日本で生活している以上、どの都道府県に住んでも逃れることができないのが台風です。
1年の中で8月・9月は特に台風の発生が増加します。
小規模の台風であれば、日常生活を送ることにそれほど影響はありませんが、
台風の規模が大きくなればなるほど、被害は大きくなります。
たとえば土砂崩れを引き起こしたり、浸水を引き起こしたりします。
今回は、そんな被害の中から「停電」について調べてみました。
台風で停電になった時に、どのように対処したらいいの?
復旧までどれくらいかかるの?
普段から何かできることはあるの?
そんな疑問にお答えします!
台風で停電した時の対処法
台風で停電した時は、まず焦らず行動することが第一です。
その上で最初にすることは、
停電しているのが自分の家だけなのか、周辺の家も停電もしているのかの確認です。
停電しているのは自分の家だけ?
窓の外から周りの家の状況を確認しましょう。
この時に、外に出て確認するのは非常に危険です。
停電するくらいの台風が来ている場合、看板やゴミなどが飛んでくる危険性があるからです。
停電が自分の家だけでなく、周辺の家も同様に停電しているのであれば、
電力会社へ連絡しましょう。
電熱器具や危険な電動器具のコンセントを抜く
次にやる対処法は再び電気が点いたときに、火災や電熱器具の故障を防ぐために
アイロン、ドライヤー、ヒーター、ストーブなどの電熱器具の電源を切り、
コンセントを抜きましょう。
電熱器具とは、電源を入れると温かくなるものです。
また、電源が入り動くと危険なものもコンセントから抜きましょう。
例えば、ハンドミキサーや電動ノコギリなどです。
台風で停電する原因
台風で停電してしまう原因は一体なんなのでしょうか?
原因は2つ考えられます。
原因1 暴風
1つ目は、暴風による影響で、ものが倒れたり飛んできたりして、
電線や電柱に引っかかってしまうことです。
よく台風の被害をニュースで、電線に木が倒れている様子を見たことはありませんか?
まさにその状況です。
また、すごく強い風の場合、その影響で電線が切れてしまうことがあります。
原因2 土砂崩れ
2つ目に考えられる原因は、土砂災害による電柱の破損です。
山の近くでは、台風の影響で土砂崩れが起こることが多々あります。
その土砂崩れに電柱も巻き込まれてしまい、電柱が折れてしまったり、電線が切れてしまったりするのです。
停電してからの復旧時間は?
では、次に停電してから、再開するまでにかかる復旧時間はどれくらいなのでしょうか?
規模の大きい災害でライフラインがすべて止まってしまった時
電気・ガス・水道の中で1番早く復旧したのは、実は電気だったのです。
東日本大震災の時には
電気が100%復旧したのは、震災後1週間以内でした。
1週間以内と聞くと、遅いようにも感じるかもしれませんが、
水道の復旧には3週間、ガスの復旧には5週間もかかっているのです。
そう考えると、電気の復旧はとても早いですね。
これは地震の場合ですが、
台風でも被害が大きければこれくらいの時間が必要になることもあります。
特に住宅が密集している地域だと、1件1件復旧していく必要があるので
時間に余裕を持っておきましょう。
無電柱化すると?
無電柱、つまり電線を地中に埋めて電柱をなくすと、もっと早い復旧が見込めるようです。
大雨や台風、雷などでは、そもそも停電しません。
意外なことに地震にも強いようです。
ネックは費用……!!
停電のために普段から対策すること
停電が起きたときにパニックにならないように、日頃から準備しておくことも必要です。
カンタンなところでいうと、電力会社に電話すると言っても
家の電話が使えるとは限りません。
そのために、電力会社の連絡先を携帯の電話帳の中に入れておくのも対策の1つです。
そして1週間電気が止まってしまった場合でもなんとかなるように
いろいろ対策をしておきましょう。
懐中電灯
まず1番大事なものが「懐中電灯」です。
夜に停電してしまった場合、いくら色々備えていても、
真っ暗でその場所までたどり着けなければ意味がありません。
そのため、懐中電灯には暗いところで光るシールを付けておくことをおすすめします。
そして丁寧に棚にしまわず、すぐ目につく場所に保管しましょう。
最近はこのような、LEDで高輝度、防滴防塵の懐中電灯が手に入るようになりましたね。
家にあると、夜に外出する時やキャンプなど、何かと便利です。
USB充電ラジオ
次に、情報を入手する必要があります。
しかし、テレビは使えないので、USB充電や手回しで動くラジオを用意しておくといいでしょう。
周囲が今どういう状況で、台風はもう過ぎたのか、それともまだ周辺に停滞中なのか
それがわかるだけでも心に余裕が持てますよね。
ここまで準備しておいたらひとまず安心です。
しかし、停電が長期に渡る場合は、お腹も空きますよね。
モバイルバッテリー
スマホや携帯電話のモバイルバッテリーも、常に充電しておきましょう。
スマホが使えるだけで、ライトにも情報収集にも、連絡を取り合うにも、とても便利…というより自体が一変しますよね。
蓄電池
最近の蓄電池はコンパクトで、ちゃんといざという時に電気が使えるので、一家に一台必ずあった方がいいです!
蓄電池があるかないかで、停電時の状況は雲泥の差になりますね。
保冷剤
さらに備える余裕がある方は、冷凍庫に保冷剤を用意しておきましょう。
この保冷剤は何に使うのかというと、冷蔵庫の中のものを冷やしておくためです。
1週間冷蔵庫に電気が通らないと、冷蔵庫の中の温度はどんどん上昇し
中にある食材が傷んでしまいます。
夏であれば特に注意する必要があります。
氷枕だと熱があるときにも使えて便利ですね。
長時間冷える物が望ましいですね。
発泡スチロールがあれば、入れましょう。
ドライアイスがあれば、もっと良いですが、残念ながらドライアイスは長期に家庭で保存できません。
↑詳しくはこちらで
カセットコンロ
あとは、カセットコンロもあると食材を調理することができるので
寒い冬は温かいお湯を沸かすことができるので、カップ麺を食べられたり
お味噌汁を作れたり、お鍋を作れたりします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
台風による影響で停電になった時の対処法はお分かりいただけたでしょうか?
1番大事なのは「焦らず行動すること」でしたね。
大事なので2回言いますね。「焦らず行動すること」です。
大規模の台風だと命を落とす危険もあるので注意しましょう。
そして復旧には最長1週間程度かかる可能性があり、
普段から対策できることはまず2つ!
懐中電灯に光るシールを貼って、見えるところに置いておくこと。
乾電池で動くラジオを用意しておくこと。
余裕がある人は、
冷蔵庫内のものを腐らせないための保冷剤の準備と
温かいごはんを食べるためにカセットコンロの用意でしたね。
災害は避けることができず、誰にでも降りかかる可能性があります。
そして命を落とす危険のある災害もあります。
その時、被害を最小限に食い止めるために1番必要なのは
各々が危機感をしっかり持ち、事前にできることを準備しておくことです。
台風が来る前、来た後に
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