘れてはいけない日だと思っています。ただ、全国的には残念ながら温度差はありますね。原爆投下以外にもいろんな事件がありますから、仕方のないことかもしれません。でも、忘れられない日です。
・11日 山の日
いつの間にか定着した山の日。初めて聞いたときはなんのこっちゃと思いましたが、今となってはお盆が少し伸びた感じがうれしい、そんな祝日です。
・15日 終戦の日
広島と長崎の原爆の日からこの日に流れている印象です。いろんな解釈がありますし、良い悪いは別になりますが、原爆は日本の戦争を終わらせた理由の一つであると私は思っています。
・15日ごろ お盆
お盆には各地でいろいろな風習がありますね。盆踊りやお墓参りは定番で、迎え火や送り火など火を使う行事なども多いようです。
・中旬ごろ 夏の甲子園
各県の代表として高校生が野球で熱く戦う夏の甲子園。野球には全く詳しくないですが、地元の学校が勝つとやはりうれしい。勝ち上がってくるとなぜかこちらまで熱くなる。スポーツは不思議だな、と思います。
まとめ
葉月と8月についてまとめてみました。
「葉月」が落ち葉に由来した言葉だったとは…。意外でした。
現在の8月は、落ち葉を見る季節が恋しくなるような暑さですね。