カレンダーを見る時に、日付の部分に書いてあるのが祝日です。
そんな祝日は、2023年の1年間で16日あります。
あなたは16日の祝日、全て言えますか?
今回は16日ある祝日の中から、季節に関する祝日の「春分」「秋分」についてまとめてみました!
しかし、春分と秋分の日に似ている「夏至」と「冬至」ですが
この2つは祝日ではないということはご存知でしたでしょうか?
そんな疑問に今回はお答えしていきます。
これを知ったら誰かに伝えたくなること、間違いなしです!
2023年の春分・秋分・夏至・冬至はいつ?
2023年の春分・秋分・夏至・冬至の日付です。
日付順に並べますね。
春分の日・・・3月21日(火)
夏至の日・・・6月21日(水)
秋分の日・・・9月23日(土)
冬至の日・・・12月22日(金)
3月・6月・9月・12月の20日過ぎですね。
春分・秋分の日とは?
春分・秋分の日は、一体なんの日なのかご存知ですか?
カンタンにいうと、お昼の時間と夜の時間の長さが同じになる日です。
日本には四季があります。
夏になると日が昇っている時間が長いため、お昼の時間が長くなります。
反対に冬になると、日が沈んでいる時間が長いため、夜の時間が長くなります。
このように1年を通して、日が昇っている時間の長さが変わっているのです。
日が昇っている時間が変化していく中で、
日が昇っている時間と沈んでいる時間が一緒になる日が1年に2回あります。
それが、春分・秋分の日なのです。
春分・秋分の日が祝日になった理由
では、なぜ「昼と夜の長さが同じになる日」を祝日にしているのでしょうか?
わざわざ祝日にして祝うことでもないような気もしませんか?
実は、春分・秋分の日が祝日になっているのは、
昼と夜の長さが同じということと関係はなかったのです!
春分の日はもともと「春季皇霊祭」と呼ばれていて
秋分の日はもともと「秋季皇霊祭」と呼ばれていました。
この2つのお祭りは、見てわかる通り
「春の季節に、皇室の御霊を祀るもの」で、秋季皇霊祭はそれを秋に行うものでした。
そして、この日は皇族だけでなく、一般国民もご先祖様に感謝をしてお墓参りをする日でした。
そのため祝日になっていたのです。
しかし、第二次世界大戦が終わり、GHQが日本で占領政策をするようになりました。
その1つとして行われたのが、天皇制の弱体化です。
GHQは日本国民に絶対的信頼を持たれていた天皇を弱体化することで
日本全体も弱体化するものだと考えました。
そのため天皇に関するあらゆることを廃止していきました。
廃止されたものの1つが、春季皇霊祭と秋季皇霊祭です。
これを廃止する変わりに新しくできたのが、春分の日と秋分の日だったのです。
つまり、春分の日と秋分の日がもともと祝日だったわけではなく
もともと祝日だった日を名前を変えて、春分の日と秋分の日にしたということだったのです。
夏至・冬至が平日なのはなぜ?
春分・秋分の日と似たもので、夏至と冬至があります。
春分・秋分の日が祝日なのに対して、夏至と冬至が平日です。
ちなみに、2022年の夏至は6月21日(火)で冬至は12月22日(木)です。
今年は夏至も冬至も平日ですね。
なぜ春分・秋分の日は祝日であるのに対して夏至と冬至は平日なのでしょうか?
理由はカンタンです。
先ほどお話した春季皇霊祭と秋季皇霊祭が関係しています。
春分の日はもともと春季皇霊祭でしたし、秋分の日はもともと秋季皇霊祭でしたね?
そのため祝日になったのでした。
しかし、この皇霊祭は夏と冬には行われないのです。
古来より日本は、春に種を巻いたり稲を植え、秋になると収穫をしていました。
そのため、春には五穀豊穣を祈り、秋には収穫祭をして収穫高に感謝する風習がありました。
ここから派生して、今わたしたちが元気でいるのは、
ご先祖様のおかげと自然のおかげということで春季皇霊祭と秋季皇霊祭を作ったのです。
そのため、夏と冬には皇霊祭がないのです。
皇霊祭がないので、祝日にもならないというわけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
なぜ春分・秋分の日は祝日で、夏至・冬至は平日なのかをまとめてみました。
もうすぐ秋分の日がやってきます。
2023年の秋分の日は、9月23日(土)です。
この日は、ご自身のご先祖様と、自然の恵みを受けられることに感謝をして
お墓参りをしたり、採れたてのお野菜を食べたりして過ごすのもいいですね。
そんな今までと少し違った過ごし方をされてみてはいかがでしょうか?
あわせてこちらもどうぞ